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目論見

3、4日経っても、結局客は誰一人来なかった。


それどころか怯えたように誰も店に近づこうとさえしない。

困惑する俺らにユアンスは『大丈夫だよ~。』と、のほほんとした顔で返す。

おまけに『呼び込みしましょう!』という雛菊と美代の提案をも、理由を曖昧にしつつ止めていた。





そして店を始めて数日後。時間的にはお昼を少し過ぎた頃だった。



雛菊お手製のお弁当を食べ終えてから、しばらくの時間が経っていた。


午前中に担当の仕事は終え、暇過ぎてグターとしながら満腹による眠気と戦う美代。

その横では、売れないのにどんどん商品を量産している雛菊。

店の一番奥で、魔力貯蓄石〈カタン〉にひたすら魔力を詰め込んでいる美結。

俺の斜め後ろにいて、椅子にどっかりと座り腕組をしたまま目を瞑っているユアンス。

その影に隠れながら、キラキラと目を輝かせて読書に勤しむミーリャ。



それぞれがそれぞれにこの暇な時間を過ごしていた時。











「さてと、時間だ。」


ユアンスの気だるそうな呟きに、読書に夢中の約1名を除いた全員が、何事かと彼に視線を向ける。



「ねぇ。ユウマ君、ミユちゃん、これ持ってお散歩しておいで?」



そう言ってユアンスは立ち上がると俺ら2人を裏口から外に追い出し、それぞれにプラスチックの銃と美結には袋を無理矢理手に持たせると、ニッコリ笑って裏戸をバタンと閉めた。



追い出された俺らは訳が分からずなんとなく顔を見合わせた。


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