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座敷童のいち子

作者:有知春秋
【灰やさらし粉の上に小さな足跡を残し】
【夜中に糸車を回す音を立て】
【布団にまたがり、枕を返す】
 この三文からでは子供の悪戯としか導き出せないが、東北地方に福の神や精霊的な存在として伝承された存在、もしくは【小袖を着たおかっぱ頭の子童が】と三文の主語に加えれば、脳裏に浮かぶ存在がいると思う。
【見覚えのない幼女が縁側に座っていた】
【見覚えのない少年が仏壇に手を合わしていた】
【見覚えのない少女が火事になりそうな台所を知らせてくれた】
 不法侵入者なのだが、小袖を着た子童と同じく語れば尽くせない目撃証言があり、その後には——
【一汁一菜の食卓に一品が追加された】
【家主が出世した】
【家が安泰した】
 ——という感謝の言葉が繋がる。
 いつしか小袖を着た子童や見覚えのない子供は、家の盛衰を司る【座敷童】として信仰された。

 しかし、どんな物語にも裏話があるように、座敷童にも裏話がある。

 座敷童が目撃証言や伝承として語られる前の平安時代、現代では八地方区分された北海道•東北•関東•中部•近畿•中国•四国•九州沖縄では様々な座敷童が人々と交流し、悪戯好きな守護霊として身近な存在だった。

 その身近な存在だった座敷童が現代では……

 座敷童の文化と風習は衰退を極め、目撃証言や伝承しか残っていない。
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エピソード 101 ~ 105 を表示中
4
2017/10/15 18:01
5
2017/10/21 18:03
6
2017/10/29 11:14
7
2017/11/29 10:23
8 おまけ
2017/12/10 07:37
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