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Kissから始まる魔法学園  作者: 栗間屋 ラヒ
第3章 Kissから始まる魔法学園競技大会 春の部
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第40話「二属性同時」

「もうそろそろ、オレ様も魔法使っちゃうよ〜。」


もう使ってんだろ!

と、心の中でツッコミを入れつつ、ウザ男が突っ込もうとしてくるので、それ躱す。

そして、躱した方向に竜巻が飛んできたので、それは鋼鉄砲(アイアンキャノン)でかき消した。

が、さっきのようにカウンターを入れるタイミングを失ったので、こちらからは攻撃ができなかった。


「おぉ〜、よく避けたねぇ〜。じゃあ、これはどうかな?」


今度は避けたあと、竜巻が2つ、左右から同時に向かってくる。

もちろん、鋼鉄砲(アイアンキャノン)で二つともかき消したけどね。


「じゃあ、これでどうだ!」


そう言って、突っ込んでくる、調子に乗ったウザ男の拳を今度は敢えて避けず、鋼属性の魔法でガッチガチに固めた右ストレートをお見舞いしてやる。

すると、拳と拳が触れた瞬間、ウザ男の拳から鳴っちゃいけない音が鳴った。


あ、コレ、拳が潰れちゃった感じの音だ。 ざまぁ(笑)


「チッ。右がぶっ壊れたか。やるな。」


舌打ちをしたウザ男が右手を見て言った。


「でも、まだまだこれからだぜ!」


と、言って、突っ込んでくる。


懲りないな。

と、内心思いつつ、先ほどと同じように鋼属性の魔法でガッチガチに固めた右ストレートを放つ。


が、オレの拳が届く前にオレは吹き飛ばされた。

そして、ウザ男の追撃のパンチを食らい、更に吹き飛ぶ。

だが、ウザ男の追撃はまだ終わらない。

吹き飛んでいるオレに竜巻が飛んでくる。

それをかき消そうと、鋼鉄砲を放つ。

そして、竜巻をかき消したのを確認して、オレは地面にようやく着地する。


体の至る所を鋼属性の肉体強化魔法でガチガチにしていたので、大したダメージはない。

が、ウザ男のドヤ顔を見て腹が立ってきた。

こう、なんか、見ただけでイラッとくるような顔だ。


もう終わらせてやる。

そう思ったオレは詠唱を開始する。


「あぁ、鋼よ、鋼鉄よ!我が魔力を媒介にしてこの世界に顕現せよ!そして、我が雷と共に我が敵を殲滅せよッ!」

轟雷の鋼槍(ライトニング・メタルスピア)ッ!」


詠唱が終わり、オレの魔法が完成したとき、巨大な鋼の槍が顕現していた。

しかも、それは雷を帯びていて、凶悪な音を轟かせていた。


それが、ウザ男のもとにものすごいスピードで向かっていく。

そして、それはウザ男は体に突き刺さり、一気に放電した。


ヤツは、胸を貫かれたダメージと電撃の威力によって戦闘不能となった。


これが、オレが特訓のときに編み出した二属性を同時に扱う詠唱魔法。

この轟雷の鋼槍(ライトニング・メタルスピア)はその中の一つだ。


それにしても、凄い威力だな。

特訓の最中は、人に向かって放ったことがなかったから流石に驚いた。

だが、実戦で使えるのが分かったので、驚きはすぐに喜びへと変化した。




少しの間、こみ上げてくる嬉しさに暴走していたが、すぐに敵陣を目指す。


そして、数分後、敵陣へと到着する。

敵の本陣にいる敵の人数はやはり多く、30人近い人数がいた。


が、オレはその程度じゃ止まらない。

右手に持っている剣を振り回し、敵陣へと突入する。


そして、敵の遠距離からの魔法と向かってくる敵を躱し、とにかく敵を斬って、斬って、斬りまくる。

途中、魅月の狙撃があり、何人か離れた位置にいる魔法使いが減っていった。

最低でも20人は斬ったところで、敵が全滅した。


なので、敵陣にあるクリスタルに魔力を流し、この戦いを終わらせる。


こうして、明緑(オレたち)は危なげなしに4回戦を突破した。

そして、次の準決勝へと駒を進めた。

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