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デスゲームを楽しむために  作者: すずひら
session6 白の従者
82/143

082 ハウライト

GM「更新が遅れた言い訳はありますか?」

ミオ「い、忙しかったんです」

GM「年末は忙しいですよね」

ミオ「その代わり色々と設定資料は増えたよ!」

 《敵の首領であるメンタルラットを配下の魔物に加えたあなたは村長の依頼を完了したことになる。さぁ、村へとこのことを報告しに行きたまえ!》


 「……つまり、元凶の魔物は倒したと」

 「そうそう。ガイナスさんたちがこっちで魔物を引き付けてくれたおかげだよー」

 「いや、そりゃあ……」

 「素敵ですっお姉さまっ」

 「おね……? あ、ありがと、ビスチェ」

 「……まぁ、そういうことにしておくか。しかしミオさん、あんたが強いことはわかっちゃいるが、もうちょっと協調性を持った方がいいと思うぜ……」

 「あははー。ジェード君にもよく言われる」


 新しくペットのハウライトを手に入れたミオはガイナスたちの元へと戻ってきた。さきほどの《号令》で彼らが戦っていた魔物たちも逃げ去ったようだ。

 

 「それで、その少年は?」

 

 ガイナスはミオの後ろに隠れるようにしているハウライトに声をかける。

 ハウライトのいまの見た目は大きなネズミの耳と尻尾の特徴を持つ鼠人族の少年だ。背丈はミオよりも若干高い140ほど。毛が立つほどには短い銀髪と透き通るような白さの肌がよく目立つ。


 「あ、この子はハウライト君。さっきそこで拾ったんだ」

 「拾ったって……。ええと、ハウライト君?」

 「は、はい」

 「君、親御さんとかは?」

 「あ、僕一人です。ご主人様のおっしゃる通り先ほどあちらで拾われまして」

 「ご主人様……?」


 二人の関係に怪しさしか感じないと思いつつも、ガイナスはここ数日で培われたスルースキルを発動した。ミオのやることにいちいち反応していたら体が持たないことは良く実感している。

 なお、ケリーはガイナスと同じ心境、ビスチェとキースは『さすがミオさん』といった感じによく調教されている。


 村に戻った一行は討伐の報告をし、村長及び村人たちから多大な感謝を受けた。もっとも、報酬や感謝の宴などは村の規模からして期待できないのは仕方のないことだろう。ミオとしても見返りには宿を一晩貸してもらっただけで十分だと考えている。

 その夜。


 「マスター、どうするんですか、こんなの拾ってきて」

 「そうである。これほど弱ければ役に立つこともないであろうよ」

 「まぁまぁそう言わずに」

 「す、すみませんっ」

 

 前日に引き続いて貸してもらった村長宅の一室でミオとハウライトは、ジェードとオニキスから責められていた。その様は捨て犬(ハウライト)を拾ってきた子供ミオに対するオニキスジェードのようでもある。


 「マスターの戦力が増えて勢力が拡大すること自体は喜ばしいことですが、これ以上の大所帯になると色々と大変でしょう」

 「手下を増やすにしてもこんな鼠ではなくもっと強い魔物を従えるべきである」

 「勢力とか大げさな……わたしはただ、可愛かったからねー」

 「マスターに計画性がないのはいつものことですが、もうすこし衝動は抑えてください」

 「むー、失礼な」

 「ご、ごめんなさい」

 「ハウ君は謝らなくていいのー。で、ジェード君、オニキス。言いたいことは言い終わった?」

 「……まぁ、我が主が決めたことならば最終的には我とジェードは従うであるよ。なぁ、ジェード」

 「……ええ、不本意でも俺とオニキスはマスター決定に異は唱えませんよ」

 「じゃあ問題はないねー。今日からよろしくねーハウ君」

 「この状況で何も問題ないと言い切るマスターを、俺は本気で凄いと思いますよ……」

 「普通はもうすこし遠慮しそうなものであるが……」

 「えー、だって二人とも本心じゃそんなに反対して無かったっぽいし」

 「どうしてそう思うんですか?」

 「えー、勘?」

 「……まったく、我が主には敵わないであるな」

 「あははー。結局のところハウ君が増えて君たちがおろそかにされることが怖かったんでしょ?」

 「そんなストレートに言わないでください……」

 「まったくもー、このこのっ。ういやつめー」

 「わ、ちょ、マスター、抱き付かないでください」

 「……頭ぐりぐり撫でてあげようと思ったけど手が届かない。ジェード君身長高すぎ」

 「ジェードで高いのならば我はどうなるのであるか」

 

 ミオはジェードとオニキスに抱き付き、そのままベッドへとダイブする。その様子をうらやましそうに見ていたハウライトは、


 「ほら、ハウ君もおいでおいで」


 その言葉に満面の笑顔を浮かべると3人の元へと飛び込んだ。


そんなわけで“ハウライト”というタイトルの割にハウ君ほとんど出ない82話でした。

更新遅れたのは忙しかったほかに、展開に詰まったというのもあります。このあとのストーリーのダイスは振ってあったりするんですが、先の方を固めてしまうとそこに行くまでの話が正直ぐだぐだに……。今回の話は何度か書き直したんですが、展開が雑すぎて自分でも読み返したくないです。勘弁してください。


次は1話ハウ君の話を挟んで、弟君の話でも。ミオさん視点では分からないこの世界の一般的な戦闘の様子などもわかるかな。

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