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不思議なペットボトル【JK心愛の美味しいダンジョン攻略】  作者: TB


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224/254

第224話 銀行とお話し

 お風呂で魔法陣を描くために改めて王さんと孫さんの身体を見ると、小柄だけどメリハリのあるボディで、羨ましいなと思ったよ。


 魔法陣は、アイテムボックス、言語理解、鑑定、テレパシー、

エスケープと聖魔法、身体強化と魔力強化までは共通で、後はスペースの問題で攻撃系の魔法を選んでもらったよ。


 二人とも小柄な事もあって、攻撃系の魔法を入れるスペースはお尻になった。


「王さん……発動する時にお尻を直接触らなきゃいけないですけど、大丈夫ですか?」

「私たちが、攻撃魔法を使わなきゃいけない状況だと、結構厳しい場面だから恥ずかしいとか言ってられないよ」


 うーん……私だったら一人の時ならまだ我慢できるけど、一緒に居るのが希や杏さんだったとしても嫌だけどなぁ。

 でも、能力的にはシルバーランカーたちと比べても圧倒的に強くなってるよね……


 現時点でアメリカのロジャーたちのチームや君川さんのチームシルバーと比べてもクリスマスホーリーの実力は群を抜いてると思う。

 

「今から心愛ちゃんのお祖母ちゃんの家に行って、牛の餌やりだよー」

「大変ですね……頑張ってください。お祖母ちゃんとお母さんをよろしくお願いします」


「任せて! 心愛ちゃんのお母さんに任せると、毎回、牛に顔を舐められて悲鳴上げてるからね」

「ご迷惑おかけしてます……」


 二人とも凄い笑顔で帰って行ったよ。

 明日は誰が来るのかな?


◆◇◆◇


 その頃、冴羽と咲は名古屋でDライバー社の安定株主である銀行の担当者と話をしていた。


「麻宮様、いつもお世話になっております」

「こちらこそです、半沢さん。今日一緒に来ているのはD-CANの冴羽社長です」


 咲に紹介されて、名刺を交換しながら挨拶をした。


「D-CANの冴羽と申します。今日はお時間をいただきありがとうございます」

「こちらこそ、飛ぶ鳥を落とす勢いの冴羽社長にお会いできて光栄です。麻宮社長、今日のご用件はどのような事でしょうか?」


「恐らく、三愛銀行さんならとっくに情報を持たれているとは思いますが、私共のDライバー社は、役員三名の持ち株七千株を、すべてD-CANに売却して、D-CANの傘下に入る事になりました」

「やはり、噂は本当だったんですね。私共といたしましては、これからさらに深い付き合いをさせていただく上で、大変、好意的に受け取っております」


 冴羽が半沢に対して提案する。


「半沢さん、私どもとしては持ち株比率を百パーセントに出来ないものかと考えております。その為にご協力をいただけませんか?」

「なるほど、当行の持つDライバー社の株式を譲り渡すご提案ですね。恐らくこのまま所持していたら、相応の利益をもたらす株式を手放すには、当然、それに見合うだけの条件を提示いただけないとお返事をする事が出来ませんが、なにかお考えはお持ちでしょうか?」


「そうですね、D-CANと付き合いが出来る。では不足でしょうか?」

「それは、当行をD-CAN社のメインバンクにさせていただくという条件でしょうか?」


「そうですね、当社がDCF方式で算出したDライバー社の株式の価値は一株当たり三十五万円です。まず、三愛銀行さんがお持ちのDライバー社の株式十五パーセントを評価額の倍額七十万円で引き受けたいと思います。もしくは、D-CANを中心に新しく発足させる運輸業会の新会社の株式との引き換えを提案させていただきましょう。それにプラスして他の三社が所持する残りの十五パーセントの株式の取得を取りまとめていただければ、D-CANのメインバンクをお任せしたいと思いますが、いかがでしょうか?」

「非常に魅力的な提案ですね。勿論、株式の方は新会社の株式との交換でお譲りさせていただきたいと思います。他の安定株主三社に関しては、いずれも当行がメインバンクを担当させていただいておりますので、お話は出来るかと思います。条件に関しては一株当たり七十万円でよろしいでしょうか?」


「はい、それでお願いしたいと思います」

「わかりました。私が責任を持ってすべての株式の取得に向けてお手伝いさせていただきます。その際はメインバンクの件もよろしくお願いいたします」


「はい、三愛銀行さんが信用に値する銀行だと示していただければ、ぜひお願いしたいと思います」


 D-CANの視点で考えれば、借り入れを行う必要など全くないので、無理に銀行と親密に付き合う必要もないが、この先、恐らくは資産規模で世界有数の大企業となるであろう未来は見えている。


 資産管理などで、無駄な労力を割きたくは無いので、メインバンクとなる銀行に任せてしまうのも考え方としては全然ありだろう。

 当然リスクの分担は行わなければならないが。


 準備委員会を設立した流通系の合弁会社にも必ず関わってくるはずなので、本体であるD-CANとの繋がりは必ず持ちたかったはずだ。

 後は、今回の件をこの半沢という男が、どう纏めてくるのか手腕を見定めてからの話だな。


 三愛銀行の半沢と別れた後で、麻宮社長と少し話をした。


「麻宮社長は今後の動き方はどうしたいとか、あるのですか?」

「咲で構いませんよ。Dライバーの社内でもすでに社長の呼称は冴羽社長を指す場合に使うと決めてますので。私としてはDライバー社の経営ももちろん大事ですが、現状で一応、国内のダンチューバーでは女性としてはトップの登録者を持つと言う事も大切です。今までの様なアイドル路線では、今後は後進に追いつかれて抜かれてしまう事も理解していますので、長く活躍できるチューバーを目指したいと思っています。そうなる事で、Dライバー社の他の所属チューバー達にも道を示すことが出来ると思っていますので」


「咲さんなら、きっと出来ますよ。心愛ちゃんたちも含めてよろしくお願いします」

「はい。了解しました。心愛ちゃんたちとは少し話をしたんですけど、クリスマスホーリーによるダンジョン攻略の最前線の動画配信に関しても、今後D-CANグループの一員として担当させていただきたいと思いますので、そちらの方でもよろしくお願いします」


「ダンジョン攻略の最前線に関してはどうしても一般の方々には中々実感がわかない事が多いと思うので、既存メディア中心に報道をしていただく東郷さんと、ネット配信を中心とした咲さん達の活動で世論に幅広く訴えかけていきたいと考えていましたので、ぜひ頑張っていただきたいと思います。しかしながら、まだ発表できないような事態が起こる可能性も存在しますので、発表は必ず私と大島、心愛ちゃんのチェックを入れてからにしてください」

「はい。了解しました」

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