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種付けオッサンとビッチギャル ~二日に一度ヤらないと死ぬ二人の異世界転生~【注目15位、日間217位ありがとうございます】  作者: 黒瀬 量衡
第一章 種付けオッサンとビッチギャル

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第二十話 黒革ボンテージと蝋燭で責められて、宿では張形と穴あき下着で囲われましたぞ

「オホッ……豚……奥……オホォッ……!」


「受付のお姉さん、最初から随分と息が荒いですなぁ」


「オホッ……喋るな、この脂ぎったハゲ……! 早く来い……オホォッ……!」


 午後。簡単な依頼を終えてギルドへ戻ったおじさんを、受付のお姉さんは冒険者たちの前ではいつも通りの顔で迎えた。けれど、声だけは妙に短い。頬も少し赤い。それでも周囲に向ける笑顔は完璧で、「お疲れさまでした。依頼品を確認いたします」「こちらが報酬です」と何事もなかったように仕事を終わらせる。


 そして。


「経過確認がありますので……オホッ……こちらへどうぞ」


「最後、漏れておりますぞ」


「聞こえてない。来い」


 奥。


 扉。


 ぱたん。


 かちり。


「オホォッ……遅い、豚……!」


「いや、受付から十歩ほどですがなぁ」


「オホッ……口答えするな……気持ち悪い……!」


 ぱんっ!


「オホッ!」


「オホォッ……! その声……ほんっと気持ち悪い……!」


 受付のお姉さんは、扉を閉めた瞬間から肩で息をしていた。制服の胸元へ手を掛け、留め具を外す。その下から出てきたのは黒い革。細い帯。金具。肌を隠すためではなく、どこを見せるか選ぶために作ったような、露出の多いボンテージだった。


「オホッ……見るなとは言ってない……」


「では遠慮なく」


「オホォッ……その遠慮のなさが気持ち悪い……!」


「受付のお姉さんが着てきたのでは?」


「うるさい、豚……オホッ……!」


「しかし似合っておりますなぁ」


「オホォッ……お前に褒められると腹が立つ……!」


「ドゥフフ」


「その笑い方!」


 ぱんっ!


「オホッ!」


「オホォォッ……気持ち悪い……ほんっと気持ち悪い……!」


 受付のお姉さんは、おじさんを押して位置を変えた。


「今日は……オホッ……私が全部決める……!」


「はい」


「嫌なら今言え……オホォッ……!」


「嫌ではありませんぞ」


「なら黙って従え……豚……!」


「はい!」


 おじさんが余計なことを言う。


 ぱんっ。


「オホッ!」


 姿勢が気に入らない。


 ぱんっ。


「オホォッ!」


 ニヤつく。


 ぱんっ。


「オホッ!」


「オホォッ……ハゲ……!」


「はい」


「デブ……オホッ……!」


「はい」


「チビ……オホォッ……!」


「はい」


「腹出てる……!」


「はい」


「脂っこい……オホッ……!」


「今日はまだ風呂一回ですぞ」


「聞いてない……! オホォッ……!」


「はい!」


「顔も悪い……笑い方も気持ち悪い……やることなすこと全部気持ち悪い……オホッ……!」


「そこまで言われますかなぁ」


「なのに……オホォッ……!」


「はい?」


「何で昨日よりまた気になるんだよ、このクソ豚……!」


「雌引き付け度ですかな」


「能力名まで気持ち悪い……オホッ……!」


 受付のお姉さんは最初からずっと息が絶え絶えだった。罵倒を一つ吐くたびに「オホッ」と声が混ざり、それでもおじさんを見る目だけは強い。


「宿の娘……オホッ……!」


「はい」


「女将……オホォッ……!」


「はい」


「あのギャル……!」


「はい」


「私……オホッ……!」


「はい」


「……節操なし」


「壮観ですなぁ」


「その顔!」


 ぱんっ!


