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Kissから始まる魔法学園  作者: 栗間屋 ラヒ
第5章 Kissから始まる文化祭
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第91話「明緑祭1日目!!」

「なんでこんなことになったんだろう?」


ため息を漏らしてから、ついついこんな言葉がオレの口から漏れてしまう。

そして、オレの目の前に広がる光景を見ると、またため息が漏れてしまった。


本気で、なぜこうなったかを考える。


そして、オレは思い出した。

──『全部、ウチの義妹バカが悪いんじゃねぇか?』と。











──一時間ほど前、オレは猫耳メイド喫茶で暴れた義妹バカにゲンコツという制裁を加えた。


そして、オレたちは次の展示を見ようとして、校内を徘徊していた。

そして、とある集団を見つけたのだ。


それは、明らかに他人の迷惑になっている他校の生徒。

制服を見たところ、明紅の生徒たちであろう、紅いブレザーを纏っていた。

そして、明紅の生徒にしては珍しく、ガラの悪そうな連中だった。


なんだか、クラスの出し物が気に入らないらしく、教室の前で明緑ウチの生徒と争っている様子だった。


それを見て、オレは仕方なく、いちゃもんをつけられているクラスの人に声を掛けた。


「どうしました?」


「俺らのクラスではさまざまなパンを売っているんだがな、メロンパンを購入したこの人たちが急にいちゃもんを吹っかけてきてな。」


との話だったので、いちゃもんを吹っかけている本人たちに聞くことにした。


「どうしました?」


オレの問いにガラの悪そうな男の中で先頭に立って、いちゃもんを吹っかけてきてきたヤツが話し始めた。


「オレのメロンパンの皮がさっき買ったのより甘くねぇから、もっと甘いのよこせって言ってんのに、コイツは仕方ねぇって言うんだよ、お前、どう思う?」


いや、知らねぇよ!

そんなん、お前の味覚の問題だろ!

つか、お前、その風貌で、よくメロンパンなんてかわいい物食うな、オイ!?


と、言いたくなったが、オレはその言葉を口に出すことなく、しっかりと愛想笑いを続けて、次の言葉を考え始めた。

すると、オレの後ろからよく聞いたことのある声が聞こえてくる。


「おにーさんたちさ、そんな細かいこと気にすんだね。つか、そんなん、おにーさんたちの味覚の問題でしょ?つか、おにーさんたち、よくその外見でメロンパンなんてかわいい物食べるね。ちょっとウケる。」


オレは愛想笑いだけは崩さなかった。

だが、心の中では正直、ヤバいと感じていた。


そして、そんなことを言われて怒っているガラの悪そうな連中は、もちろん、怒りが顕になっております。


「なぁ、お前ら、ちょっと話をしようぜ!誰もいないところでなぁ!」


そう言って、オレらは誰もいないココに連れられてきた。




それにしても、どんなクレーマーだよ!

めんどくせぇヤツらだな!


正直、明紅もウチの爺さんが理事長やってるし、別にシバいても構わないと言われてるから、こうするつもりだったけどさ。


向こうからオレをココに連れてくるとは思わなかったぞ。



まぁ、早くシバいて校内に戻りますか。



つーわけで、早く手を出してくれないかな。

こっちから手を出すのはちょっと気が引けるし。



って、おっと、早くも手を出してきた。

不意打ちだったが、もちろん、ちゃんと避けている。

そして、シバくためにオレが右腕が振るう直前、


「ちょっと待った!」


オレは聞こえてきた声に止まった。

それは、どこかで聞いたことのある声だった。


見ると、長い茶髪を後ろで束ね、メガネをかけた美少年が立っていた。

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