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種付けオッサンとビッチギャル ~二日に一度ヤらないと死ぬ二人の異世界転生~【注目15位、日間217位ありがとうございます】  作者: 黒瀬 量衡
第二章 腐女子男爵とエロゲ公爵令嬢

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第六十一話 爆乳メイド長の希望は、旦那様の前で公爵令女に無様にされることでした

「次は、私の希望を聞いていただけますか」


 離れの寝室で、エリーがそう言った。


 前回はマコトが考えたシチュエーションにユキが付き合った。なら次はエリーの番だと、三人とも分かっている。


「聞きますけど」


「何を考えましたの?」


「まず、私がユキを可愛がります」


「はい」


「その私を、旦那様が後ろから可愛がってくださいませ」


「……」


「……」


 マコトの目が、あからさまに輝いた。


「旦那様」


「はい」


「お好きですね?」


「かなり」


「即答ですの!?」


 エリーが望んでいるのは、自分がユキを翻弄しているつもりなのに、その自分も同時にマコトに崩されていく構図だった。


「そして、ユキには見ていてほしいのです。旦那様に私が無様にされていくところを」


「自分で無様って言いましたわね」


「はい」


「旦那様にも?」


「見ていただきたいです」


 マコトは少し不思議そうに首を傾げた。


「何で?」


「普段の私は、旦那様に仕えるメイド長です。使用人をまとめ、帳簿を確認し、旦那様がお仕事をしすぎれば叱ります」


「はい」


「だからこそ、ここでは」


 エリーは少しだけ頬を赤くした。


「旦那様の前で、格好をつけずに全部崩れてしまいたいのです」


     *


「つまり」


 ユキが指を立てる。


「最初はエリーが私を好き放題する」


「はい」


「でも途中から私に仕返しされる」


「はい」


「その無様な姿を」


「……」


「大好きな旦那様に最初から最後まで見てもらいたい」


「……はい」


「変態」


「淫売に言われたくありません」


「否定しませんの!?」


「事実ですので」


 マコトが頭を抱える。


「二人とも順調に悪化してません?」


「旦那様も同類です」


「マコトが一番喜んでますわよ」


「否定できない」


     *


 三人とも裸になった。


 最初はエリーがユキをベッドへ押し倒し、覆いかぶさるように抱き込む。


「今日は最初だけ、私が上です」


「最初だけ?」


「予定では」


「その言い方、絶対に奪い返したくなりますわね」


「どうぞ。できるものなら」


「言いましたわね?」


 その直後。


 マコトがエリーの背後へ回った。


「エリー」


「はい、旦那様」


「本当に?」


「お願いします」


「嫌になったら」


「止めてくださいませ」


「分かりました」


 マコトが背後からエリーを抱き、エリーはそのままユキを抱える。


 三人の身体が前後に重なった。


「オホッ……!」


 最初に声を崩したのは、エリーだった。


「早いですわね」


「黙りなさい、淫売……オホッ……!」


「エリー」


「旦那様……!」


「ユキを可愛がる側でしょう?」


「そのつもりです……!」


「じゃあ頑張って」


「オホォッ……!」


     *


 ユキから見れば、かなり愉快な光景だった。


 エリーは確かに自分を翻弄しようとしている。


 だがその背後でマコトに可愛がられるたび、いつもの威厳がものすごい勢いで消えていく。


「エリー」


「何です……!」


「今、私を責めてる人の顔じゃありませんわよ」


「うるさい……!」


「完全に旦那様にやられてる顔」


「淫売……!」


「ほら」


 ユキが笑った。


「もっと無様になってくださいませ」


「オホォッ……!」


 やがてエリーが限界へ近づく。


「旦那様……!」


「何?」


「来ます……!」


「ユキにも分かるように」


「オッ! オッ! オッ! オッ……!」


 身体から力が抜ける。


 マコトが背後から支え、ユキも正面から抱き留めた。


「エリー」


「……はい」


