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Kissから始まる魔法学園  作者: 栗間屋 ラヒ
第4章 Kissから始まる決闘
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第74話「激突」

愛と桜の戦いは長きに渡った。

もう、それはそれは、長い戦いで、模擬戦が始まって1時間ぐらい経った今でも激突しあってている。

しかも、同じような光景が延々と続く。


よって、今、オレたちはめちゃくちゃ眠かった。


だって、当たり前だろ?

いくら好きでも、同じ動画を何度も何度も見ていたら飽きるのと同じだ。


だが、これでも頑張って起きているほうだと褒めて貰いたい。


だって、昨日からこの戦いを見ていたレインと桃香なんかは、すっかり席に寄りかかって眠ってしまっている。

・・・まぁ、仕方のないことなのかもしれないが。




あぁ、オレも寝たい。

そんな欲求がオレを支配していく。


だが、オレの場合は眠れない。

頑張って起きていなければいけないのだ。



なぜなら、おそらく模擬戦終了後に感想を求めてくる愛にきちんとした感想を言わななければならないからだ。


そう、きちんと・・・・だ。

『ここがこうで良かったですよね?』とか、『このときは改善の余地がありました。どうすればいいと思いますか?』とか、きちんと聞いてくる愛には、ちゃんと見ていないとバレてしまう。


そして、そのことがバレると・・・


いや、やはり言わないでおく。

1回だけ経験したことがあるが、なんて恐ろしい経験をしたんだろうとオレは思った。

だから、流石にアレを言葉にするのはちょっとな。


オレも思い出して鳥肌が立った。


だが、そのことが少し眠気覚ましになったので、少し皮肉な気分だ。






眠くなりながらもずっと愛と桜の戦いを見ていると気になることがあった。

それは、双方ともに未だに魔力がきれていないことだ。


たしかに、ほとんど肉体強化の魔法だけを使っている2人だが、これだけの時間、ずっと自身をフル強化していれば流石になかなかキツいんじゃないか?




オレの予想は当たっていたらしく、2人ともその場で詠唱を始める。

そして、最初に詠唱が終わったのは桜だった。


桜の背後に大きな竜巻ができる。

それは、すごい風圧を周りに飛ばしているらしく、術者である桜の髪が風でなびくほどだった。



そして、その竜巻は猛スピードで愛に向かっていった。

そのとき、まだ愛は詠唱をしている。



そして、竜巻が愛に当たるギリギリのところで愛の詠唱が終わったようだ。


いつの間に、愛の前には、立派な鋼鉄のたてがみと強靭な四肢を持った鋼の獅子が咆哮をあげて、立っていた。

もちろん、愛が詠唱魔法で作ったものだ。



そして、獅子は竜巻の中へと立ち向かい、桜の竜巻をなんとか退ける。

そして、桜の下へと猛スピードで駆けていく。



だが、桜の竜巻はまだ存在していて、獅子に向かって猛スピードで向かっていく。



そして、竜巻と獅子は愛と桜、両名の真ん中ぐらいの位置で激突した。

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