番外編・とある研究者と??の会話
今回は久しぶりにあの人達が登場…
※マザー視点※
※※※
??の意味は後書きに書いてあります。
※所長室※
ヒカリ達は向こうの世界の『特別番外編』に参加してるので、私は今は自室の研究機関の所長室で、ヒカリが作ってくれた便利機能が付いた背もたれの椅子に座って書類の仕事をしていた。
近くの電話が鳴って、
「ん?」
書類を読むのを止めて、電話の青色のランプを押した。
「誰から……」
「もしかして……ヒカリかしら?」
まさか!?
少しだけウキウキして微笑みを浮かべてた。
電話についてる玉が光り私の顔の辺りの空中に映像が映り始めた。
そこに映し出されたのは、
『所長!』
泣きそうな顔をしてる白衣を着てる天空時主任だった。
「……はあ…」
少しだけ疲れた顔に私はなった。
またなの……コイツは…
本当に…病気ですわね……
もう、何回目なのよ!!
複雑に呆れて、映像を見ていた。
『私を早くそちらに戻してください!』
『一早く家に帰って、私の愛娘に会いたいので、どうか所長の御慈悲で宜しくお願いします!』
凄い必死で頭を上げてお願いしていたが、
「それは無理!」
あっさりと却下した。
ここで諦めず、
『そこをなんか!』
「絶対にダメです!」
『……そんな…』
再度断って、映像からは天空時主任はズルズルと腰から砕けて涙目で、暗い表情でこの世の終わりのような顔をしていた。
「……来年には、こっちに戻れるだから、もう少しだけ向こうの仕事を頑張りない!」
と、声をかけたが、
『早く愛娘を抱きしめて、愛娘の愛情不足で…』
『私は、愛娘が心配で、仕事が手につきませんよ……』
床に顔を押し当て涙をひたすら流していた。
はあ…
やっぱり、これ以上はコレは無理ですわね。
まあ、向こう世界に行く前にヒカリの天空時主任がグズついたら、秘策のアイデアを試してみるかしら…
電話の黄色いボタンを押した。
直ぐにノックが聞こえて、
「所長、お呼びですか?」
「読んだ?」
女性と女の子の声が聞こえて、
『この声は…!』
映像の天空時主任は直ぐに立ち上がって、白衣をパタパタを叩いてホコリを落として、涼し気な顔をしていた。
なんとも見事な変わり身だった。
これには私は、
普段から、そんなふうにちゃんとしなさいよ!
内心でツッコミを入れた。
ドアが開いて、天空時主任の映像は回転して、目線はドアの方に向けた。
天空時主任の同じ研究者の奥さんの恵理さんは白衣を着て、その娘の頭に青色のリボンをつけてユエちゃんはピンクのワンピースを着て二人は部屋の中に入って来た。
そして、
『私の自慢の愛娘キターーー♪』
『ここに、天使の愛娘ちゃん降臨♡』
ハイテンションで映像の中で右手を上げて、いつの間にか天空時主任は頭にユエちゃんのハチマキを巻いて、白衣→ユエちゃんの応援法被を着ていた。
恥ずかしい顔でユエちゃんは頰をかいて、
「僕のことを天使って、本当にお父さんは、いつも大袈裟だよ。」
『いやいや』
『そんな事は無いよ♪』
『愛娘が一番だよ♪』
鼻の下を伸ばして、天空時主任は娘にデレデレだった。
さて、親バカが向こうに気を取られてるわね。
「……」
「……」
チラリと私は恵理さんを見て、恵理さんは目だけを薄く閉じて動かした。
恵理さんは軽く頭を下げた。
[ウチの旦那がご迷惑をかけて、本当にすいません。]
片手でジェスチャーを私は返して、
気にしなくて良いわ。
席を立って、書類を整理した。
「今日の書類は目途がたったから、少しだけ席を外すわね。」
「用事もあるから、机の物は触らないでね。」
「はい」
そう言って恵理さんが返事をした。
まあ、本音は家族の会話の邪魔にならないように廊下に出てたのも理由だった。
あの電話は黒崎グループと共同開発の試作品で、まだ電話は所長室しかなかった。
そのまま廊下を歩き出した。
私には別件の依頼で、向かわなければならない場所があった。
※※※
所長室に残った人達は…
ニヤニヤした顔で恵理さんは、
「ハロー♪ ハロー♪」
「貴方、向こう世界でも元気なの?」
「私は、こっちでユエと元気よ♪」
「お母さん!!」
しゃがんでユエちゃんを抱きしめてアピールして、ユエちゃんはちょっとだけ驚いた顔になった。
直ぐ天空時主任は、
『なっ!?』
『恵理……お前…』
『それは……ずるいぞ!』
『おい! 私に対する嫌味かよ!』
悔しいそうに目が尖った。
「さあ?」
「何のことやら?」
『怪しいな…』
「どうでしょう?」
目を反らして、恵理さんはやれやれとポーズになった。
『そうとしか、私には捉えれないだが…』
「貴方の気のせいじゃないの?」