「オホッ!」


「オホォォォッ……!」


     *


 受付のお姉さんが机から細い蝋燭を取った。


「跪け……オホッ……!」


「はい」


「顔上げるな……!」


「はい」


「昨日から……まだ洗ってない」


「おや」


「何が、とは聞くな……オホォッ……!」


「承知しましたぞ」


「それでも私が命令したら従うんだろ……この変態豚……!」


「受付のお姉さんの御命令なら」


「オホォォッ……! そういうところが本当に気持ち悪い……!」


 受付のお姉さんは、汚れていることまでわざわざ告げ、それを利用しておじさんへ屈辱的な奉仕を命じた。詳しく説明する必要すらない。ただ、命令する方は最初から息を切らし、従うおじさんを見るたび身体を震わせる。


「オホッ……そこ……!」


「はい」


「勝手なことするな……オホォッ……! 私が言ったことだけやれ……!」


「はい」


「気持ち悪い……ハゲ……豚……オホッ……!」


「随分嬉しそうに聞こえますぞ」


「嬉しくない……!」


「オホ声が」


「黙れ!」


 ぱんっ!


「オホッ!」


「オホォッ……!」


 次は蝋燭。


「動くな……オホッ……!」


「はい」


「熱かったら言え……!」


「怪我を心配してくださる?」


「管理が面倒だから……オホォッ……!」


「やはり管理」


「黙れ、豚!」


 一滴。


「オホッ!」


「熱い?」


「大丈夫ですぞ」


「そう……オホッ……!」


 もう一滴。


「オホォッ!」


「オホッ……もっといい声出せ……!」


「命令ですかな?」


「命令……オホォッ……!」


「はい!」


 一滴。


「オッホォォォッ!」


「オホォォォッ……! ほんっと……何しても気持ち悪い声出す……!」


 受付のお姉さん自身も、黒革のまま、おじさんへ命令するたびにオホ声を漏らす。


「オホッ……豚……!」


「はい」


「ハゲ……!」


「はい」


「腹出てる……!」


「はい」


「臭い……!」


「昨日から洗ってないのは受付のお姉さんでは?」


「そこ突っ込むな!」


 ぱんっ!


「オホッ!」


「オホォッ……!」


 罵倒。


 蝋燭。


 乾いた音。


 二人分のオホ声。


 外で誰かが通っても、受付のお姉さんは止まらなかった。


「オホッ……今夜は宿へ直帰……!」


「はい」


「寄り道しない……オホォッ……!」


「はい」


「女についていかない……!」


「はい」


「危ない依頼受けない……!」


「はい」


「怪我したら報告……オホッ……!」


「はい」


「風呂……!」


「入ります」


「飯……!」


「食べます」


「オホォッ……よし……!」


「女将さんと娘さんにも同じことを」


「……オホッ」


「受付のお姉さん?」


「今、その二人の話を出したな……?」


「出しましたなぁ」


「豚……!」


「はい」


「明日、全部聞く……オホォッ……!」


「やはり管理ですかな」


「うるさい!」


 ぱんっ!


