071 冒険者パーティー
GM「ついにブックマークが3ケタになりましたよ」
ミオ「嬉しいねぇ」
GM「PVも毎回1000は超えてるのが励みになります」
ミオ「評価してくれてる人もいるしね」
GM・ミオ「これからもよろしくお願いします」
「休憩中の冒険者パーティーが魔物に襲われてる……のかな?」
「壁際に二人寝かせられていて、交戦しているのは壁役と魔導士ですかね」
「このままでは壊滅も時間の問題になりそうであるな」
戦闘で負傷したのか2人――格好からしておそらく神官と盗賊――地面に横たわっている。そして彼らを守るように槍使いの男性と魔法を使う女性が戦っている。敵のマグマグリズリーとボルケイノウルフはこのメルフィス火山内ではかなり強い部類に入る魔物だ。それが2種5体。オニキスの言ったとおりこのままでは彼らは殺されてしまうだろう。というより、いまも保っているのが賞賛に値するんじゃないかな。
ちなみにどうでもいいけどマグマ・グリズリーを最初にマグマグ・リズリーと読んでしまって「なんか可愛い」と思ったのは内緒。
「まぁ通りがかったのも何かの縁かな」
わたしはアイテムボックスから矢を5本取り出す。幸いなことに熊も狼も燃えているだけで肉体は生身。矢が効く。そして、外す気はないけど冒険者の人たちが予想外の動きをするということも考えられるので一応動きは封じておく。
使うスキルは戦慄の調べ。実はこのスキル、レベルが100を超えたあたりから楽器を使わなくても使えるようになるみたい。しかも、調べといいつつ、音であれば効果は乗る。つまり。
《動くなッ》
これだけで戦慄の調べは発動する。もくろみ通り、魔物と冒険者双方の動きが戦闘中だっていうのにピタッと止まる。
あとは止まった敵を射抜くだけの簡単なお仕事。
ちなみにこの戦慄の調べの派生技をわたしは、ハウリングウルフの使うスキル“テラーボイス”に似てるのでそう呼んでいる。便利だけど、矢の一発で死ぬような弱い魔物にしか効かないのが難点。
まぁこんな声出すだけとかしょうもない技がファスザールとかに通用するわけないよね。
「大丈夫?」
「あ、ああ。助かった、ありがとう。あなた方は?」
「ん、通りすがりの冒険者?」
わたしは地面に膝をついて荒い呼吸をしている男性に話しかける。初対面でお嬢ちゃんとか君とかって表現を使わなかったのでわたしの中での評価がちょっと上がる。質問には冒険者組合でもらったEランクの証明、銅色のステータスプレートを見せる。
男性は少々驚いた顔をして、「なるほど、事情があるのでしょうね」とひとりで勝手に納得した。なんの事情があるんだろう……?
と、そこで戦っていた魔導士の女の人が声を上げた。彼女は戦闘が終わった途端に地面に横たわっている人たちの方へと走って行ってたなぁ。
「ガイナス! ビスチェが!」
その言葉に今話していたガイナスと呼ばれた槍使いの男性は駆け出そうとするも、膝から力が抜けたように崩れ落ちてしまう。今の戦闘で足を怪我したみたい。若干血が流れている。あとは火傷もところどころ。改めて見ると満身創痍だね。
わたしはジェード君に目で合図して、肩を貸すように頼む。……わたしじゃあ体格差があって肩貸せないからね。
「す、すまない。――ビスチェ、ビスチェ!」
わたしとオニキスも倒れている人の方へと向かう。倒れていたのは盗賊風の30代くらいの男性と、神官風の10代くらいの女の子。ビスチェというのは女の子の方らしく、額に脂汗を流しながら苦しそうにうめいている。
「これが最後のポーションだ。……効いてくれ……」
ガイナスの願いは通じたのか、ポーションを飲ませられたビスチェの様子は次第に落ち着いた。ガイナスと女の人はほっ、と息をつく。
このまま「じゃあね」というのもなんだかアレなので、わたしは何があったのか話を訊いてみることにした。
そんなわけでブックマークが100件超えました。追っかけてくれる人がいるというのは本当、モチベ上がります。いつも読んでいただきありがとうございます。
感想などもお待ちしております。
誤字脱字報告とかも……(こっちは存在しない方が嬉しいけど)。