ジト目に天空時主任はなったが、恵理さんは目を反らした。
怒った顔で天空時主任はなって、
『単身赴任してる私の身になれ!』
「私は嫌よ。」
「単身赴任しないわよ。」
あっさりと恵理さんは顔を振って否定した。
そして呆れた口調で恵理さんは、
「そもそも、そっちに居るのは、貴方がヒカリ君を脅すからでしょう?」
『それは! 待った!?』
『い、言わない約束だろ!』
「……あ!」
慌てて天空時主任は言うと、間がいて思い出した顔で恵理さんは右手で口を押さえていた。
ユエちゃんには、天空時主任の単身赴任の理由は向こう世界のヘルプがあり、自主的に天空時主任が行動したと伝えていた。
不思議な顔でユエちゃんは、
「へ?」
「なにそれ?」
「初耳だよ。」
目をパチパチしていた。
ジーとユエちゃんは恵理さんに視線を向けて、それを反らして恵理さんは目を泳がせていた。
「本当になんでも無いのよ…」
「本当?」
『そうだぞ!』
『何も無いぞ!』
映像の動揺した顔で天空時主任は必死だった。
そしてユエちゃんは困った顔で、
「ねえ?」
「お母さん、どんなふうに脅したの?」
「……う!」
恵理さんは複雑な顔になった。
『恵理…頼む!』
『なんとか、耐えろ!』
『教えるな!』
必死に映像の天空時主任は応援していた。
[大丈夫だ。恵理を私は信じるぞ…]
[夫婦だし、妻を信じなくて家族なんてやってられるか!]
ジーと天空時主任は動揺してる恵理さんを信じる事にした。
「お母さん…教えてよ!」
「本当の事を教えてよ!」
「…………ううっ!!」
更にキラキラした視線のユエちゃんに恵理さんはグサグサと胸に刺さった。
[はあ…参ったわね。]
[娘にここまで言われたら…断り辛いわね。]
[あ……そっか、結局…私も娘に親バカなのね。]
諦めた顔で恵理さんは、
「はあ…良いわ。教えてあげる。」
「本当?」
「ええ、本当よ。」
ユエちゃんに訊かれて、微笑み恵理さん言った。
かなり天空時主任は驚愕して、
『ちょ…お前!?』
[そこは、私の気持ちに応えて、黙ってろよ!]
[恵理のバカーーーーー!]
[信じた私の気持ちを返せ!]
心の中で裏切れて複雑な顔になった。
そして恵理さんは深呼吸して、
「圧をかけて『ヒカリ君は娘に近づくな!』って、言って……お仕置きで所長を怒らせて、単身赴任してるのよ。」
『ちょっと…』
「へ?」
「なんだ?」
「……そうなんだ。」
真実を話して、天空時主任は複雑な顔になっていたが、間が抜けた顔でユエちゃんはなった。
この判断に天空時主任と恵理さんは、
『ん?』
「あれ?」
不思議な顔になって、お互いに顔を見合わせた。
気になって恵理さんは、
「どうして、その反応なの?」
「え?」
「だって、ヒカリ君は僕の事を好きになる事はないもん。それにヒカリ君は僕の事を皆と同じ友達として見てるから、恋愛はないよ。」
「へえ」
『そうなんだ…』
ハッキリと言われて目をパチパチと天空時主任と恵理さんはなった。
「僕は明人君しか好きじゃないし、それはお父さんとお母さんも知ってるよね。」
「うん、そうね。」
『……』
そう言われて、天空時主任と恵理さんは頷いた。
考え込んだ顔でユエちゃんは、
「それに…お父さんの早とちりの勘違いで、所長さんの養子のヒカリ君に変な事を言って、単身赴任のお仕置きは仕方が無いとして……」
『グハ!?』
『お仕置きは仕方が無い』と、ハッキリと娘のユエちゃんに言われて、天空時主任はかなりショックでグサと胸に刺さり急所にヒットして99999999999999の精神的なダメージを負った。
天空時主任は暗い顔になったが、それを無視してユエちゃんは、
「でも、僕以外に既にヒカリ君には好きな人が居るから…」
「え!」
『なっ!?』
これには恵理さんと復活して天空時主任は、直ぐに驚いた顔になった。
頭で恵理さんは、
[ヒカリ君に好きな人いたの?]
[へ?]
[初耳ね。所長も知らないぽいわね。]
そして恵理さんは尋ねて、
「ヒカリ君の好きな人は、誰?」
「ヒカリ君に直接聞いたら、はぐらかされてだけど、『凄く僕に掛けがいのない時間をくれて、一番に尊敬と憧れてる方だよ』。」
とユエは答えて、天空時主任と恵理さんは頭に『?』を浮かべた。
END
投稿が遅くてごめんなさい。
基本的には…サービス業なので、ゴールデンウィークは仕事です。
※※※
※番外編・とある研究者と??の会話=
番外編・とある研究者と家族の会話ね。
※※※
いつも読んでくださりありがとうございます
また読んでくださりますと幸いです。
次回は5月8.9日頃までに投稿予定です。




