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臨界マジックヒストリー  作者: コラソン


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Lux Arcana


魔法石を手にした者は、

魔法陣を出現させる。


この魔法陣から、自分の魔力を

生み出し、強化していく。

異界へ行き来できたり、

精霊を呼んだり、怨霊を見つける事ができる。


気味が悪いのは、

人に憑いた怨霊や、生き霊が

みえてしまうこと。


俺は物凄く怖がりで、オカルト系や

ホラーが、全くダメだ。

そんなの耐えられない。


「じいじ。石要らないよ。怖すぎるし

生暖かいから、気味が悪い。」

素直に言ってみたけど、


「説明だけでも、最後まで聞きなさい。」

とじいじの説明が続く。


魔法陣は宇宙とも繋がり、

魔法石を持つものは、宇宙へも行き来できる。

宇宙には、沢山の惑星があって

そこに住む宇宙人とも交流する。


俺はこの現実と、魔法の話が違いすぎて

まるで、映画の話を何気なく聞いている

感覚になってしまった。


俺は普通の大学生だ。

「やっぱり、ちょっとわからない。」

そう言うと、じいじが


「ためしに魔方陣、出そうか。」

と言ってクシャっと笑った。

そして、

「そこに立って、魔法石を軽く握って顔の前に掲げながら

Lux Arcana(秘められた光よ)って唱えてごらん」

と言った。


立ち上がって、ええと、軽く握る…それから

「Lux Arcana(秘められた光よ)」

ボソッと、唱える。


ブゥンと音がして、辺りが少し暗くなった

足元が、ボウッと光り、風を感じる。


その直後、足の先から

頭の天辺まで、体中を覆うように

眩しい光が突き抜けて

たまらず目をつぶってしまう


じいじが

「上出来。ゆっくりでいいから

目をあけてごらん。」と言った。


言ったけど、気味が悪すぎて、

目を開けられない。

「じいじ、マジで勘弁して。俺、なんかやだ!」

本当に嫌すぎる。

なんで、じいじのウチにきて、こんなことしてるんだか。

ばあばがそうめん茹でてるんだから

早く普通に食べたいよ…


そんな事が頭の中をぐるぐるしている。

目は、開けたくない。


見兼ねたじいじが、

「仕方ないなぁ。澪央に先に

可愛いパートナーを紹介しようか。」

コホンと、咳払いをしたじいじが

「ルクス・フェアリエ!」

と優しく唱えた。


シャララーと鈴の様な音がした。


俺はまだ、目が開けられない

こうなったら、意地でも開けるもんか。

そう、絶対に。

閉じた瞼にさらに力をいれた。




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