「さっきまであんなに偉そうでしたのに」


「……」


「もう二人に支えられてますわよ」


「……淫売」


「その声では怖くありませんわね」


     *


「では」


 ユキがエリーの身体を押し返した。


「今度は私の番」


「……はい」


「本当にやりますわよ」


「お願いします」


「途中で嫌なら?」


「止めてください」


「分かりました」


 そこでユキの顔が変わる。


「では、仕返し開始」


「……」


「エリー。さっきまで随分偉そうでしたわね」


「そうですね」


「旦那様の前で」


「はい」


「どこまで無様になれるか、試して差し上げます」


「……お願いします」


     *


 今度はユキがエリーを抱え込む側になった。


「オホッ……!」


「まだ始まったばかりですわよ」


「ユキ……!」


「淫売ではなく?」


「淫売……!」


「まだ言える余裕があるんですね」


「あります……オホォッ……!」


 その横で、マコトはかなり楽しそうに見ていた。


「旦那様」


「何?」


「見ています?」


「ものすごく」


「無様ですか?」


「かなり」


「……嬉しいです」


「エリー」


「はい?」


「本当に変態ですね」


「旦那様にだけは言われたくありません」


     *


 ところが。


 ユキは途中からマコトまで引き寄せた。


「マコト」


「何?」


「私も」


「エリーだけじゃなく?」


「当然でしょう」


「嫉妬?」


「もちろん」


 ユキとマコトが身体を寄せる。


「ちょっと」


 エリーが声を上げた。


「何です?」


「私のシチュエーションでは?」


「そうですわよ」


「何故お二人で」


「エリーをいたぶりながら」


 ユキが笑う。


「私とマコトはラブラブします」


「……」


「嫌?」


 エリーは一瞬考えた。


「非常によろしいです」


「でしょう?」


     *


 そこから、ユキが完全に主導権を握った。


 マコトはユキへ。


 ユキはエリーへ。


 エリーは、その二人に翻弄され続ける。


「オホッ……!」


「エリー」


「はい……!」


「まだ余裕?」


「ありません……!」


「旦那様に見られてますわよ」


「見て……!」


「何を?」


「もっと……無様なところ……!」


「変態」


「オホォッ……!」


 罵られるたび。


 エリーはむしろ嬉しそうに声を崩した。


     *


 しばらくして。


 ユキは最初から用意していたものを持ってきた。


 張り型。


 目隠し。


 柔らかな拘束具。


「……全部使うんですか」


「エリーの希望ですわ」


「はい」


 本人が即答する。


「旦那様」


「何?」


「見ていてくださいませ」


「もちろん」


 エリーは両手を後ろへ回され、目隠しをされた。張り型を使わされたまま脚を開かされ、その背後へユキが座る。


「ユキ……」


「何?」


「旦那様が……」


「見ていますわよ」


 実際。


 マコトは少し離れた場所から、目を逸らさず二人を見ていた。


 普段は使用人を一言で黙らせるメイド長が、今は両手も視界も奪われ、脚を開かされ、完全にユキへ身体を預けている。


「旦那様……」


「見てますよ」


「全部……?」


「全部」


「オホッ……!」


 その返事だけで、エリーの身体が跳ねた。


     *


 ユキは背後からエリーを抱え込み、胸元へ腕を回した。


 爆乳を揉み、敏感なところを摘まみ、男として反応している身体まで休ませない。


「オホッ……! オホォッ……!」


「エリー」


「はい……!」


「旦那様に見られてますわよ」


「分かって……!」


「普段は偉そうな爆乳メイド長が」


「ユキ……!」


「手も使えず、目も見えず、私に好き放題されている」


「オホォォッ……!」


 エリーにとって何より効くのは。


 マコトが見ていることだった。


「旦那様……!」


「いますよ」


「もっと……見て……!」


「見てます」


「オホッ……!」


     *


 そして。


 マコト自身も、見ているだけでは済まなくなった。


「ユキ……」


「何です、マコト?」


