拘束
「ってェ!!!」
リーフが突如大きな声を出す。
「何々?どうしたの、リーフちゃん。」
「どしたの?」
リーフはノロノロと歩くオレら4人をキッと睨み付け、叫ぶ。
「あんたら、こんなときに何やってんじゃボケ~ぃ!!!」
・・・・・・・・・。
4人してフリーズ。
そして何故かオレだけ早々に再起動。
他の3人は再起動に時間が掛かりそうなので、仕方がないからオレがツッコんでやる。
「・・・お前も混じってただろ。」
コクコクと、固まったままの現在再起動中3人。
「え?えっと・・・それは・・・何ていうか・・・んー。」
エラーが発生しました
エラーが発生しました
再起動します
ギギガ#$@*%・・・
再起動完了
これより 通常運転を再開します
「それよりぃぃー!早く美結を助けにいくよぉぉぉぉぉーーーー!!!」
再起動を終えたリーフが叫び、ピューっとすごいスピードで飛んでいき、見えなくなる。
―――――っていうか・・・え?美結を助ける?・・・は?
「ねぇねぇ。早く行こー?」
「うんうん。走れー♪」
「ゆうまも早くー。」
ほんわかした雰囲気でタッタッターと走り出す二人。
ミーセントも二人に付いて飛んでいく。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・いや、マジ意味わかんねぇわ!
「ゆうまぁ~、早くぅ~♪」
雛菊が軽く振り返って、オレを呼ぶ。
仕方なく、オレは彼女らを追い駆け始めた。
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「ゆうま。こっち、こっち。」
先に着いていた雛菊がヒソヒソ声で、ようやく追い付いたオレに手招きする。
「ゆうま。ほら、美結ちゃん。」
雛菊は小屋の窓を指差し、中を見るよう促す。
その窓は美結の正面だった。
美結は手足を壁から出ている枷にT字に固定され、服はかろうじて大事な場所が隠れてはいるが、それ以外はズタズタに切り裂かれていた。
そんな美結を4人の、いかにも野蛮そうな男が周りを囲み、ニヤついている。
―――――と、俯いていた美結が突如顔を上げ、窓から覗いているオレとバッチリ目が合う。
そして、それに釣られて男らもオレを見る。
・・・・・・・・・・・・(汗)
「ゆうま、どう?」
雛菊が呑気に聞いてくる。
と、同時に。
「居たぞ!」
「捕まえろ!」
辺りに怒号が響く。
そしてこちらに向かってくる黒服の兵隊みたいな男ら。
その中に小屋の中にいた4人はいない。
何せ、未だに小屋の中にいるしな。
「雛菊ー。美代と、美結の救出ヨロー。」
「う、うん・・・ん?ゆ、ゆうま。これ、一人で殺るの?」
「んー?・・・・・・連携とかマジ面倒くせぇ。」
「じゃ〜あ。ゆうま、左からの人、全部お願い。右は私たちがやる♪」
右は小屋への扉がある。
「んー。」【氷ノ地面】
その瞬間、左側の地面には氷が貼り、敵に転倒者続出。
【氷ノ銅像、冷凍&融解防止対策済】
大量の転倒者を氷漬けにし生け捕り完了。
【研磨】
より地面をツルツルにしてみる。
「うわぁ。」
「痛って~。」
「なんだよこれ。」
【氷ノ銅像、冷凍&融解防止対策済】
追加でドンドン生け捕り。
「【ソイルボール】!」
【氷盾】
バサリ。
敵が放ってきた土球を氷盾で防ぐ。
氷盾に当たった土球は呆気なくただの土に戻った。
「【ウォーターボール】!」
「【ソイルボール】!」
「【ウインドボール】!」
【氷壁】
立て続けに飛んでくるのを氷壁を作り阻止する。
ついでに、彼らを囲むように壁を追加して出入口の無い1つの空間を作り上げ、中を氷漬けにする。
生きた人間入り、氷の巨大ブロックの完成だ。
ヒマになったので、ふと窓から小屋の中を見る。
ちょうど、ぐったりした雛菊と美代が美結の隣の壁に拘束されているところだった。
また美結と視線が会う。
美結は、呆れたように首を振った。
――――――――――って、何コレ。なんで2人まで捕まってんだ?