「オホッ!」


     *


 制服を着直した瞬間。


「本日の確認は以上です。お疲れさまでした」


「切り替え!」


 ただし。


「オホッ……」


 最後だけ。


 小さく漏れた。


     *


「オホッ……遅い……!」


「ただいま戻りましたぞ」


 夕方。宿へ帰るなり、娘さんがすでに息を切らしていた。


「オホォッ……夕飯前ギリギリ……!」


「間に合っておりますぞ」


「ギリギリはギリギリ……オホッ……!」


 厨房から女将さん。


「オホォッ……風呂……!」


「ギルドを出る前に一回」


「宿でも入る……オホッ……!」


「はい」


「飯……!」


「食べます」


「オホォッ……よし……!」


「女将さんまで最初から随分と」


「喋るな、豚……!」


「気持ち悪い……オホッ……!」


 二人とも。


 最初から。


 息。


 絶え絶え。


 おじさんを見るだけで顔をしかめる。


「気持ち悪いね……オホッ……!」


「ほんと気持ち悪い……オホォッ……!」


「何もしてませんぞ!」


「立ってるだけで気持ち悪い……!」


「酷い!」


「オホッ……その声も……!」


     *


「部屋へ」


「はい」


「そっちじゃない……オホッ……!」


「はい?」


 女将さん。


 奥の廊下。


 指。


「今日からこっち……オホォッ……!」


 壁の一部が抜かれ、小部屋同士が繋げられている。大きな寝台。棚三つ。おじさんの荷物まで、すでに全部移されていた。


「これは」


「寝室……オホッ……!」


「誰の?」


「三人……!」


 娘さん。


「私……オホォッ……!」


 女将さん。


「私……オホッ……!」


 二人。


 おじさんを見る。


「それと豚」


「おじさんだけ種族が違いますぞ!」


「オホッ……一人にすると何孕ませるか分かんない……!」


「ぐ」


「風呂場で変な物に触る……オホォッ……!」


「ぐぐ」


「変な女についていく……!」


「それは」


「信用ない……オホッ……!」


「ないね……オホォッ……!」


「はい!」


「今日から寝る時は三人一緒……オホッ……!」


「毎日?」


「毎日……オホォッ……!」


「部屋にいる時は裸……!」


「はい?」


「オホッ……洗濯物増える……!」


「理屈が雑ですなぁ」


「嫌……?」


 二人。


 息を切らしながら。


 じっと見る。


「嫌ではありませんなぁ」


「オホォッ……気持ち悪い……!」


「オホッ……ほんっと気持ち悪い……!」


「聞いたのお二人ですぞ!」


     *


 その前に風呂。


「オホッ……座れ、豚……!」


「はい」


「オホォッ……動かない……!」


「はい」


 女将さん。


 右。


 娘さん。


 左。


 二人とも裸で、おじさんの身体へぴったり密着する。


「いやぁ」


「オホッ……何……!」


「随分くっつきますなぁ」


「臭いから洗うだけ……オホォッ……!」


「ちゃんと洗わないから……オホッ……!」


「おじさん、朝から何度も洗われておりますぞ」


「まだ足りない……!」


「気持ち悪いから……オホォッ……!」


 女将さん。


 首。


 肩。


 胸。


 腹。


 ごしごし。


「オホッ……腹……!」


「はい」


「出すぎ……オホォッ……!」


「洗いやすいでしょう」


「そういう返しが気持ち悪い……!」


 娘さん。


 反対。


「オホッ……耳の後ろ……!」


「はい」


「首……!」


「はい」


「脇……オホォッ……!」


「はい」


「毛まで気持ち悪い……!」


「自然体ですぞ」


「それが気持ち悪い……オホッ……!」


 二人は罵倒しながら。


 もっと。


 密着。


「オホッ……!」


「オホォッ……!」


「お二人とも、息が」


「言うな!」


「黙って!」


「はい!」


 右手。


 女将さん。


 掴む。


「これは私……オホッ……!」


「はい」


 左手。


 娘さん。


「こっちは私……オホォッ……!」


「両手とも取られましたなぁ」


「勝手に動かすな……!」


「こっちも……!」


 二人がそれぞれ、おじさんの手を自分の身体へ導く。胸元や腰を確かめさせるように押し当て、それでも罵倒だけは絶対に止めない。


「オホォッ……気持ち悪い手……!」


「オホッ……指まで気持ち悪……!」


「褒められてはおりませんなぁ」


「褒めてない……!」


「誰が褒めるの……オホォッ……!」


「では離していただければ」


 二人。


 ぎゅ。


「嫌」


「駄目……オホッ……!」


「なぜ!?」


「洗ってるから……!」


「まだ汚い……オホォッ……!」


「二人とも息が上がっておりますぞ」


「オホッ……黙れ、豚……!」


