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種付けオッサンとビッチギャル ~二日に一度ヤらないと死ぬ二人の異世界転生~【注目15位、日間217位ありがとうございます】  作者: 黒瀬 量衡
第二章 腐女子男爵とエロゲ公爵令嬢

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第六十二話 キャラクター一覧 貴族編

 第六十一話までに登場した、貴族編の人物たち。登場人物と人間関係がかなりややこしくなってきたので、ここで一度まとめます。



【マコト/腐女子代官】


 貴族編の主人公の一人。成人男性。元は地方の若い男爵。現在は男爵家そのものが公爵家へ吸収され、「公爵家の特別な代官」という立場になっている。旧男爵領の統治や使用人たちは、ほぼそのまま引き継いでいる。したがって、爵位は失った。領地は残った。仕事もほぼ変わらない。上司だけ公爵になった、という本人からするとかなり不思議な立場。


 前世は日本人女性。腐女子。性神の神託を受けた時に前世の記憶を取り戻した。現在の身体は男性。しかし性神へユキと一緒に願った結果、途中から女性側の身体まで追加された。胸元も以前より女性的な柔らかさを持つようになった。ただし、かなり平たい。ユキからは「まな板」と言われる。本人は少し気にしている。


 性神から特殊な生存条件を与えられている。四十八時間以内に条件を満たせなければ生命に影響する。このため当初は、どうやって貴族としての生活と両立するのか本気で悩んでいた。現在はユキ、さらにエリーも事情を知っているため、かなり状況は改善した。


 普段は真面目。仕事もできる。貴族社会では慎重。使用人からの信頼も厚い。しかし寝室では前世の腐女子趣味がかなり強い。成人男性同士の関係を想像することが好き。さらに前世では見る側だったため、「今世では自分が受け側になれる」という事実に妙な感動を覚えている。


 ユキやエリーを見ていても、時々頭の中で勝手にBLへ変換する。爆乳のエリー。女性の身体を持つユキ。それでも「気の強い年上に懲罰される若い貴族」などに変換する。ユキからは「絶対おっぱいの存在忘れてるでしょう」と疑われている。


 ユキとは恋人関係。ただし、公爵令女との正式な婚約はまだ公表されていない。公爵家の舞踏会などでは「元男爵」「公爵家へ吸収された代官」程度に見られている。そのため、公爵令女との関係を知らない者からはかなり格下扱いされることもある。


 エリーからは「旦那様」と呼ばれる。秘密を共有して以降は、私的な場で「マコト様」と呼ばれることもある。



【ユキ/エロゲ公爵令女】


 貴族編のもう一人の主人公。成人女性。公爵家の娘。本作では、周囲から基本的に「公爵令女」と呼ばれる。ユキという名前は、前世から持ち越した私的な名前。最初はマコトだけが知っていた。現在はエリーも事情を知っている。


 前世は日本人男性。エロゲオタク。性神の神託を受けたことで前世の記憶を取り戻した。現在の身体は女性。しかし性神の祝福によって男性側の身体も追加されている。本人は「女の身体になった」「男の感覚も残っている」「さらに男側の身体まで増えた」という状況を、かなり楽しんでいる。


 特殊な生存条件も持つ。こちらも四十八時間が期限。ただしマコトとは条件が違う。そのため二人は仮面舞踏会で互いの事情を知った後、「同類」として協力するようになった。最初は生存のためだった。しかし、すぐに「これ普通に楽しいのでは?」となった。現在は四十八時間の期限とは関係なく、かなり頻繁にマコトと遊んでいる。


 性格は強気。行動力がある。父親である公爵にも、恋愛についてかなり直接的に話す。マコトとの関係を守るためなら、家を出ることまで考えていた。結果、男爵家を公爵家が吸収するというかなり強引な解決策になった。


 前世が男性だった影響で、女性の胸、特に大きな胸がかなり好き。公爵家の舞踏会でも成人女性の胸へ目移りしていた。その現場をマコトに見つかった。一方のマコトも、美形の成人男性を見ていた。結果、二人とも「何見てる」「そっちこそ」となった。


 最近はマコトの影響でBLにも理解を示し始めている。本人いわく、「前は男同士を見て何が楽しいのか分からなかった」「最近は少し分かる」らしい。かなり危険な方向へ成長している。