「そのまま……」


「エリーを?」


「はい……」


 マコトは二人を見ながら、自分の身体を慰め始める。


「ユキ……」


「私の名前?」


「ユキ……!」


「もっと呼んで」


「ユキ……!」


 エリーの肩が、ぴくりと揺れた。


「旦那様……」


 だが。


 マコトはエリーの名を呼ばなかった。


     *


「オホッ……!」


 ユキに抱え込まれ。


 胸元も。


 男としての反応も。


 身体の敏感なところも。


 まとめて崩されていく。


 そのすぐ近くで。


「ユキ……!」


 マコトがまた限界へ達した。


「オッ! オッ! オッ! オッ……!」


 白い行為の痕跡が、ユキに抱えられたエリーの肩や胸へ残る。


「……旦那様」


「何?」


「また」


「はい」


「ユキの名前を……」


「呼びました」


「私の名前は……?」


「呼んでません」


「……」


「エリー?」


「そのままで……」


「え?」


「私を見ながら」


 エリーが息を震わせた。


「ユキの名前を呼んでくださいませ」


     *


「変態」


 ユキが耳元で笑う。


「旦那様に見られて」


「オホッ……!」


「私にめちゃくちゃにされて」


「オホォッ……!」


「その旦那様は」


「……!」


「私の名前を呼びながら果てる」


「オホォォッ……!」


「しかも痕跡だけはエリーに残る」


「ユキ……!」


「でも」


 声を落とす。


「旦那様はエリーの名前を呼ばない」


「オホッ……! オホォォッ……!」


     *


 それから何度も。


 マコトはユキの名を呼んだ。


「ユキ……!」


「はい、マコト」


「ユキ……!」


「マコト」


「オッ! オッ! オッ……!」


 そのたび。


 エリーの身体へ白い痕跡が増えていく。


「旦那様……」


「何?」


「もっと……」


「まだ?」


「はい」


「名前は?」


「呼ばないでください……」


「エリーの?」


「はい……」


 エリーが自分から言った。


「ユキの名前を……私を見ながら……」


 一息。


「ユキの名前を呼んで、また果ててくださいませ」


     *


 ユキの顔が完全に悪くなった。


「では、もっと無様になりましょうか」


「オホッ……!」


「爆乳も」


「オホォッ……!」


「男としての身体も」


「ユキ……!」


「全部、旦那様に見せて」


「オホォォッ……!」


「マコト」


「ユキ……!」


 エリーは何度も限界を迎えた。


 声を崩し。


 身体を震わせ。


 何度力が抜けても。


「止めます?」


「止めないで……!」


「本当に?」


「もっと……!」


 マコトが見ている。


 それだけで。


 まだ終わりにしたくなかった。


     *


 だが。


 ユキは最後に。


 さらに別の遊びを用意していた。


「エリー」


「……はい」


「今度は」


 ユキがマコトを見る。


「私たち二人のための道具になってくださいませ」


 エリーの身体が。


 目に見えて震えた。


「……道具?」


「そう」


「私とマコトが、二人で楽しむための」


「……」


「巨乳のメイド」


「オホッ……!」


 言葉だけで。


 エリーの声が崩れた。


     *


 マコトとユキは、エリーを二人の間へ置いた。


 今度は前後から別々に可愛がるのではない。


 二人が。


 エリーの同じ受け入れ口を共有するように身体を重ねる。


「オホッ……! 二人とも……同じところに……!」


「そうですわ」


「今日は」


 マコトもユキを見る。


「エリーを、私たち二人が一緒に楽しむための場所にします」


「旦那様とユキが……私の中で……」


「分かる?」


「分かります……オホォッ……!」


 二人にとって。


 この遊びの中心にいるのは。


 エリーではなかった。


     *


「ユキ……」


「マコト……」


 二人が見るのは。


 互いの顔。


 触れるのも。


 互いの頬や胸。


 抱き合う。


 口づける。


 舌を絡める。


 同じ場所を共有することで、相手の身体の熱や震えがすぐそばに伝わってくる。


