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第1話 外科医 女医乃 深雪
ここは都内でも指折りの大学病院。
朝のカンファレンスで、彼女は堂々と立っていた。
名は女医乃 深雪。三十歳。
私より六つ下だが、その冷静な手技と確信に満ちた言葉は、年齢差を忘れさせる。
端正な顔立ちは西洋を思わせるが、彼女は生粋の日本人だ。
白い肌とすらりとした体躯、その一方で胸や腰の曲線は女としての存在感を隠しきれない。
白衣に包まれたその姿は、同僚も患者も一目で惹きつけられるだろう。
巷では私も優秀な外科医と囁かれる。けれど、深雪を目の当たりにするたび、胸の奥に静かな嫉妬が疼いていた。
それは今に始まったことではない。彼女の存在そのものが、私にとっては常に比較の対象であり、抗いがたい輝きだった。
その時、手にしていたプレゼン資料が一枚、はらりと床に落ちた。
深雪がすっと腰をかがめる。白衣の布がわずかに張り、胸のラインが強調される。
さらに、スカートの裾がわずかに揺れて、一瞬だけ透けるような足が覗いた。
何気ない仕草のはずなのに、隣にいた若い男性医師が思わず喉を鳴らすのが聞こえた。――ごくり、と。