 エリーとは、恋敵、共犯者、遊び相手、そして互いにかなり気に入っている、という説明しにくい関係。



【マコトとユキ】


 前世では、腐女子の女性とエロゲオタクの男性。今世では、成人男性と成人女性。さらに二人とも、途中から男女両方の特徴を持つ身体になった。


 最初は互いに「同じ性神の被害者」という認識だった。現在も「性神の被害者」と言いながら、明らかに祝福を楽しんでいる。


 二人とも相手の同意をかなり重要視する。「嫌なら止める」「痛かったら言う」「途中で気が変わっても止める」という確認を何度もしている。性神の加護が身体を守ってくれるからといって、相手の意思まで無視してよいとは考えていない。


 互いにかなり嫉妬深い。マコトが美形の男性を見ればユキが怒る。ユキが胸の大きな女性を見ればマコトが怒る。ただし、嫉妬そのものをシチュエーションプレイへ利用することもある。かなり面倒な二人。


 本人たちは「四十八時間の条件があるから」と言い訳することがある。最近は誰も信じていない。



【爆乳メイド長エリー】


 マコトの旧男爵家時代から仕えている成人女性。メイド長。現在も公爵家の特別代官となったマコトへ仕えている。叩き上げで非常に有能。使用人管理、帳簿、仕入れ、屋敷の運営、マコトの体調管理まで何でもやる。


 マコトが仕事をしすぎれば叱る。食事を抜けば叱る。寝不足でも叱る。本人いわく「旦那様の健康管理です」。最近は、この言葉の意味がかなり怪しい。


 体型はかなりグラマラス。爆乳。巨尻。ユキが公爵家の舞踏会でマコトへ「信頼できる人を仲間にするなら誰がいいか」と相談した際、マコト側の候補として名前が出た。


 ところが、ユキがエリーを妄想しすぎた。その結果、エリーの下着を勝手に使っているところを本人に見つかった。当然、エリーは激怒。そこからマコトとユキが、性神の祝福、身体の秘密、四十八時間の条件などを全部説明することになった。


 説明を聞いた結果、何故か自分から参加した。


 秘密を共有した夜から、私的な名前として「エリー」を使用するようになった。また、ユキと二人きりの時、ユキのことを「淫売」と呼ぶ。公的な場所では絶対に呼ばない。公爵令女である。あくまで二人の間だけの呼び方。


 マコトへの忠誠心が非常に強い。そしてかなり嫉妬深い。ユキに対して「旦那様を変えた女」という感情も持っている。しかし本人もユキをかなり気に入っている。最近では二人きりで遊ぶこともある。


 さらに、ある日突然、男性側の身体まで増えた。


 理由は性神へ毎日祈ったから。かなり祈った。本人いわく一日二時間ほど。その状態を何日も続け、最終的には夢のような場所で性神に会い、性神の足へしがみつき、「叶えてくださるまで離しません」とゴネた。性神、根負け。翌朝、本当に増えていた。


 なお、エリーから見た性神はマコトそっくりだった。性神は見る者の好みの姿になる。つまり、そういうことである。


 男性側の身体を得たことについて、本人はかなり喜んでいる。理由は、マコトを喜ばせられる。マコトの四十八時間の条件にも対応できる。さらにマコトとユキのような「男だから」「女だから」という区別を越えた関係へ、自分も入れる、というもの。


 最近は、旦那様の前で無様になること、ユキに負けること、マコトとユキが互いを求め合う時、その間で二人の遊びに付き合うことなどにも楽しみを見つけ始めている。メイド長としての威厳が、離れの寝室ではかなり危ない。



【マコト・ユキ・エリー】


 現在の貴族編の中心三人。全員成人。全員、性神の事情を知っている。そして三人とも男女両方の特徴を持つ身体になった。


 マコトとユキが恋人。エリーはマコトのメイド長、というのが一応の基本。しかし実態はもっと複雑。


 エリーはマコトが好き。ユキもマコトが好き。マコトも二人が好き。ユキとエリーも互いに気に入っている。嫉妬する。張り合う。罵倒する。でも一緒に遊ぶ。最後には大体三人で同じベッドにいる。


 離れは、この三人が秘密を守るために使っている場所。家族や使用人たちも、特別な事情があることまでは知っている。ただし、性神、身体の変化、四十八時間の条件、具体的に何をしているのか、そこまでは知らない。


 離れでは、風呂に入る。茶を飲む。相談する。シチュエーションプレイをする。そのまま疲れて寝る。翌朝になってから「風呂入ってない」となることも多い。



【公爵】


 ユキの父親。成人男性。公爵家当主。当然ながらかなり偉い。


 娘から突然「好きな人ができた」と告げられた。しかも相手は男爵。さらに娘からは「政略結婚が必要なのは理解している」「どうしても駄目なら家を出る」とまで言われた。


 その後、当の男爵本人までやって来る。色々あった結果、男爵家を公爵家へ吸収。男爵本人を「公爵家の特別な代官」とすることで決着した。かなり強引。しかし実務的。


 マコトとユキが性神から特殊な祝福を受けていることまでは知っている。ただし、身体がどう変わったのか、四十八時間の条件が何なのか、離れで三人が何をしているのか、そこまでは知らない。