「マコト……」


「ユキ」


「好きですわ」


「私も」


「オホッ……!」


 真ん中にいるエリーだけが。


 大きく身体を震わせる。


「旦那様……!」


 だが。


 二人はほとんど振り向かない。


     *


「エリー」


「はい……!」


「今」


 ユキがマコトへ口づけたまま笑う。


「完全に私たちの道具ですわよ」


「オホォッ……!」


「マコトと私が」


「はい……!」


「互いを感じるために」


「オホッ……!」


「エリーを使ってる」


「もっと……!」


「本当に?」


「もっと使ってくださいませ……!」


 マコトとユキは。


 また互いに口づける。


 エリーを介しながら。


 求めているのは。


 互いだった。


     *


 それが。


 エリーには想像以上に効いた。


 旦那様が自分を求めているわけではない。


 ユキが自分を独占しているわけでもない。


 二人が。


 二人自身を求め合うために。


 自分をその間へ置いている。


「オホッ……! オホォッ……!」


「エリー?」


「何でしょう……!」


「私たち、エリーじゃなくて互いを見ていますわよ」


「分かっています……!」


「嫌?」


「いいえ……!」


「では」


 ユキが笑う。


「もっと道具になってくださいませ」


「オホォォッ……!」


     *


 マコトとユキが互いの名を呼ぶ。


「ユキ……」


「マコト……」


 抱きしめる。


 口づける。


 互いの胸元へ手を回す。


 相手が限界へ近づくたび。


 その熱。


 震え。


 力が抜けていく感覚まで。


 二人はエリーを介して確かめ合う。


「マコト……!」


「ユキ……!」


 そして。


 二人が男として限界を迎える。


「オッ! オッ! オッ! オッ……!」


「オッ! オッ! オッ……!」


 その瞬間まで。


 二人が見ているのは。


 互いだった。


「オホォォォッ……!」


 エリーだけが。


 その二人の間で。


 何度も身体を震わせる。


     *


「エリー」


「……はい」


「まだ分かります?」


「何が……?」


「誰に使われてる?」


「旦那様と……」


「それから?」


「ユキ……!」


「何のため?」


「二人が……」


「はい」


「二人で楽しむため……!」


「正解」


「オホォォッ……!」


 目隠しの下。


 エリーの表情は見えない。


 だが。


 声だけで。


 どれほど喜んでいるのか。


 二人には十分に分かった。


     *


 最後まで。


 マコトとユキは。


 エリーを二人の間へ置いたままだった。


 二人で口づけ。


 二人で愛撫し。


 二人で名前を呼び合う。


 エリーは。


 その交わりの中心にいながら。


 主役ではない。


 愛し合う二人が。


 互いを喜ばせるために使っている。


 巨乳のメイド。


「オホッ……! オホォッ……!」


 それが。


 何より。


 エリーを興奮させていた。


     *


 ようやく終わった頃には。


 エリーは。


 まともに起き上がれなかった。


「エリー」


「……はい」


「どうでした?」


 ユキが聞く。


 エリーは少しだけ息を整えた。


「最高でした」


「何が?」


「旦那様とユキが」


「はい」


「私ではなく」


「はい」


「互いを求めながら」


「はい」


「その間に」


 エリーが。


 小さく笑う。


「私を使ってくださったことが」


 マコトが。


 その頬へ口づけた。


「本当に変態になりましたね」


「旦那様に言われたくありません」


 ユキも。


 反対側から。


 エリーへ口づける。


「またやりたい?」


 エリーは。


 ほとんど迷わなかった。


「はい」


「即答」


「次も」


 二人へ身体を預ける。


「お二人のための道具にしてくださいませ」


 マコトとユキは。


 顔を見合わせ。


 同時に笑った。


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