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種付けオッサンとビッチギャル ~二日に一度ヤらないと死ぬ二人の異世界転生~【注目15位、日間217位ありがとうございます】  作者: 黒瀬 量衡
第四章 腐女子男爵とエロゲ公爵令嬢

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第七十八話 淫紋の魔術師を見つけたら、自分の身体で実験しすぎた完全なマッド女でした

 淫紋のデザインは完成した。


 正式会員の候補一覧も、エリーを中心とした事務局で作成が始まっている。


 そして最大の問題だった、あの淫紋を実際の魔法として成立させられる魔術師も見つかった。


     *


 公爵令嬢の別荘。


 今日はユキ、爆乳令嬢、エリー、爆乳令嬢付きのメイドの四人で、紹介された女魔術師から話を聞いていた。


「つまり、これを一生消えない第一の淫紋にする」


「はい」


「秘密の符号を使うと、第二の淫紋が魔法で浮かぶ」


「はい」


「本人が希望すれば、そこへ追加機能も付けられる?」


「可能です」


 ユキが身を乗り出す。


「感度上昇」


「可能です」


「興奮増加」


「可能です」


「限界を迎えたくても、条件を満たすまでできなくする」


「可能です」


「下腹部の奥を魔法で震わせ続ける」


「可能です」


「この人、当たりじゃん!」


 ユキが嬉しそうに言う一方、爆乳令嬢は女魔術師をじっと見ていた。


「ずいぶん即答なさいますのね」


「研究済みですから」


「どなたで?」


「自分で」


「……」


     *


 女魔術師は成人女性だった。


 見た目だけなら地味である。髪を後ろでまとめ、眼鏡をかけ、簡素な研究服を着ている。話し方も落ち着いている。


 少なくとも、見た目だけなら。


「実物をご覧になります?」


「見る」


「公爵令嬢様」


「研究成果の確認だから」


「その顔では説得力がございません」


 女魔術師は気にもせず、その場で服を脱いだ。


 全裸。


 四人が黙る。


「……多くない?」


 理由はすぐ分かった。


 胸元。


 脇腹。


 腰。


 下腹部。


 太腿。


 背中。


 女魔術師の身体には、小さな魔法刻印がいくつも彫り込まれていた。


「試作品です」


「全部、自分で?」


「はい。他人へ施す前に、自分で安全性を確認しました」


「考え方だけならまともなのに、結果が怖いな」


     *


「では、こちらから」


 女魔術師が胸の横にある小さな紋へ指を触れた。


 魔力を通す。


 淡く光る。


「乳汁分泌促進型です」


「名前そのままだね」


「分かりやすさを優先しています」


 しばらくすると、女魔術師の乳房がわずかに張った。


「……ん」


 さらに。


 乳首から白い母乳が滲み、そのまま胸を伝って落ちる。


「おお」


 ユキが近づいて見る。


「本当に出るんだ」


「はい。強度も調整できます」


 爆乳令嬢が眉をひそめた。


「何のために作りましたの?」


「出るかどうか興味がありまして」


「医学目的ではなく?」


「興味が研究動機です」


「この方、すでに危険では?」


     *


「次です」


 女魔術師は平然と下腹部の別の紋へ触れた。


「子宮刺激型」


「名前からして危ない」


「内部の筋肉へ魔法的な収縮刺激を発生させます。強度は十段階」


「今いくつ?」


「三です」


 発動。


「……っ」


 女魔術師の膝が、かくんと折れた。


 太腿に力を入れ、どうにか立ったまま耐える。


「何もしてないのに?」


「はい。刻印だけで刺激を発生させています」


「もっと上げたら?」


「こうなります」


「待って。その言い方絶対上げるやつ――」


「七」


     *


「オホッ……!」


 女魔術師が膝から崩れた。


「早っ!」


「オホォッ……! あっ……オホッ……!」


 床へ両手をつく。


 腰が跳ねる。


 脚が痙攣する。


「まだ……七です……!」


「何で報告しながら嬉しそうなんだよ!」


「実験ですから……オホッ……!」


 次の瞬間。


「オホォォォォッ……!」


