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Kissから始まる魔法学園  作者: 栗間屋 ラヒ
第4章 Kissから始まる決闘
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第85話「・・・負けた!?」

・・・負けた、のか、オレは?


オレが師匠を倒した覚えもなく、模擬戦が終了したということはそうなんだろうが。


だが、それにしても、あの最後の動き、まったく見えなかった。

それに、最後の最後、倒される前のアレはなんなんだ?


そこんとこ、ちゃんと師匠に聞かないとな。




と、考えてるところに師匠がやってきた。


「よくやったなぁぁあ!合格だぁぁあ!そんなお前には、桜と結婚することを許してやるぅぅう!」


こんなことを言いながら。


「いや、色々とツッコミを入れたいところがありますが、待ってくださいよ、師匠。最後のアレ、なんなんですか!?」


そんな師匠にオレは抱いていた疑問をぶつける。


「なんのことだぁぁあ?」


「いや、とぼけないで下さいよっ!最後、なんで急に師匠の体が消えたんですか!?」


「あぁ?アレかぁぁあ?お前が見えないくらい、速く動いただけだぁぁあ!まぁ、ちょっと本気を出しただけの話だなぉぁあ!まぁ、お前も大人になればお前にもアレぐらい出来るようになぁぁある!」


と、しれっと答えた。

それにまだまだ自分の未熟さを感じながら、もう一つの質問をぶつけた。


「最後、喋ったとき、いつもの感じじゃありませんでしたよね!?どうしてですか?」


すると、師匠は


「・・・なんでもねぇぇえ!気にすんなぁぁあ!」


一瞬だけ顔を歪めてから、いつもの調子でこう言った。

だから、オレはそれ以上の追求を諦めた。







そして、オレが支度をして帰る直前に、ある話を師匠から聞いた。

それは、

明緑ウチが擬似魔法戦争で負けた』というものだった。


オレも『明緑が負けた』ことだけを聞けば、妥当かな、なんて最初は思った。

オレのいない去年も優勝校は明紅だったし、明紅に僅差で負けることもあるだろうと思ったからだ。


だが、オレの予想は完全に裏切られることとなった。


なぜなら、明緑が負けたのは明紅ではない。

準決勝で明紅を打ち破った高校に負けたという。

しかも、それは今年初参加の学校だという。


師匠から、魔法学園競技大会の話を聞くと集中力が下がるという理由でこの話を聞いていなかったオレは驚いた。

そして、師匠にその話を追求した。


しかし、オレの修行に付き合っていた師匠が深く知るはずもなく、大した情報は得られなかった。







そして、師匠との話を終えたオレは師匠に礼を言って、学生島に帰ることにした。

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