特別番外編・竹取の3匹の子豚《改編》76
皆がケーキの上のアトラクションに夢中になってるタイミングで…
※ヒカリ視点※
※お店のダイニン・グキッチン※
僕は皆がケーキの中に意識を通したお菓子の人形を見送った。
「来てくれるかな。僕の影なる者よ。」
そして、僕の影は姿が同じ分身を1人を出した。
その分身は腕を組んで、今までの分身と違って、凛々しい感じる雰囲気だった。
「珍しいね。」
「久しぶりに君が僕を使うだね。」
「そうだよ。」
「どんな内容かな?」
僕と同じような口調で、分身は意外そうな顔をしてた。
「この場面で僕を出すくらいだ。」
「君の人格の君を慕ってる大好きっ子の同胞の姿を変えるのが得意な彼では、流石に荷が重いかな?」
「そうだね。正解だよ。」
これには否定も出来ず認めた。
「切れ者のシオンさんには、多分…バレるからね。」
「ほうほう」
「君が彼女をそこまで評価するとは、それ程の実力かな。」
「うん」
「じゃ、契約者の君の人格では、確かに口調は真似できても気配と癖は難しいね。完璧は程遠いね。」
右手の指を顎に当て興味深い様子で、僕の言葉に耳を傾けた。
今度は分身は、
「勿論、君はまだ手が有るはずだよ。」
「例えば……君との契約で、僕の分身を提供してるだから、いつものように君は僕の分身を使う手がね。」
「それも無理かな。」
指摘された通り、確かにそれを使うのもありだけど、僕は顔を左右に振った。
この手も使えないのは、既にシオンさんは僕と分身と一緒に居るのを見てるので無理だと思った。
もう1つ理由があった。
それは、るみ子さんも僕と分身を見分ける事が出来てしまうから、一緒に居る中で避けたかった。
もしも、気づかれれば、おそらく直ぐにでもシオンさん以外もここに戻って来てしまうからだ。
そうなると、僕がこれからする事にする事に支障が出るので、この場合は目の前の分身の彼に頼るしかなかった。
冷静な顔で分身は、
「君から使わせてもらってる分身でも…だから本体の僕を出すんだね?」
「うん」
質問をされて僕は頷いた。
「同胞の彼は変身が甘い部分が有るから、シオンさん達に直ぐに気付かれるからね。」
「その点は、君の方が僕をそのまま動きもコピーが出来るし、他と比べて経験も高いからね。」
「なるほど。僕の事をそんなに評価するとは、嬉しいな。」
その説明を聞いて、分身は微笑みを見せて納得した。
悪戯ぽい笑み浮かべて分身は、
「ふ~ん、もしかして……君は、シオンさんのお仕置きも有るから僕に頼るのかな?」
「それも有るかな。」
正直にシオンさんのお仕置きを避けたいのは、僕の本音で否定が出来なかった。
そして分身は、
「僕に頼るのは、シオンさんのお仕置きを避ける為に勇気あるな行動かな? それとも後先を考えない……ただの愚かな無防な行動かな?」
「多分、僕は君が思ってるほど出来た者じゃないから、後者の無防かもね。だけど…今後の策を用意しないといけないからね。」
「だから、僕は今は君が必要だからね。」
無防なのは否定が出来ず、真剣な顔で僕は分身にお願いをした。
「そう言う熱心な熱弁をするとはね。」
「僕は君のそう言われるのは、嫌いじゃ無いよ。」
余裕の表情で分身は言ってきた。
[女神の誓約が終わり感情が戻り、そんな顔もいつ以来か………ああ、そうか……この感じはあの幼き君の姉が嫉妬して、木に隠れて他の世界の友達らしい少女と笑ってた時か…懐かしい]
遥か昔の出来事を分身は思い出していた。
「僕に協力をしてほしい…」
「君は今までよくやったよ。」
「君は十分に管理者以上に働いて隠居する気はないのかい? それに以前のように君は、力は半減してるけど?」
気になった事を分身に訊かれた。
「確かに僕の戦う力は半減したけど、それでも最後まで自分の能力を誰かの為に使うよ。」
「だって、今更…皆は僕の好きにしてと言われるけど、自分で言うのもおかしいかもしれない。」
「でも…僕は遣り方は変わらないよ。」
「寧ろ変える気は無いよ。皆がいつまでも1日も長く笑ってほしいからね。」
「だから僕は自分だけ楽な道は選ばないよ。」
優しい笑みを僕は浮かべた。
それを見て何処か分身は色々と考える素振りで、僕をジーと見ていた。
[本当に君は、何処までも気高くて、君は信念を曲げず、何処までも変わらないな。]
[どうして、あの世界で君みたいな太陽な子が……皆から認めてもらえなかった。あの世界の君の住む神社のあの守り神は、君にご執心だったな。]
[毎日、君が神社の周りを掃除してる時は微笑ましいかったな……]
[力を半減しても…なお、人の為に未来を視るか。君がそう決めたなら、僕は何処までも付き合うよ。]
[愚かな女神と共に行った彼等と違って、正直にこれは僕との契約以上で、本来は君の代わりにやる義理は無いけど…]
