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腐った世界で異世界生活(ライフ)  作者: たんぽぽ
第2章(上) 悪夢
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馬車

前話から何気、回想なぅ^^なんだよね(汗)


・・・話が全然進まない。(泣)

「・・・・・・逃げろって言ったの、お前じゃなかったか?」


ガタゴトと揺れる馬車の中で、正面にいる美結にボヤく。


「・・・ハイハイ。一番最初に捕まって、悪ぅございましたー。・・・・・・でも、そういうあんたもすぐ捕まってんじゃん。」


「・・・一番最後たけど?一番最初に捕まったやつに言われたくねーわ。」


しかしさすがに、《1対大量の鬼》の鬼ごっこなんて逃げ切れるわけがない。

鬼さんは恐らく、100か200程は居ただろう。


「で、でも、なんかあるんだよ。き、きっと。・・・だ、だって、王様からの呼び出しだよ?ファンタジー小説でいうと、『お主の力を見込んで頼みがある。』とかなんとか言っちゃっt・・・。・・・・・・ご、ごめんなさい。」


隣に座っている彼女の暴走を、一睨みで片付ける。


・・・・・・と、美結がこちらを睨み、アイクに手を掛ける。


「・・・ここ、馬車の中だぞ。」


「わかってる。・・・だから今、あんたは命があるんじゃない。」


・・・つまり、馬車の中でなかったら殴り殺している、と。



「・・・・・・にしても、オレら何かしたか?」


言いながら、チラリと斜め前にいる美代を見ると、美代は掛かっているカーテンを捲り、


「うわぁ〜!スッゴ〜イ!!」


とテンション高めに窓から外を眺めている。


そんな美代につられて、雛菊も真似してはしゃいでいる。


「・・・王様が(あたし)らを呼んでる。で、頼みたいことがある。」


美結も美代と雛菊を眺めていたが、そこで一旦言葉を切り、オレの方をチラリと見てから続ける。


「・・・あんたさ、(あたし)らに()があるように交渉してくれない?相手の目的、教えてやるから。」


・・・・・・・・・・・・・・・。


「・・・ムリだな。」


オレみたいなやつに交渉なんてさせたら、どうなるかわからない。


「・・・・・・(あたし)、こっそり心の声教えてあげるからさ。頑張ってよ。」


そう言って、美結は真っ白い歯を出して笑った。


・・・・・・・・・。


嫌な感情が芽生えるが、すぐに心に広がる泥沼の中に押し込み、オレは彼女から視線をそらした。


「・・・・・・やりゃあいいんだろ?やりゃあ。」


「うん!」


再度美結をチラリと見て見ると、雛菊らと一緒になって窓の外を楽しそうに眺めていた。


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