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Kissから始まる魔法学園  作者: 栗間屋 ラヒ
第3章 Kissから始まる魔法学園競技大会 春の部
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第48話「オレの戦い」

オレ、神谷慧と愉快な仲間たちは、今、敵陣にまで攻め込んでいた。

カイン・アドルフと遭遇した場所から、爆発の轟音が聞こえる。

が、あの高田なら問題ないだろう。

今、オレが警戒しなきゃいけないのは・・・


「って、おっと!」


あっぶね!

地面が槍みたいになって、襲い掛かってきた。


と、いうことは、恐らくアイツがいる。

───明紅の頭脳、滝川紫龍が。


今は敵陣に集まっているたくさんの敵の中にかくれているのか、こちらからは確認できないが、確実にいるだろう。

なら、オレのやることは1つしかない。

滝川紫龍を倒して、敵陣のクリスタルに魔力を注ぎ込み、勝つこと。

そのためには、まず周りの敵が厄介だ。

なんとかして、滝川紫龍と周りのヤツらを離せないか?


と、オレがそんなことを考えていると、横から声がする。


「慧、周りの敵は私たちがなんとかする。だから、慧は滝川紫龍をやって。」


声のする方を向くと、そこには、魅月が立っていた。

そして、反対の方からも声がする。


「そうですね。ここは私たちに任せて、慧様は思いっきり戦ってください。」


こちらは、レインだ。

そして、次々と後ろや横から声が上がる。


「じゃあ、お言葉に甘える。頼んだぞ。」


みんなの言葉に頷いて、オレはそう言った。

そして、次の瞬間、オレは駆け出す。

敵が魔法やら斬撃やらを飛ばしてくるが、後ろからの援護がそれを防いでくれている。


そして、オレはようやく、探していた姿を見つけた。

そして、オレはそいつの姿を見ると同時、そいつを剣で斬りつける。

もちろん、そんな単純な攻撃、弾かれたが、ダメージを与えることが目的じゃない。

これの目的は、敵陣で戦うみんなとオレとを切り離すためだ。


実際、オレは、斬りつけた相手を敵陣から吹き飛ばし、敵陣から離した。

だから、今から行われる戦いには、オレしかいない。

だから、この戦いはすでにオレの戦い・・・・・だ。

負けるわけにはいかねぇ!


「味方からボクを分断したか、いい判断だね。」


オレが今から行われる戦いへの決意を胸にして、目を相手の方に向けると、長い茶髪を後ろ束ねた、メガネをかけた美少年が微笑みながらそんなことを言ってくる。


「そりゃ、どーも。」


オレはそれに対して、適当に返事をする。

そして、目に魔力を込めた。

そうやって、、魔眼を発動する。


「ほう、紅い瞳とは、魔眼持ちかな?」


そうやって、関心したように聞いてくる。


「まぁな。・・・と、そんなことはいい。早くおっ始めようぜ?こっちも早くあんたを倒さないと、怖い先輩に怒られちまうんだ。」


が、それを適当に流し、あからさまな挑発を混ぜながら、おどけたように言う。

が、それを気にもとめず、


「まぁ、そうだね。ボクも早く敵陣に戻らないといけないし、早くやろうか。」


そして、滝川紫龍は武器を構えた。

ヤツの武器は黒い鞘に入れられた刀だった。

その刀を見た瞬間、オレは身震いする。

その刀がなにか禍々しいモノを発していたからだ。

でも、身震いは一瞬で止まる。


なぜなら、そんなこと、ミーティングで知らされていたからだ。

だから、なんとなく予想はついていたが、ここまでとはな。

少し驚いた。


そう思いながら、オレは武器を構えた。




──こうして、オレの戦いが幕を上げた。

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