[心が変わらない君に免じて、僕は共に何処までも付き合うよ。]
そして、
「イエス・マイロード」
「お望みままに僕の契約者…」
分身は頭を下げた。
「僕は君であり、また君は僕であり、考えも理解しているし、その言葉に嘘偽りは無いから…今の言葉を信じてあげる。」
「その言葉だけで十分だよ。ありがとう。」
分身は僕に冷静な顔をした。
そのまま時空ボックスから、僕は1冊のメモ帳を出した。
「コレを使うと良いよ。」
「君のお得の先読みのメモ帳か。」
「必要は無いと思うけど?」
「万が一の保険だよ。」
「ふふふ、保険か。」
「分かったよ。ここは引き受けた。」
「ありがとう」
メモ帳を微笑みを浮かべて受け取って、お礼言って僕はお店の方に戻った。
[皆にも配慮を忘れないなって甘いね。]
[だから、あの世界で君の傍に居た者は多いだよ。]
ケーキの方を見て思った。
※※※
※お店※
「おやおや、やっと……いらっしゃいましたか。」
「ヒカリ殿の周りの女性陣の動きを封じる為、ケーキを使って景気よくお遊びにするとは、ヒカリ殿は中々ユニークで面白い事を考えますね。」
「え?」
ダジャレを入れて声を聞いて振り向いて、お店の入口に怪しまれないように旅人のローブ着ている人物が立っていた。
僕はその人物を知っており、ダーチェリーさんの組織した執行人の1人だった。
「ヘルメスさん」
「やあ、ヒカリ殿しばらくぶりですね。」
軽く右手を上げてヘルメスさんは微笑み浮かべた。
「お久しぶりです。」
「ヒカリ殿のお店に来たのは、このお店が開店する前だったかな。」
「そうですね。」
何気ない会話をしてる。
「そろそろ、私の組織のトップとご結婚されては?」
「トップは毎日ご奉仕してくれますよ。」
「え!」
ちょっとだけ僕は驚いた。
因みにヘルメスさんの言うトップとは、ダーチェリーさんの事だった。
わざとらしい口調でヘルメスさんは、
「トップは、いつもヒカリ君の事を話してる時はいつも楽しそうなんで、私も遠目で見てるトップの姿は、本当に微笑ましいですよ。」
「いや…それは…」
「……僕には…まだ…早いかな?」
動揺して苦笑いをして僕はごまかしていたら、
「目標の補足を確認」
「ん?」
「この声は?」
後ろから聞き覚えの有る少女の声が聞こえてきた。
ガチャリ!
「!?」
「ヒカリを確保の完了♪」
後ろのメイド服の少女にしっかりと両腕を回されて、驚く間もなく身体を密着して拘束された。
メイド服の少女はニッコリしてヘルメスさんを見て、
「ヘルメス、ナイスフォロー感謝♪ そして時間稼ぎに感謝♪」
「いえいえ」
「こちらもヒカリ殿の動揺も可愛いかったので、個人的に楽しめました♪」
僕にヘルメスさんは微笑みを浮かべて右手の親指を立てた。
ハメられた!
逃げ出そうにもしっかりと拘束されて逃げ出すの不可能だった。
メイド服の少女は後ろから鼻を近づけて、
「香しきヒカリの匂いで安心♪」
「ひゃん!」
髪に鼻息があたり擽ったくて、
「あの…コルデーさん、放してほしいですが…」
「断固拒否!」
解放するようにお願いをしが、その一言であっさりと拒否された。
因みにメイド服の少女もヘルメスさんと同じ執行人で名前はコルデーさんで、ダーチェリーさんに造られた傍付き万能なアンドロイド型のメイドで、普通の人と見た目は変わらない。
あちらの世界の管理者の本体と端末の元であり、始まりオリジナルあり自分の身体をあらゆる形に変形をさせる事が出来る。
そして、コルデーさんは信頼が無い人物が居ると、基本的には念話で会話をする。
生みの親のダーチェリーさんぐらいにコルデーさんは、僕の事を気に入ってる。
諦めず僕は再度お願いする事にして、
「…解放をお願い致します!」
「絶対に拒否!」
「測定が終わるまで拘束を解除不可能…」
「今はヒカリの心体の状態を測定中…」
ピピー!
機械音が聞こえて、
「ヒカリの心に僅かなダメージありと判断……」
最初は匂いを楽しいむ顔をしていたが、深刻な顔になって、
「うむ」
「これだとコルデー殿……そうですね。」
「私でしたら…」
ここで悪戯ぽい笑みでヘルメスさんはなった。
この笑みから僕は、凄く嫌な予感がしてきた。
「移動する際にそのまま密着して、安全にヒカリ殿の移動の負担を減らして、コルデー殿が乗り物に変形されては?」
「名案…」
「その案を採用♪」
そしてそのまま拘束したまま一瞬で、メイド服のコルデーさんは、自動の車椅子に姿がかわった。
「このまま移動の際、負担をかけない為、車椅子モードに変形して、安全にヒカリを連れて行くのが妥当と判断♪」
「解放は?」
「断固拒否♪」
解放はしてくれることは無かった。
続く
いつも読んでくださり、ありがとうございます。
また読んでくださりますと幸いです。
次回は4月14.15日の投稿の予定です。
次回の仕事のシフトが不明なんで…




