表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
Kissから始まる魔法学園  作者: 栗間屋 ラヒ
第4章 Kissから始まる決闘
70/95

第70話「笑って剣を振るう」

突然キスをされたオレは硬直してしまった。

だが、すぐにこの状況を理解し、とりあえず魅月から体を離した。


だが、魅月は迫ってくる。

が、



「いや、今、模擬戦の最中だから、そういうのはダメだろ!」


オレはそう言って、魅月を止めた。

それを見た魅月は、ニコッと魅月らしからぬ笑顔を作る。

そして、


「はぁ・・・そうだね。まったく、慧は真面目なんだから。

でも、いつもみたいな慧の感じに戻ったからいいや。」


と、ため息をついたあとにそう言って、オレに背を向けた。

そして、来た道を戻っていこうとする直前で、


「私、今からさっきまでいた場所に戻るから、攻撃しないでね。

あ。あと、二つだけ、お願い聞いて欲しい。」


と言って、立ち止まった。

それに、オレはいつものように聞いてやった。



「なんだ?言ってみろ。」


「一つめは、模擬戦の最中にキスするのがダメなら、終わったらキスして。」


「って、おい!待て!なんでそうなるんだ!?」


魅月の発言にいつものようにツッコミを入れる。

それに、魅月は真面目な顔で聞いてきた。


「え?ダメなの?」



おいおい、それを言っちゃダメだろ。

今、お前はオレが大事にしなくちゃいけない人になったんだから。

だから、


「いいよ。わかった。」


と、言ってやった。



それを聞くと、魅月はオレに笑ってから、背を向けた。

そして、


「じゃあ、二つめ言うね。

私との戦いをめいいっぱい楽しんで。・・・それが1番、慧らしいってことだから。」


そう言って、魅月は歩き出した。







──魅月が見えなくなってから数分後。

オレは考えごとをしていた。




魅月の言う通りだ。

オレは最近、桜に勝ち続けていて天狗になっていたのと、負けたくないというプライドから、いつもみたいに戦いを楽しめていなかった。



でも、今からは違う。

本気でこの勝負を楽しもうと思う。

だから、どれだけ力の差があろうとも、諦めず、笑いながら、剣を振るう。




と、考えていたことはそんなことだったたが、他にもう一つ考えていた。




それにしても、あのキス、どこか異変を感じた。

それがなにかはわからない。

でも、なんかおかしいのはたしかだ。


いや、あんな言葉を言われたあと、しかも、キスをされているあとに考えることとしてはおかしなことだ。


だが、なぜかオレはいろいろと考えてしまった。

そして、異変の正体に気づいた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