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臨界マジックヒストリー  作者: コラソン


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頭の中はキャパオーバー


「急に、石がどうのこうの、言われても、

驚くのも無理は、ないか」

とじいじは、笑う。


引いてるんだよ、俺は。魔法石?

あの、国民的アニメの飛行石?なら

わかる。だけどアレはアニメだ。


じいじが、「袋開けてごらん。」


そっと小さい巾着袋を開けると

小さいけど、丸い。

色はターコイズより、もっと薄い色で

水色に近い。

で、なんか暖かい。

…生暖かい。ちょっと嫌だ笑


「じいじ、悪いけど全然わかんない」

と素直に言ってみた。


じいじは

石の話を教えてくれたのだが、


水瀬家に代々受け継がれる石で


水瀬家の子供が健全に成長し、

20才になると、石を授ける。


長男でも長女でも、どちらでもいいらしい。


「は?親父もらってなくない?普通のオッサンだろ。アレ。」と聞いた。


じいじは笑って、

「アレは、魔法石は、ダメ。あげない。」

「なんで?もしかして、親父捨て子だった?」

「いやいや、正真正銘ワタシらの子供」


何故親父はだめだったのか、

それは、

10代の頃に、酒、タバコ、万引き

色々やらかしたからだ。


「ネオン街みたいな、バイク乗り回してなぁ

アレは本当にしょうもなかった。」

とじいじは遠くを見る。


そんな素行不良な人に石を授けるわけにはいかず、ある場所から、ならぬ!とか言われたそうで。


健全、健康優良児の俺に石が託されたのだ。


この、石。魔法石。

俺は、この石で何かするのか、

何かあるのか、じいじの話を半信半疑で

聞く事になった。



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