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日本を救うって……これ、どうすればいいんだ?

1話のPVが100を超えて驚いてます!

皆さん、こんな拙い文をお読みいただきありがとうございます。


今回は短い更新になりますが、マッカーサー視点と大和視点を意識しています。読んでいる方に少しでも戦後の日本の状況がリアルに伝わると幸いです!


追記 9/4

評価&ブックマークしていただいた方々本当にありがとうございます!

そして、読んでいただいてる方々ありがとうございます!

自分でもまだ自信のない文ですが、皆さんのおかげでモチベーションを保てています。

なるべく、皆さんの期待に応えれるように頑張っていきたいと思います!

僕はその光景を見て、実際のマッカーサーが語った言葉を思い出した。


――日本人は誠実に降伏を履行しているようだ。


――占領が流血なしに秩序正しく進んでいる。


「まったく、その通りですな!」


部下らしき男が反応する。


「……!」


どうやら、口に出してしまっていたようだ。


少し恥ずかしくなりながらも、俺は本物のマッカーサーが語った、その言葉の意味を考える。


来日したマッカーサーは、まだ日本軍が抵抗する可能性を考えていたのだろう。


しかし、現実には――


敗戦国となった日本軍の兵士たちは、抵抗することなく占領を受け入れている。


これは、マッカーサーにとって嬉しい誤算だったのだろう。


なぜなら、大規模な戦闘を行うことなく、日本政府や日本軍の組織を利用しながら占領を進められる可能性が高くなるからだ。


そんなことを考えていると、迎えの車が来たようだ。


よく見ると、その車は日本側が用意したものだった。


車に乗り込み、移動を始める。


窓の外を見ると、道路沿いに日本兵が立っていた。


銃を向けるわけでもない。


ただ、こちらに背を向けて立ち、将校たちは敬礼している。


少し前まで、


「アメリカ軍を殺せ」


と言われていた軍隊が――


今は、自分たちを乗せた車列に敬礼している。


「…………」


これは、戦争の勝敗が一つの道路の上で、目に見える形になっていた。


俺は苦い思いを感じながらも、彼らの姿が見えなくなるまで見つめていた。


ーーー


しばらく車に揺られていると――


俺の目に、衝撃的な光景が飛び込んできた。


それは、戦争によって破壊された都市だった。


火災によって焼けた跡。


戦争によって住む場所を失った人々が暮らす、粗末な住居。


そして、倒壊した建物と瓦礫の山。


だが、すべての建物が壊れているわけではない。


まだ使用できる建物も残っている。


しかし、その一部はアメリカ軍が使用するため、日本人が掃除をしているという。


そんな光景を見て、俺は複雑な気持ちになった。


(これが……かつての神奈川……)


今では、見る影もない。


(これが……戦争によってもたらされたものなのか……)


目を背けたくなる現実が、そこにはあった。


ーーー


俺が悲惨な日本の現状に悩んでいると、車はホテル・ニューグランドへ到着した。


ここは、近くの横浜税関ビルがアメリカ軍の司令部として使用されることになっている。


そして、このホテルはマッカーサーたちの滞在先となる。


つまり、このホテルも占領統治の拠点の一つと言っても過言ではない。


ちなみに、このホテル・ニューグランドは令和の現在でも営業を続けている。


マッカーサーが滞在した315号室を含む一部の部屋は、現在では「マッカーサーズスイート」と呼ばれている。


ホテルの中へ入る。


すると――


「…………」


なぜか、懐かしさを感じた。


俺自身が、このホテルに来たことはない。


なのに――


身体が、この場所を知っている。


俺の魂ではない。


まるで、マッカーサーとしての身体が、この場所を覚えているかのようだった。


すると、部下の一人が声をかけてきた。


「元帥は昔、大統領の警護で奥さんと、こんな良いところに泊まっていたんですね」


「……ああ」


俺は少し考えてから答えた。


「だから私にとっては、初めての場所ではないな」


「なるほど」


そうか……。


ここはマッカーサーにとって、単なる敵国の占領地ではない。


かつて妻と泊まった、思い出のあるホテルなのだ。


だから、この身体は懐かしさを感じているのかもしれない。


俺は315号室へ向かった。


部屋は横浜港に面している。


窓の外には、美しい横浜港が広がっていた。


「これは……マッカーサー本人も気に入っただろうな」


思わず、そう呟く。


すると、急に身体の疲れを感じた。


「……今日はもう寝よう」


俺は明日に備え、眠ることにした。


ベッドに横になり、目を閉じる。


しかし、頭の中から今日見た光景が消えない。


焼け跡。


瓦礫。


敗戦した日本兵。


そして、アメリカ軍に占領されていく日本。


(…………)


こんなボロボロの日本で――


俺は、いったい何ができるのだろう。


日本を救う。


そう簡単に考えていた。


レポートを書く前の俺なら、いくらでも対策を語れただろう。


けれど――


実際にこの国を見てしまった。


俺が考えていた「日本を救う」という計画は、現実を前にして、少しずつ崩れ始めていた。


「…………俺に、本当にできるのか?」


その答えを出せないまま、俺は眠りについた。


ーーーー


同じ頃――横須賀。


「日本軍は、直ちに武装を解除せよ」


横須賀では、アメリカ海兵隊や海軍部隊が日本海軍の主要基地を占領していた。


日本側は命令に従い、抵抗することなく武装を解除していく。


こうして、アメリカ軍による日本各地の武装解除は進められていた。


そして――


1945年8月30日。


日本列島の軍事的支配権は、少しずつ日本政府・日本軍から連合国軍へと移っていった。


この日を境に、日本の戦後史は大きく動き始める。


ーーーー


翌日。


ついに、マッカーサーによる日本統治が本格的に始まる。


この悲惨な日本を、大和皇雅は救うことができるのだろうか――。

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