ハーレム!?
翌日、昨日と同じように一番左の家のチャイムを押す。
朝ごはんはもう済ませてある。
今朝も彼女が作ってくれたのだ。
フィーナは昨日と同じく、すぐに出てきた。
「中へどうぞ。」
声には抑揚がなく、よくできたロボットが喋っているようだ。
オレらは靴を脱がずにそのまま、背を向けた彼女についていく。
彼女の家はオレらの家とほとんど同じになっていた。
しかし、通された部屋はオレらの家には無い部屋だった。
その部屋はただ広いだけで、何も置かれていない。
その上、部屋の中には4人の先客がいた。
1人は6歳くらいの女の子。
髪は銀と淡いピンクが混ざったような...そんな色。
瞳は赤。
頭には猫耳、おしりの辺りからは薄桃色の毛がフサフサと生えている、尻尾まである。
1人は同じく6歳くらいの女の子。
こちらは犬耳だ。
毛色は黄土色に銀を混ぜたような...。
別の言い方をすれば、金色が少しくすんだような色。
髪色も同じ。
瞳はオレンジがかった黄色だ。
そしてあとの2人は恐らく双子。
黒瞳黒髪。
制服姿。
顔立ちも日本風。
恐らく、オレらと同じ地球からの人間。
合計4人の先客さんたち。
「うわっ。男...。」
双子の内の1人が言いました。
もう一人は、怪訝そうな顔をしています。
また、6歳くらいの二人はあらかさまに嫌そうな顔をしています。
お気づきですか?
今、この場には女が6人。男が1人。
つまり僕以外、全員女子です。
4人が4人ともオレの方を見て『うわー。最悪。』とでも言いたげ。
......。
帰ってもいいですか?
...ハーレム?
んなわけねーだろ!
死にてぇのか!