「オホォッ……気持ち悪い……!」


     *


 夜。


 三人の寝室。


 おじさん。


 指示通り。


 全裸。


「オホッ……本当に脱いでる……!」


「脱げと」


「素直すぎ……気持ち悪い……オホォッ……!」


「理不尽!」


 女将さん。


 寝台。


 座る。


「豚……オホッ……手……!」


「はい」


 右手を取る。


 引き寄せる。


「オホォッ……もっとこっち……!」


「はい」


 耳元。


「今……張形、使ってる……オホッ……!」


「おや」


「その顔……気持ち悪い……!」


「はい」


「オホォッ……抜いて……!」


「おじさんが?」


「私が命令してる……!」


 女将さん。


 股を開く。


 腰を前へ反らす。


「オホッ……早く……!」


「承知しましたぞ」


 言われた通りにする。


「オッホォォォッ……!」


「女将さん?」


「止めるな……オホォッ……!」


「はい」


「オホッ……その真面目な顔……気持ち悪い……!」


「命令に従っておりますので」


「それが気持ち悪い……オホォォッ……!」


「しかしご自分から」


「喋るな、豚……オホッ……!」


 女将さん。


 荒い息。


「オホォッ……ハゲ……!」


「はい」


「デブ……!」


「はい」


「チビ……オホッ……!」


「はい」


「気持ち悪い……!」


「はい!」


「でも止めるな……オホォォッ……!」


「はい!」


     *


「オホッ……次、こっち……!」


 娘さん。


 もう。


 最初から。


 頬。


 真っ赤。


「はい?」


「今日の下着……オホォッ……!」


「はい」


「胸のところ……開いてる……!」


「おや」


「下も……オホッ……!」


「おやおや」


「その顔……気持ち悪い……!」


「はい!」


 娘さん。


 おじさんの耳元。


「オホォッ……脱がせて……!」


「普通にですかな?」


「口で……!」


「高度な御注文」


「オホッ……できない?」


「できますとも」


「その即答が気持ち悪い……!」


「ではどうしろと!」


「早く……オホォッ……!」


 娘さん。


 前。


 立つ。


「手……使うな……!」


「はい」


「口だけ……オホッ……!」


「承知しましたぞ」


 おじさんが命令に従って近づく。


「オホッ……!」


「まだ何もしてませんぞ」


「近いから……オホォッ……!」


「では離れますかな」


「駄目……!」


「どちらです!?」


「そのまま……オホッ……!」


「はい」


「何でそんな真面目にやるんだよ……オホォッ……!」


「命令なので」


「そういうところが……ほんっと気持ち悪い……!」


 おじさん。


 やる。


 娘さん。


「オホッ……!」


 おじさん。


 また。


「オホォッ……気持ち悪……!」


 罵倒。


「オホッ……!」


 罵倒。


「オホォッ……!」


 でも。


 娘さん。


 逃げない。


 むしろ近づいてくる。


「オホッ……豚……!」


「はい」


「気持ち悪い……!」


「はい」


「オホォッ……もっと……!」


「どちらですかなぁ!」


     *


 寝台。


 右。


 女将さん。


 左。


 娘さん。


 真ん中。


 おじさん。


 二人。


 ぴったり。


「オホッ……豚……!」


「はい」


「オホォッ……気持ち悪い……!」


「はい」


「お二人とも」


「何……オホッ……!」


「何……オホォッ……!」


「そんなに気持ち悪いなら離れて寝ては」


 二人。


 さらに。


 ぎゅ。


「嫌……!」


「駄目……!」


「なぜ!?」


 女将さん。


 右耳。


「オホォッ……張形……!」


「はい」


 娘さん。


 左耳。


「オホッ……穴あき下着……!」


「はい」


「気持ち悪い豚……オホッ……!」


「ほんっと気持ち悪い……オホォッ……!」


「それを言いながら密着されましてもなぁ」


「黙れ……!」


「寝て……!」


「はい!」


 仕事。


 飯。


 風呂。


 怪我。


 服。


 寝床。


 夜。


 全部。


 管理。


 そして。


 管理している女たちは。


「オホッ……!」


「オホォッ……!」


 おじさんを見るだけで。


 最初から。


 最後まで。


 ずっと息が絶え絶え。


「いやぁ」


「何……オホッ……!」


「何……オホォッ……!」


「おじさんより、お二人の方が大変そうですなぁ」


「気持ち悪い!」


「気持ち悪い!」


「はい!」

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