 全身が大きく震えた。


 潮吹き。


 さらに我慢できず失禁まで混ざり、床へ広く飛び散る。


「ちょっ、床!」


「八……!」


「上げるなって!」


「オホォォォォォッ……!」


 何も触っていない。


 自分で動いてもいない。


 それなのに女魔術師は膝をついたまま何度も身体を痙攣させ、そのたびにオホ声を響かせた。


「この人」


 爆乳令嬢が一歩引く。


「明らかに研究者として駄目な方向へ進んでおりますわ」


「楽しい……です……オホッ……!」


「本人が認めましたわ」


     *


 しかし。


 しばらくすると。


 突然。


 光っていた淫紋がすべて消えた。


「……あ」


 女魔術師がそのまま床へ倒れる。


「止まった?」


「はい……」


 荒い息を整えながら、眼鏡を直す。


「心拍、呼吸、魔力消費量、筋肉の痙攣、意識状態。このうち複数が設定値を越えた場合、全機能を強制停止します」


 エリーが初めて少し安心した顔になる。


「安全装置はあるのですね」


「必須です」


「そこだけはまとも」


「以前、止まらなくなりましたから」


「……以前?」


「三時間ほど」


「やっぱりまともじゃなかった」


「それ以降、安全装置を三重化しました」


 爆乳令嬢が深く頷く。


「完全なマッド女ですわね」


「褒め言葉でしょうか」


「違いますわ」


     *


 人格には若干問題がある。


 だが。


 技術は本物だった。


 一生消えない第一刻印。


 普段は見えず、秘密の符号でだけ浮かび上がる第二刻印。


 本人の意思による起動。


 希望者だけが付与する追加機能。


 三重の安全停止。


 すべて実現可能。


「なら」


 爆乳令嬢が言う。


「最初の施術は、わたくしたちから受けましょう」


「私もそう思ってた」


 ユキも頷く。


 表の世界では、公爵令嬢と、別派閥の有力令嬢。


 若手の謎の会の中心でもある二人が、自分から一生消えない淫紋を刻む。


 それなら。


 後から受ける会員に対しても、覚悟を示せる。


「それに」


 ユキ。


「面白そう」


「結局そちらですのね」


     *


「施術前に、一点だけ」


 女魔術師が言う。


「何?」


「刻印を定着させる際、魔力を身体へ深く浸透させます」


「うん」


「今回の淫紋は性に強く関係する術式ですので、定着のたびに強い快感反応が発生します」


「どのくらい?」


「線を一つ定着させるたびに、絶頂へ近い反応が起きる可能性があります」


「……」


 ユキの顔が輝いた。


「さすが淫紋!」


「何故喜びますの?」


「だって淫紋彫るのに、ただ痛いだけだったら普通の刺青じゃん」


「その理屈は初めて聞きましたわ」


     *


「じゃあ私から」


 ユキは服を脱いだ。


 全裸になり、用意された寝台へ仰向けになる。


 下腹部。


 画家二人が完成させた正式な淫紋を、女魔術師が確認する。


「始めます」


「どうぞ」


 最初の魔力が触れた。


「……っ」


 ユキの腰が僅かに浮く。


「お」


「まだ最初の線です」


「これで?」


 二本目。


「オホッ……!」


 身体が跳ねた。


 三本目。


「オホォッ……!」


 脚が震える。


 しかし魔法によって直接定着しているため、どれだけ身体が動いても紋様の位置はまったくずれない。


「すご……オホッ……!」


「身体の動きに合わせて自動補正しております」


「便利……オホォッ……!」


     *


 線が増える。


 そのたび。


「オホッ……!」


「オホォォッ……!」


 女性側の快感が高まる。


 腰が何度も浮き。


 潮吹きで寝台が濡れる。


「オホォォォォッ……!」


 さらに一度。


 我慢が崩れ。


 失禁。


「公爵令嬢様、大丈夫ですか?」


 エリーが聞く。


「大丈夫……オホッ……!」


「本当に?」


「むしろ最高……!」


「聞いた私が馬鹿でした」


     *


 そして。


 ユキには。


 もう一つ。


 男側の身体がある。


「……っ!」


 その反応も。


 施術が進むにつれて。


 明らかに強くなっていた。


「来る……!」


