番外編・とある所長と秘密の会話
私は…
※マザー視点※
※廊下※
私は一人で廊下を歩いて、
今頃、私の所長室は、天空時主任の家族で会話を交わしてるわね。
家族は良いわね。
薄く笑っていた。
だけど、私は直ぐに真面目な顔になって、非常階段に向かった。
そして階段を下り消火栓器具箱の前に立って、しゃがんで中を開けて隠しスイッチを押して、置かれてるホースは横に動いて、奥の明かりがついてるエレベーターに乗った。
何故、こんな方法をとってるかは、近年向こうの世界住人がこちらの世界で生活を選ぶ者もおり、向こうの世界で魔力の反応に敏感な者は研究機関内で転移とか使えば、色々と調べる事もある。
前所長の時に興味本位で、何人かは怪しんで前所長が転移する謎を調べており、辿りついた先に色々な財界へ賄賂の資料も発見されて、それを裁判をする際に黒崎グループの会長に提出されたと、天空時主任から私は聞いており、念の為…面倒な方法をとっている。
まあ、手の込んだ方法もヒカリは色々と好きなので、それは私もこのシステムは嫌いでは無い。
それはそうと、エレベーターに入ると直ぐにドア閉めて、自動的にホースも元に場所に戻って、消火栓器具箱も閉まった。
そのエレベーターには押しボタンのパネルは無くて、横の方に画面で文書が横文字で流れて、画面が右手の手形が表示された。
右手を合わせて、エレベーターが動き出して降下した。
暫くしてエレベーターが停止すると開いて、
「着きましたわね。」
暗い通路を歩き出して、電気が自動的に点灯して、周りには機械な通路と複数の鉄の扉が有り、奥の鉄の扉に私は手を当てた。
開くと椅子が1つだけ有り、そこに座ると私の頭に機械と繋がってるヘルメットが装着された。
……
《……機能正常》
《マスターコード承認》
と音声が流れて、目を開けると周りには0と1が幾つも並ぶ世界が広がっていた。
私の前に光るキーボードが現れて、素早くキーボードを押した。
『マスターより権限を発動!』
『向こうの世界の彼女にコール』
指示を出して、
《了解》
《…コール完了》
機械的な声で、私の前に画面が映り、通信中から数分してから、一人の白衣を着た女性が映し出された。
『ごめん。ごめん。待たせたわね。』
『こちらの他の子達の調整をしてて、出るのが遅れたわね。』
頭をかいて平謝りをしていた。
向こうの彼女の事情を知ってる私は、
『いいえ』
『そちらの方が優先で構わないわ。』
静かに告げた。
『早速だけど、貴女の作り出したくれた。彼の身体のデータを送ってくださらない。』
『お願い…助けたのよ。』
『ええ』
『貴女の意見を尊重してデータは送るわ。』
『今は貴女に託すしか、私には選択は他に無いし……』
直ぐに承認して、キーボードをしてデータの転送をした。
『ありがとう。』
『これで、あの子を助けられるわ。』
画面の彼女は薄く笑っていた。
送られたデータを観てる様子で、
『……うむうむ…』
『なるほど…こうなっていたのね。』
『貴女が造った身体は、本体の彼では無くて、もう一人の中に居た彼をベースにしてたのね。』
『ええ、その通りよ…』
そんな会話をする中で、私は不安だった。
『本当にヒカリは、助けられるのね?』
『ふふふ、当然よ。』
『だって、私はあの子のお母さんとして、全力を尽くすわ。』
『……』
何も出来ない私は、自分が不甲斐なかった。
『助けないと、あの子が今まで一人で頑張って、一所懸命に守ってきた他の子達と大切な妹に私は怒られちゃうから…』
『ちゃんと彼は、責任を持って助けるわ。』
そう言って、私は安心した。
『でも……』
『ん?』
『なにか?』
一つだけ言う事があり、画面の彼女はこちらを見た。
『私はヒカリのお母さんは、貴女に譲る気は無いわ!』
『ふふふ』
『あの子は、本当にモテモテね。』
『良いわよ。』
『私も負けないわよ。』
嬉しいにニッコリと返されて画面が消えた。
これで、ヒカリは助かるわね。
そして、キーボードのボタンを消して、私の周りは暗くなった。
《マスターの意思を身体に移動します。》
いつもの研究機関の所長の身体に戻って、ヘルメットがパカと外れて、椅子から立ち上がろうとした。
そして、
「ごきげんよう」
「世界の管理者…久しぶりね。」
目の前に腕を組んで一人の始まりの女神が立っていた。
この後の展開を予見していた私は
、
「……」
たいして驚かなかった。
「単刀直入に聞くわね。」
「貴女は私の味方になるの?」
「それとも敵対するの?」
こちらを向いて女神は訊いてきた。
「お世話になりました。」
「私はヒカリと共に進みます。」
深く頭を下げた。
そう、これが私が選んだ選択…
「……そう。」
「それが…貴女の選択ね。」
「なら、好きにしなさい。」
静かに女神は言うと、私に手をかざした。
「ただし、貴女の管理者権限は剥奪するわ。今後貴女は世界の干渉は禁止よ。」
「この地下の施設は機能停止するわ。」
力を奪われて、周り機械が停止して部屋は暗くなり、非常電源の明かりだけになった。
「残り人生は、貴女はその身体で過ごすこと…」
「……わかりましたわ。」
言われて肯定した。
「貴女の世界に配置した端末は、そのままにしてあげるわ。」
「まだ、こちらにも利用価値あるから…」
「それじゃ、もう会うことは無いわね。さよなら…選択した者……」
言い遺して女神は姿を消した。
誰も居なくなって、この部屋に私だけが残された。
そして静かに私は、エレベーターの方に静かに歩き出した。
END
いつも読んでくださりありがとございます。
また読んでくださりますと幸いです。
次回は4月15.16日頃の投稿です。