 知らない方が、たぶん幸せ。



【公爵令女付きの護衛騎士】


 成人男性。まだ名前は未設定。ユキ付きの若い騎士。かなり整った顔立ち。マコトの前世腐女子フィルターに非常によく刺さる。


 公爵家という組織への忠誠だけではなく、ユキ個人への忠誠心が非常に強い。そのため、三人が次に秘密を共有する候補として名前が挙がった。


 ただし、問題が多い。本人から見れば、ユキは高貴な公爵令女。その公爵令女が、元男爵の代官、爆乳メイド長、二人と非常に深い秘密を共有しているという事実を突然知らされることになる。さらに身体まで性神によって変化している。


 三人は「お嬢様を穢したな」とマコトとエリーが斬られる可能性まで考えている。


 ユキいわく、「私が自分から説明すればよくない?」


 エリーいわく、「淫売が手懐ければよろしいのでは?」


 マコトいわく、「いやいや、そうはならんでしょう」


 まだ仲間にはなっていない。


 なお、マコトはこの騎士について、憧れの公爵令女が実は男性側の身体も持っていたと知った時、騎士がどういう反応をするのか、というBL妄想をかなりしている。


 本人は、まだ何も知らない。



【公爵令女付き護衛騎士を仲間にする計画】


 まだ計画段階。


 理由はマコトの四十八時間の条件。ユキだけでは、仕事や移動の都合で対応できない場合がある。現在はエリーも対応できる身体になったため緊急性は下がった。しかし、秘密を共有できる信頼性の高い人物を増やすこと自体には意味がある。


 三人が考えている条件は、秘密を守れる。性神と身体の変化を受け入れられる。マコトの生存条件を理解できる。そして何より、本人が自分の意思で参加する。この最後が最重要。


 立場、忠誠心、命令。それを利用して強制するつもりはない。


 ただし、ユキは一度「もう騎士もエリーも全員ふたなりになればよくない?」と言い出した。


 エリー。その後、本当に自分だけ生やした。


 そのため、マコトとユキは性神への軽率なお願いを少し警戒するようになった。



【性神】


 オッサンとギャル、そして貴族編の二人へ特殊な祝福を与えた神。


 見る者によって姿が変わる。マコトやユキにも、それぞれ好みに近い姿として現れる。エリーの場合はマコトそっくりだった。


 性に関する祝福、身体の保護、回復、特殊な生存条件、身体の変化など、色々やっている。


 マコトとユキが祈った結果、マコトにも女性側の身体を追加した。


 エリーから何日も一心不乱に祈られ、最後には夢の中で足へしがみつかれ、「叶えるまで離さない」とゴネられた結果、エリーにも男性側の身体を追加した。


 神。押しに弱い疑惑。


 ただし、祝福は相手の意思を奪わない。嫌なら拒否できる。途中で止められる。相手を強制的に好きにする能力でもない。ここは主人公たちも重要視している。



【貴族編の現在の人間関係】


 マコト、ユキ、エリー。現在の中心はこの三人。


 公爵は事情の一部だけ知っている。護衛騎士は何も知らない。


 マコトとユキの関係は、公爵家内部ではかなり進んでいる。しかし、世間への正式な婚約発表はまだ。


 そのため外から見ると、公爵令女、公爵家の特別代官、爆乳メイド長、護衛騎士という普通の貴族家周辺の人物たちにしか見えない。


 実際には、三人とも性神の祝福持ち。三人とも身体が途中から変化。三人とも前世や秘密を共有。さらに次は護衛騎士まで巻き込むか相談中。


 かなり普通ではない。



【最近の一番大きな問題】


 四十八時間の生存条件については、以前よりかなり安全になった。


 マコト。ユキ。そしてエリー。三人で互いを助けられる。


 むしろ現在の問題は、生きるために必要だから、という理由がほとんど言い訳として機能しなくなっていること。


「今日、条件の日でしたっけ?」


「違いますわ」


「では何故?」


「やりたいから」


「旦那様もでしょう?」


「はい」


 三人とも、かなり楽しんでいる。


 そして、その三人が次に気にしているのは、何も知らない公爵令女付きの護衛騎士。


 本人が秘密を知る日は、たぶんろくなことにならない。


後書き

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