「オホ声ではない?」


 爆乳令嬢が気づく。


「そっちは別……!」


 女魔術師がさらに一線を定着させる。


 その瞬間。


「オッ……! オッ……! オッ……!」


 射精。


 短い息が。


 三度。


 腹から押し出されるように漏れた。


「オホォォォッ……!」


 そして女性側も同時に限界を迎え、ユキの全身が大きく跳ねる。


「なるほど」


 女魔術師。


 観察。


「女性側の絶頂反応はオホ声。男性側の射精時には短い呼気となるのですね」


「今……分析する……!? オホッ……!」


「重要な資料です」


「やっぱマッドだ……!」


     *


「最後の定着です」


「来い……!」


 完成直前。


 淫紋全体が。


 一度。


 淡く光る。


「オホッ……! 来る来る……!」


 女性側。


 先に。


「オホォォォォォォッ……!」


 潮吹き。


 失禁。


 全身が大きく反り。


 直後。


「オッ……! オッ……! オッ……!」


 男側も射精。


 そのまま。


 最後の魔力が収束した。


「オホォォォォォォォッ……!」


 完成。


     *


 ユキは。


 しばらく寝台の上で動かなかった。


「……生きてる?」


 爆乳令嬢。


「生きてる……」


「感想は?」


「……最高」


「やはり?」


「さすが淫紋……」


 エリー。


「その感想しかないのですか」


     *


 少しして。


 ユキが身体を起こす。


 下腹部。


 そこには。


 完成した淫紋。


 紙の上で見たものより。


 はるかに身体へ馴染んでいた。


「エロい」


「第一声がそれですの?」


「だってエロいじゃん」


 爆乳令嬢も覗き込む。


「確かに、身体へ入ると印象が違いますわね」


「でしょ?」


     *


「では」


 爆乳令嬢が服を脱ぐ。


「次は、わたくしですわ」


 全裸。


 寝台へ。


 仰向け。


「……」


 ユキが見る。


「何?」


「寝ても爆乳」


「当たり前でしょう」


 張りのある大きな乳房は、仰向けになっても存在感を失わない。


「始めます」


「お願いしますわ」


     *


 最初の一線。


「……オホッ」


 爆乳令嬢の眉が動く。


「まだ余裕?」


 ユキが笑う。


「当然ですわ……オホッ……!」


 二本目。


「オホォッ……!」


 三本目。


「オホッ……!」


 乳房が大きく揺れる。


 腰が浮く。


「思っていたより……これは……!」


「いい?」


「かなり……!」


 さらに。


 一線。


「オホォォォッ……!」


 潮吹き。


 寝台が濡れる。


「おお」


「見ないでくださる……オホッ……!」


「さっき私の見てたじゃん」


「それとこれは……オホォッ……!」


 さらに強く身体が震える。


 今度は我慢できず。


 失禁。


「……っ!」


 爆乳令嬢が顔を赤くする。


「何?」


「何でもありませんわ……!」


「見た」


「黙りなさい!」


     *


 ところが。


 まだ終わらない。


 魔力が身体を巡った瞬間。


「……あ」


 爆乳令嬢の乳房が。


 さらに張った。


「何?」


「胸が……」


 次。


 乳首から。


 母乳が噴き出した。


「オホォォォッ……!」


 爆乳令嬢自身も、その反応へ引っ張られるように身体を跳ねさせる。


「母乳まで出てる!」


「これは……聞いてませんわ……!」


 女魔術師。


 眼鏡を直す。


「乳腺の反応が強い体質のようです」


「冷静に言わないで……オホッ……!」


「興味深い」


「その顔で言うと怖いですわ!」


     *


 最後の線。


「完成します」


「来なさい……!」


 魔力。


 淫紋全体へ。


 収束。


「オホッ……! あっ……!」


 胸が張る。


 乳首が硬くなる。


「オホォォォォォォッ……!」


 潮吹き。


 失禁。


 さらに母乳。


 三つの反応がほとんど重なり。


 爆乳令嬢の全身が大きく跳ねた。


「オホォォォォォッ……!」


 そして。


 完成。


     *


 静かになった。


