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不思議なペットボトル【JK心愛の美味しいダンジョン攻略】  作者: TB


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225/254

第225話 アフロディーテ様がお引越し?

「Hi心愛、何してる?」

「ロジャー、こんな時間にどうしたの?」


「こっちは朝の九時だからな。心愛は今週末の予定は何かあるのか?」

「今週は予定が無いから、博多の攻略を進めるよ」


「博多は今何層まで進んでるんだ?」

「二十八層が最深部だね」


「そうか、俺たちはヴェガスの四十層まで進めたぜ」

「四十層って凄いね、世界記録じゃない?」


「どうだかな? 密かに俺たちの知らないダンジョンがもっと奥まで攻略されてる気もするけどな。用件は心愛にこの週末ヴェガスに遊びに来ないか? って話だ。俺が付き添えば金曜の夜から土曜日までの間に、最深層まで行けるはずだ。日曜日にはCランクダンジョンの初攻略だぜ。魅力的だろ?」

「確かにね。行ってみようかな」


「ヒューやったぜ。これでCランクダンジョンの攻略ではステイツが一番乗りだ」

「ロジャーもそんなこと気にするんだ」


「そりゃあな。マッケンジー長官や大統領は、やっぱりアメリカがトップであり続ける事に価値を感じているからな」

「そっか、色々大変なんだね」


「ダンジョン攻略にかけてる金も段違いだから、世論もうるさいしな」

「それで、どうすればいいの?」


「金曜の学校が終わったら、ネバダのダンジョンシティに来て欲しい、協会のカフェで待ってるぜ」

「うんわかった。希は連れて行っていいの?」


「ああ、構わないぜ」


 日向ちゃんは動画の編集で麗奈さんの所に行くから、希だけを連れて行く事に決めた。


 金曜日の授業を終えると、早速、希と二人でネバダのダンジョンシティにテレポした。

 カフェに向かうと、ロジャーとグレッグが待っていた。


「あれ? グレッグも来ていたんだね。飛行機で来たの?」

「いや、マッケンジー長官が交渉して、ジャフナとネバダのダンジョンシティーはすでに転移ゲートが設置されているからな」


「そうだったんだね。クリスマスホーリーのジュネーブダンジョン攻略はまだ始まっていないの?」

「アンリたちは既に向かっているけど、なんだかこの週末だけは俺たちは遠慮してくれって言われてな。火曜日から合流する事になっている」


 恐らく、クリスマスホーリーのメンバーたちは新しく獲得したスキルを使っての、実地訓練をするんだろうな? と思って、適当に合わせておいた。


「そう言えばグレッグは、ニコールさんと話は出来たの?」

「いや、まだだ。それどころか心愛にちょっと相談する事が出来た」


「それって、どういう事なのかな?」

「ほら、俺がシャイアンで獲得した『ドリームキャッチャー』を覚えてるか?」


「ああ、あったねそんなの。それがどうかしたの?」

「夢を見たんだ。俺がニコールの後姿を追っかけている夢だ。どこかのダンジョンなんだろうけど、見た事のない場所だった。そこをニコールが一人で歩いてた。それを俺が追いかけていたんだ。するとなボス部屋の様な場所へたどり着いて、ニコールが振り返ったんだ。だが、振り返ったニコールの顔が、見た事のない女性に変わっていた」


「それってどういう事?」

「ああ、俺にもわからない、ただ、その姿は神々しい存在だっていう事だけはわかった」


 そういえば……ニコールさんの守護神って、あ、杏さんと同じアフロディーテ様だった。

 それってどういう事だろう……守護神って、同じ神様が何人もの人につくものなのかな?

 まったく意味が解んないや……


「それで、夢の中のニコールさんは何かしたの?」

「一人でボスフロアの中に入ろうとしたから俺が呼び止めた。するとドリームキャッチャーが現れて、ニコールの顔に触れたんだ。すると、ニコールはその場に倒れて俺が駆け付けた。うつぶせに倒れてたんだが抱きかかえて起こすと、顔がニコールの顔に戻ってたんだ。そこで夢は終わり。意味が解らないだろ?」


「うーん……確かに意味が解らないね。ちょっとヒントになりそうな事が無いか、聞いてみるね」


 私は、王さんに連絡を入れてみた。


『王さん、ちょっと聞きたいことが出来たんですけど』

『心愛ちゃん昨日はありがとう。何を聞きたいのかな?』


『ニコールさんの守護神の事です』

『気づいちゃったか、アフロディーテ様だよね』


『はい、何があって、杏さんに現れたんですか?』

『はっきりとはわからないんだけど、ニコールの背中の入れ墨が変異しちゃったんだよね』


『どういう事ですか?』

『ニコールの背中に描いたアフロディーテ様がペルセポネ様の姿に変わっていたの』


『そんな事があるんだ……』

『私も、こんな事は初めてだね。恐らく杏さんの元に現れたのは、心愛ちゃんのそばで守ってもらうためなんじゃないかな? って思うよ』


『それは……ペルセポネ様に乗っ取られたっていう事なんですか?』

『わかんない、でもペルセポネ様はハデス様の奥さんなんだよね。ハデス様は冥界の王と言う事になってるんだけど……冥界は地下の事って言われてるの。何か思い当たらない?』


『あ、ダンジョンですか?』

『そう、私もそう思う。ダンジョンを司どっているのは、ハデス様なんじゃないかな? って』


『ニコールさん自体には、何も変調は無いんですか?』

『今の所はね、でも、今は任務からは外れているわ。何か起こりそうだから、自分から謹慎っていうか、ホテルの中に缶詰め生活を送っているわ。必要なものはワリスが面倒を見ている状態ね』


『そうなんですね……今アメリカに来てるので、戻ったら一度ニコールさんに会いたいです』

『うん、おそらく大丈夫だと思うから、伝えておくよ』


『よろしくお願いします』


 王さんとの通話を終えてヴェガスの攻略が終わったら、会いに行く事をグレッグに伝えると「俺も行く」と言い出した。

 何かあるといけないので、グレッグに付いてきてもらう事にしたよ。


 とりあえずはヴェガスを終わらせないとね。

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