案山子
※以後改訂完了してます。
え?まだ駄文?
これが精一杯!!
「ユウマくん。そんなところで突っ立ってると、僕が案山子と間違えて畑に立てちゃうから、ちゃんと働いてね。」
そう、通りすがりに俺に言うのはもちろんユアンス。
一見、優しそうな笑顔をしているのだが、タレた細い瞳からは殺気が放たれている。
「案山子って。……ってか、何すりゃいいんだよ。」
朝早くたたき起こされ、言われるがままに半分寝ぼけた状態で出掛ける支度をし(クシに歯みがき粉を付けて髪をとかしかけたのは、ただの夢だったと思うことにした。)連れてこられたのは街のとある一角。
先に着いていたユアンスとミーリャ。
着いた途端、彼らと一緒に美結、美代、雛菊の3人が手伝いを始めて俺は一人ここに取り残された。
「君の仕事かー。んー、案山子の代わりに畑に立っててもらえる?」
「クソ虫が立ってたら、目付き悪すぎて絶対動物寄り付かないじゃん。案山子にピッタリ。」
俺らのそばを通りかかった美結が笑う。
「ん?逆だよ。来た動物にユウマくん食べてお腹いっぱいにしてもらって、作物を守るんだ。」
「プッ。クソ虫、食べられちゃうの?そうなったら誰も畑に寄りつかないかもね?案山子の肉が不味すぎて!」
爆笑する美結の脳みそには酸素が不足してるのか、彼女はアホなことを言っている。
「ほらほら、ミユちゃん。バカにされて、お子ちゃまユウマくんが怒っているよ?」
「……お子ちゃま?」
予想以上に低い声が出た。
「はいはい、ユウマくんも怒らない、怒らない~。」
小バカにしたようなその言い方に、少しイラっと来る。
「っていうか、時間無いから急いでいるんだよ~。はい、ユウマくんはこれ運んでね~。」
のほほんとした笑顔で言いながら、デカイ段ボール箱を2つも押し付けてきたユアンスは、タレた瞳の中で鋭い視線を俺に向けた。