 数秒。


 ユキ。


 爆乳令嬢。


 二人とも。


 寝台の上。


 荒い呼吸。


「……どう?」


 ユキ。


「……最高ですわね」


「でしょ?」


「何故あなたが得意げなのです」


「先にやったから」


「それだけ?」


「それだけ」


     *


 しばらくして。


 二人とも呼吸が整った。


 起き上がる。


 全裸。


 下腹部には。


 同じ意匠の。


 一生消えない淫紋。


「似合う」


 ユキが言う。


「あなたも」


 爆乳令嬢がユキの淫紋へ指を伸ばす。


「ここ」


「ん……」


「身体の線へ綺麗に沿っていますわ」


「そっちも」


 ユキも爆乳令嬢の淫紋へ触れる。


「……」


「……」


 近い。


     *


 一拍。


 爆乳令嬢が。


 ユキへ口づけた。


「んっ……」


 ユキも。


 すぐ。


 抱き返す。


 長い。


 激しい。


 キス。


 唇を離す。


 また重ねる。


 胸。


 腹。


 腰。


 身体同士がぴったり密着する。


 新しく刻まれた淫紋同士まで、擦れ合うほど近い。


「……また身体熱くなってきた」


「わたくしもですわ」


「もう一回遊ぶ?」


「よろしいですわね」


 二人の腕がさらに強く回る。


     *


「よくありません」


「……」


「……」


 二人。


 止まる。


 エリーが。


 真顔。


「施術直後です」


「はい」


「まず休む」


「はい」


「安全確認」


「はい」


「術後説明」


「はい」


 爆乳令嬢付きのメイドが小さく笑う。


「エリー様、完全に事務局長ですね」


「あなたも事務局員になるなら止める側です」


「はい」


     *


 女魔術師が眼鏡を直した。


「施術後十二時間は、追加機能を発動させないでください」


「えー」


「駄目です」


 エリー。


「はい」


「第二淫紋の確認は明日以降」


「はい」


「強度試験も明日」


「はい」


「勝手に追加機能を自分へ足さない」


「……」


「公爵令嬢様?」


「はい」


     *


 こうして。


 正式会員用の淫紋。


 第一号。


 公爵令嬢ユキ。


 第二号。


 爆乳令嬢。


 無事。


 完成。


     *


「では、今後について」


 エリーが事務局用の紙へ記録していく。


「正式会員へ順番に意思確認を行います」


「うん」


「希望者から施術日を決める」


「うん」


「無理に受けさせない」


「当然」


「一生消えない印であることを、施術直前にも再確認する」


「必要」


「施術前後の健康確認」


「必要」


「安全装置の説明」


「必要」


「追加機能は本人が希望したものだけ」


「絶対」


 会員証だったはずの淫紋は。


 いつの間にか。


 かなり本格的な魔法技術になっていた。


     *


「なお」


 女魔術師が言う。


「私も正式会員へ加わってよろしいでしょうか」


「……」


 四人。


 女魔術師を見る。


 身体中。


 実験用の隠し淫紋。


 さきほど自分で子宮刺激型を発動させ。


 オホ声を上げ。


 潮吹き。


 失禁。


 最後には安全装置で強制停止された女。


「……適性」


 爆乳令嬢。


「ありすぎませんこと?」


「私もそう思う」


 ユキ。


「むしろ研究開発担当」


「それは必要でしょうね」


 エリーまで否定しなかった。


 女魔術師の目が輝く。


「では、希望者向けの追加淫紋についてですが」


「もう仕事始めた!」


     *


 淫紋。


 完成。


 術者。


 確保。


 施術方法。


 確立。


 安全装置。


 実証済み。


 そして。


 正式会員への。


 順次施術が。


 とうとう始まる。


 問題があるとすれば。


 その技術を担当する女魔術師が。


 会員の誰よりも。


 新しい変態魔法を自分の身体で試したがっている。


 完全なマッド女だったことくらいだった。

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