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腐った世界で異世界生活(ライフ)  作者: たんぽぽ
第2章(上) 悪夢
52/154

無効

ちょっ。なんで捕まってんだよ、オイ。



慌てて小屋の右側へ回り、勢いよく小屋の扉を開ける。


―――――と。



「【テメェの悪夢、目覚めやがれ!】」


先程オレが覗いたときに小屋の中にいた4人のうちの1人が扉のそばに潜んでいた。

そいつがオレが扉を開けると同時に魔術を放つ。


待ち伏せされている。

その可能性は一切考えていなかった。


もちろん至近距離のため、回避もできずにもろに浴びてしまう。











―――――が、







・・・・・・はい?



何も起きない。


しばし思考停止に陥ってると、魔術を放ってきた相手はニヤニヤしながらオレに向かって言う。


「苦しいだろう。辛いだろう。俺たちの仲間になればその苦しみから解放してやるぞ?どうだ?仲間にならないか?」



・・・・・・・・・・・・?えーっと・・・。



「なー、美結。こいつ、何言ってんの?」



一応状況を確認するため、美結に声をかける。

そして、オレの言葉にビックリしたように固まる小屋の中の4人。


対して美結はプフッと軽く笑う。

それに釣られ、雛菊と美代もクスクス笑い出した。


彼女らの笑い声で我に返ったのか、突如4人の中で一番、体の大きな男(おっさん)(恐らくリーダー)が顔を真っ赤にしてドンと足を踏み鳴らし、怒鳴る。


「おい、ガウス!何してんだ!もう1回かけてみろ。どうせ、失敗したに決まってる。そのアホ面が苦痛に歪むのが楽しみだ。」


「【テメェの悪夢、目覚めやがれ!】」


ガウスと呼ばれた男は、再度オレに術をかけた。


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