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デスゲームを楽しむために  作者: すずひら
間章 新たなる旅立ち
99/143

099 旅立ち2 (+ステータス)

ミオ「作中時間では半年たったけど、投稿始めてからのリアル時間もそのくらい経過してるんだよね」

GM「継続は力なり、ですか。あなたは少々力をつけすぎてるかもしれませんが」

ミオ「そんなことないよ」

GM「」

 「のんびりしたい!」


 数日にわたる商人の護衛依頼を終えて、宿屋へと帰ってきたミオ達。ベッドの上でオニキスに背後から抱きしめられ、ハウライトを膝枕していたミオが突然叫んだことで、鳥と鼠はびくっと震えた。

 その様子に離れた机でスキル《錬成》の実験を行っていたジェードが呆れたようにため息をつく。


 「……はぁ。マスターが唐突なのはいつもの事ですが、今回はいったい何が?」

 「いやぁ、最近いろいろ忙しかったじゃない。依頼もたくさん受けてDランクにも昇格したし」

 「まぁランクEまではギルドカードの有効期限が1か月でしたし、あまりだらだらはしていなかったと思いますが」


 ミオの言葉通り、彼女たちはこの一か月の間に冒険者組合のランクをDに上げている。といっても、試験自体は指定された魔物を討伐してくるというもので、彼女たちにとっては大した試練ではない。30レベル程度の魔物など、討伐よりも探しに行く方がめんどくさいとミオがぼやいていたほどである。

 ランクがDにあがったことで、組合の身分保障が1年に延びた。これにより、ミオ達は向こう1年ギルドで仕事を受けなくてもリュシノン王国に留まることができるようになったのである。

 まだすこしどきどきしてる心臓をなだめつつ、オニキスとハウライトも話に参加する。


 「うむ、充実した一月であったよ」

 「僕も随分人間社会に慣れてきた気がします」


 そう、とミオは呟いて、それから何一つ憚ることなくこう言った。


 「――実はね、わたし働きたくないの」


 ミオの堂々としたニート宣言に思わず遠い目をする一同。


 「(知ってます。だからこそ俺はマスターが精力的になるよう常日頃から願っているんですが……やはりマスターの精神はそう簡単に変わりませんか)」

 「(まぁそれでこそ我が主。もっとも、のんびりするといってもどうするかの具体的なプランはまったく決めてないのであろうがな)」

 「(ですよね……。でもご主人様が望むなら僕はどんな望みだろうと叶えますよ!)」


 ひそひそと《テレパシー》で会話する3人。ミオはそれに気づかず続ける。


 「せっかくこの世界にきてのんびりできるんだから、したいじゃない。お金も結構余裕あるしさ」

 「手持ちは5万Gくらいはありましたっけ」

 「うん」


 このお金は魔物を仕留めた際の素材を売ったり、冒険者組合の依頼達成報酬だったりの合計だ。日々の生活費や装備を作る際の費用などで相当量が消えたものの、いまだにこれくらいは残っていた。


 なお、《始まりにして終わりの地》などの、とても換金できない高レベルの魔物の素材などはジェードの体の中に大量に収納されたままである。


 さらに言うと、彼女たちのパーティーはお小遣い制ではなく個々人でお金を管理しているため、物をため込む性質のあるジェードの財布はなかなかにすさまじいことになっている。一方ですぐに散財するオニキスとお金の重要性をあまり理解していないハウライトはお察しである。


 「まぁ息抜きもいいでしょう。それで、予定はあるんですか?」

 「ないよ」

 「(やっぱりであるか)」

 「でも案はいくつかあるからダイスで決めようと思って」


 そう言ってミオはシステムダイスではなく、実体のある普通のダイスを取り出す。雑貨店で売っているなんの変哲もないダイスだ。ゲーム的なシステムに頼りたくないと、先日彼女が買ってきたものである。


