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Kissから始まる魔法学園  作者: 栗間屋 ラヒ
第2章 Kissの前に始まる政略結婚!?
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第25話「戒めの鎖」

今、オレの右手は雷属性の魔法でバチバチ言っている。


その右手を銃のような形にし、その雷を前に立つ二人に向け発射する。


その雷が二人の間を一閃する。


すげぇな。

コレが雷属性の魔法か。

炎属性の魔法よりも格段に速く、鋭い。


だが、コントロールが難しいな。

その点においては炎属性の魔法の方が断然いいといえる。


だが、今回は相手の攻撃の手数が多いため、コントロールよりもスピードを重視する戦いだといえる。


そのため、雷属性の魔法(こっち)の方が今回の戦いに向いている。


実際、今、戦っている感じ、こっちの方が断然手応えがある。


「って、おっと!?」


向こうも本気を出してきたようだ。


水の腕の数がさっきと比べて格段に多くなっている。


「チッ、雷撃(サンダー)ッ」


D級魔法、雷撃(サンダー)でコチラも応戦する。


そして、一筋の雷が、水の腕を貫く。


「いいッ!いいですよッ!素晴らしいですッ!これでこそ殺しがいがあるというものッ!」


戦闘狂は狂った笑いを浮かべて言う。


チッ、あの戦闘狂め。

なんかほざいてやがるな。


気持ち悪いし、もうそろそろコチラの戦いは決着(ケリ)を着けよう。


「雷帝よ。彼の者に雷の裁きを与えるため、汝を呼び覚ます。我に力を与えよ。彼の者を穿つ雷撃を!彼の者を捕らえる戒めの力を!」

戒めの雷鎖(エレクトリック・レッスンチェーン)


何本ものデカい雷の鎖が、魔力によって生み出されていく。


そして、雷の鎖は恐ろしい速さで灰原アレンに伸びていく。


灰原アレンは水の腕でガードをするが、水の腕は雷の鎖に触れた途端に消えていく。


水が電気によって水素と酸素に分解されているからだ。

いわゆる水の電気分解というヤツである。


すべての水の腕を消して、雷の鎖は灰原アレンに巻きついていく。


そして、かなり高い数値と思われる電力が灰原アレンの体に走る。

そして、灰原アレンは気絶した。


「じゃ、姫依の手助けに行きますか。」


姫依は魔力が切れかかっているようで、かなり消耗しているようだった。

だが、それは羽鈴社長もだった。


なので、戒めの雷鎖(エレクトリック・レッスンチェーン)で羽鈴社長を囲み、高電圧で羽鈴社長を気絶させた。


「ふぅー、なんとか、終わった。」


「ええ、そうね。じゃあ、警察に電話しましょうか。」


電話して数分後、警察がきた。

オレと姫依は事情聴取を受けてから解放された。


その後、オレと姫依は学校の保険室で怪我の手当てをした。

まぁ、大した怪我はなかったのだが。


その後、オレは家に帰る。


だが、そこで問題ができた。

なぜか、姫依も同じ部屋に来たのだ。


「なんで、姫依はウチに来たのかな?」


「一応、慧のおじいさんにはok貰えたけど。」


「なッ!?」


あのジジイ、またかよ!

何回同じことやれば気が済むんだよ!?


「それに、私、帰るとこ無いからね。」


「・・・そっか。そうだったな。」


そうだ。

コイツの母親は小さい頃に亡くなっていて、もういないんだった。

そして、父親も今回のことで逮捕されちまった。


だから、コイツには帰れる場所が残ってない。


「だから、これからよろしくね!」


姫依はオレの腕に自分の腕を絡ませ、そう言ってきた。


オイオイ、どうなってんだよ!?


「姫依サン、どうしちゃったんですか?」


「なにが?」


「いや、コレ。」


オレは自分の腕を指差して言う。


「別になんでもないよ?」


ニヤニヤしながら言ってくる姫依。


「いや、わかんねぇから。」


「んー、スキンシップを取ってるってとこかな?」


「あぁ、そうかよ。」


ため息をついて、仕方なく家に帰った。


この日、家の女性陣はなぜか、笑ってはいたのに眼が笑っていなかった。


だが、女性同士、打ち解けるのが早く、すぐに仲良くなっていた。


そして、ベッドには狭すぎるのにも関わらず、5人で入るハメになった。

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