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Kissから始まる魔法学園  作者: 栗間屋 ラヒ
第4章 Kissから始まる決闘
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第76話「再戦」

模擬戦が始まった。

そして、オレはそれと同時に駆け出す。

それも肉体強化の魔法を使っているので、かなりのスピードでだ。

そして、右手に握られている剣を振り抜く。

氷の壁を作ってくると思ったので、炎属性の魔法を使い、炎で剣を覆っている。

だが、レインが作ったのは水の壁で、炎は消火され、オレの剣は遮られてレインには届かない。


そして、それを気づくと同時に、オレは剣を抜く。

いや、抜こうとしたつもりだったのだが、レインの水に絡め取られてしまった。

そしてお返しに、オレには大波ビッグウェーブという水属性の魔法をくれやがった。


そして、オレはそれをバックステップで避けようとして気づく。




──コレ、至近距離で放たれたら、避けられなくね?




その疑問の通り、避けられなかった。

オレは回避方法として、バックステップを選択したが、横に跳んでも避けられないと思う。


そう考えると、至近距離からのウェーブ系の魔法ってすげー効果あるんだなぁ、と思う。

そして、こんなことを瞬時に出来たレインに関心する。

今ので、レインが成長していたことがわかったからだ。


そう考えると、すごい楽しくなりそうだ。

レインとの模擬戦を忘れていた過去の自分を怒りたくなるほどに。

そんなことを考えると、つい笑ってしまう。



だが、オレはふと一つのことに気づいた。

そして、オレの笑いが止まった。


なぜなら、氷で作られた巨人が目と鼻の先に立っていたからだ。

もちろん、レインが魔法で作ったのだろう。

──オレが一人で笑っているときに。




突然、氷の巨人がオレに右ストレートをぶち込もうとしてくる。

それは、当たったら痛い、じゃ済まないくらいの威力を伴っていることがわかる。

だから、オレは受け止めるなんてバカな真似はせず、普通に避けた。


そして、鋼属性の魔法で剣を作り、氷の巨人に切りかかる。

愛のように綺麗な剣でもないし、切れ味も悪いだろうが、炎を纏っているので、氷の巨人にダメージを与えることは十分可能なはずだ。


氷の巨人はあっさりと切れた。

が、すぐに再生した。

再生速度は前に戦ったときよりも早い。


だが、オレは同じ箇所を何回も切り続けたので、今は修復が遅れているようだ。




そうやって、氷の巨人の相手だけをしていると気づいたことがある。

以前のように、レインが魔法を放ってこないことだ。


なので、氷の巨人のパンチを避けているときにチラッと、レインの方を見た。

そして、オレは驚愕するものを目にした。



それは、詠唱しているレインの姿だった。



氷の巨人2体を相手にするのは、流石に厳しいと思ったオレは、レインに全速力で向かう。

だが、遅かったようだ。


オレがレインに向かって走ってから、ほんの数秒後、レインの背後には水の塊が現れた。

否、ただの水の塊ではない。

周りに冷気を放っていて、とても危ない香りのしそうなモノだ。

そして、そこから龍の頭がオレに向かって伸びてきたのだった。

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