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Kissから始まる魔法学園  作者: 栗間屋 ラヒ
第3章 Kissから始まる魔法学園競技大会 春の部
39/95

第39話「竜巻」

今回からは、オレも敵陣へと乗り込めるようになった。

しかも、基本的に自由に行動していいと言われている。

なので、アナウンスを聞いた直後、今回のフィールドは草原であるため、よく見える敵陣へとオレは駆け出す。

後ろには、魅月、レイン、桃香、姫依、愛の5人がついてきている。


って、おっ!

早くも敵に出会った。


敵は、6名。

各一人ずつ相手をすれば、いいだろう。


だが、さっきのイライラと、3回戦まで敵陣まで乗り込めなかったので、一人で6人を相手にすることにした。


肉体強化魔法で相手の懐に飛び込み、近くにいた二人を転送魔法で手にした剣で斬りつける。

そして、魔法を使おうとした相手を火炎砲(フレイムキャノン)で倒す。


あと3人のうち、2人が近づいて近接戦闘を、残り1人が魔法を使おうとしていたので、近づいてくる2人にカウンターを入れ、魔法を使おうとしていた最後の1人は、鋼鉄砲(アイアンキャノン)という鋼属性の魔法で倒させてもらった。

なにか物足りない気がしたが、先を急ぐ。



数分後、オレたちはまた敵に出会った。

敵の数は9人。

中には、廊下で会ったあのウザ男もいた。


オレはヤツの顔に挨拶代わりに、鋼属性の肉体強化魔法でガッチガチに固めたパンチをお見舞いしてやる。

パンチをもらったヤツは吹っ飛ばされ、凄い勢いで転がっていく。


あっけなさすぎんだろ!?

あんな大口叩いてたから、どれだけ強いのかと思ったのに・・・

なんか、ショックだよね。


そんなことを気にするよりも、残りの8人がオレに向かってきたので、そっちの相手をする。


剣を持って接近してくる相手にはタイミング良くカウンターを、魔法を使おうとしている相手には、火炎砲(フレイムキャノン)を浴びせ、どんどん戦闘不能にしていく。


が、敵が残り3人になったとき、視界の端からなにかが飛んできた。

オレは間一髪それを避ける。


すると、そこには、


「あ〜、痛ェ。俺様のハンサムフェイスに傷がついちまったぜ。」


顔にこれでもかと言うほど触れまくってる、ウザ男が立っていた。


あれ?

アイツ、さっき吹き飛んで戦闘不能になったと思ったのに。

まぁ、いっか。

また、吹き飛ばせばいいだけだし。

と、オレが突っ込もうとして、やはりオレは突っ込むのをやめた。

なぜなら、ウザ男の雰囲気が変わったからだ。


さっきまでの大したことない雰囲気が一変し、好戦的な雰囲気になっている。


「じゃあ、そろそろ俺様も本気を出していくかな。」


そう言って、ウザ男は拳を胸の前に構える。

簡単に言うと、ボクシングの構えだ。

そして、足はステップを踏んでいる。


それは、明らかにボクサーの動きだった。


「じゃあ、行くぜッ!」


ウザ男はそう言って、オレに突っ込んでくる。

結構なスピードだ。


それをオレは避け、カウンターに火炎砲(フレイムキャノン)をかます。

高田さんのときと同じだ。


そして、吹き飛ばされたウザ男は高田さんと同じように立ち上がる。


「オイオイ、いってぇなァ。」


そう言って、また突っ込んでくる。

が、それは先ほどと同じスピードだ。

なので、それを躱し、同じようにカウンターに火炎砲をかまそうとしたそのとき、オレは吹き飛ばされた。


なにに吹き飛ばされたかって?

もちろん、それはパンチに。

ではなく、ヤツの魔法によってだ。


そして、吹っ飛ばされたオレはヤツの方を見る。

気づけば、ヤツの周りには竜巻が発生していた。

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