 「選択肢1、海に行く。2、温泉に行く。3、弟君に会いに行く。までは考えたよ」

 「ふむ……なら俺は選択肢4、小人族ドワーフの里に行く、を提案しましょう。装備をもうちょっと良くできるかもしれませんし」

 「では我は竜の里に行きたいであるな。ファスザールを打ち倒した報告もいつかはせねばなるまいて。無論、我は竜と仲が悪いから里の中まで入る気はないが」

 「僕は……うーん、ご主人様の行きたいところを支持します」

 「じゃあダイスの目で決めよう。恨みっこなしね。まず、一回振って出た目の数だけ目的地に行くってことで。ハウ君の6が出たら振り直しね」

 「わかりました」

 「うむ」

 「はーい」

 「それじゃあ、ほいっ」


 出た目は3。よって3か所に向かうことが決定される。続いてミオは3回ダイスを振る。

 結果は、1、6(振り直し)、2、5。


 「よし、じゃあ海→温泉→竜の里の順番で。旅程はジェード君立てておいて。それぞれの場所に一週間くらい滞在するつもりで」

 「……わかりましたよ。海は始まりの街の東側でいいですか?」

 「お任せ―」


 ニート宣言からの旅行決定。そして内容は丸投げという状況に若干頭が痛くなりつつもジェードは律儀に計画を立て始める。

 なにを口にしようともミオには逆らえないのが彼の宿命である。


 ※ ※ ※


 おまけ。現時点でのミオ達のステータス。まぁ軽く見流しておいてください。


 キャラネーム:ミオ (レベル1)

 種族:人間

 職業:神射手×魔物の王

 称号:久遠の支配者 傷だらけの女神 孤高ソロ()竜殺し(ドラゴンスレイヤー) 竜の天敵

 HP:15

MP:5005

STR:10(+734)

POW:10(+5010)

 VIT:10(+5010)

 DEX:10(+160)

 AGI:10(+310)

 LUC:10(+3972)

 スキル:神射手の悟り(レベル619) 神弓術(595) 真理術(483) 神眼(403) 

     魔物の王の悟り(596) 隷属の調べ(277) 戦慄の調べ(200★) 鼓舞の調べ(100★) 調律の調べ(100★) 安息の調べ(100★) 永眠の調べ(100★) 破軍の調べ(100★) 絶無の調べ(32)

     楽器演奏 (200★)

     超感覚(-)

 特殊スキル:神破撃・絶対命令


 装備ロット

 《武器:久遠の獄炎弓(レベル112・STR+724)》

 《頭:始原王の髪飾り(状態異常完全耐性)》

 《首:久遠の獄炎玉(LUC+50、完全炎耐性)》

 《体:始原王の衣(VIT+5000・魔法完全無効)》

 《腕:久遠の獄炎爪(DEX+150)》

 《指:久遠の獄炎石(全+10、獄炎竜化)》

 《腰:始原王の宝玉(POW+5000・MP+5000)》

 《足:久遠の獄炎靴(AGI+300、炎熱操作)》



 個体名:ジェード (レベル289(689))

 状態:正常 ミオの眷属・魂の隷属 (主人:プレイヤー“ミオ”)

 種族:超粘性生命体 (アルティメトスライム)

 称号:魂を捧げし者・全天喰らいし緑の悪魔(ブラックホール)

 HP:???

 MP:-

 STR:-

 POW:-

 VIT:-

 DEX:-

 AGI:-

 LUC:-(+3912)

 スキル:吸収EX (レベル-) -解析 (100★) -分解 (100★) -錬成 (100★)

     変形 (200★) -体積変化 (100★) -形質変化 (100★) -擬態 (100★)

     分裂 (100★) -分体 (100★) -挺身(100★)

     不死 (-)  etc

 特殊スキル:自爆



 個体名:オニキス (レベル73(473))

状態:正常 ミオの眷属・魂の隷属(主人:プレイヤー“ミオ”)

 種族:エルダーグリフォン

 称号:空を統べる者・魂を捧げし者

 HP:32000

 MP:18000

 STR:15000

 POW:10000

 VIT:12000

 DEX:7000

 AGI:13000

 LUC:9000(+3912)

 スキル:天空の覇者(レベル-) 最上級風魔法(200★) 上級光魔法(200★) etc

 特殊スキル:暴風王の威風


 

 個体名:ハウライト (レベル198)

状態:正常 ミオの眷属・魂の隷属(主人:プレイヤー“ミオ”)

 種族:メンタルラット 

 HP:760

 MP:1170

 STR:750

 POW:1120

 VIT:730

 DEX:780

 AGI:710

 LUC:700(+3912)

 スキル:メンタルジャック(レベル145) 

     状態異常耐性:精神(レベル100★) etc

今回の話は作者がいつも裏で振っている裏ダイスを可視化したようなものです。話の展開はこうして女神さまによって決められています。


さて、次は100話ですね。水着! 温泉! とサービス回(?)が続きそうです。

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