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臨界マジックヒストリー  作者: コラソン


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海だけど、太陽の魔法使いは何処なんだよ


ピッカーーー!!


海だ!!チリチリと太陽が砂浜を照りつける。


「アッチーなぁ!!俺もう、我慢できない!!」

颯太は、デニムの中にすでに海パンを

穿いていた。


「ほら!童丸!行くぞ!」

童丸を担いで颯太が波打ち際へ走った


「みおー!うきわもってきてぇ!!」


仕方ないなぁ。俺はうきわを手に海水へ

入る。


バッシャー!!颯太が海水をかけてきた


「ヤメロォー!!」澪央は颯太にバシャバシャ

海水をお見舞いする。


童丸が「くらえー!!」

と言いながら、水鉄砲で

俺と颯太の股間を攻撃してきた。


「いやっ!そこはダメよ」

颯太が、わざとクネクネしていた。


「きもっ」と言った澪央の股間を

また童丸が狙ってくる。

もう、泳ぐとかない。

バシャバシャ笑いながら騒いでいた。


海岸で藤井さんがにこやかにその様子を眺めていた。


「? 朔くんは、海入らないの?」


「いや、あそこに入るのがちょっと。

まぁ、いいかな。僕もいってきます!」


「朔夜! おっせぇよ!!」

颯太と澪央に、思い切り海水をかけられた。


朔夜も、「うわぁー!前髪台無し!!」

と笑ってずぶ濡れになった。


藤井さんは、肩から提げていたライカを

手にした。

ファインダーを覗く。


「やんちゃだなぁ」口角があがる。


楽しそうだなぁ、そう。自然な笑顔が

一番いいんだよな。


カシャ。


心地の良いシャッターの音。

この音が好きだ。


藤井さんは、ファインダーから

見えた光景を撮りながら


『友』と、

コンテストの為のタイトルを

決めた。


シンプルに。


ずぶ濡れになった童丸が

「ふじいさんきれいになったねぇ

かいけつしたから、

だから、みんなでおそらいけるねー」

と喜んだ。


颯太が「またかよ、童丸ぅ。俺たち飛べないからな!!」と笑う。


澪央は、太陽を見上げた。


太陽かぁ。太陽の魔法使いを

探さなきゃ。だけど、当てが、ないんだよなぁ


「童丸が言ってる事、本気だよ。

作戦会議しよう。」

朔夜が真面目な顔で言った。


「どうまるがさいきょうだ!!」

とすぐに、

童丸に水鉄砲で股間を狙われて


「こら!童丸!やめなさい!!」

と朔夜が、逃げた。


藤井さんのシャッターの音は

止まらなかった。


カメラマン、藤井修平

まだ、撮り続ける。



童丸が

「おそらにいったら、どうまるの

ままのこともきくんだよ」


澪央は、「ママ??あー、そういえば

童丸の母ちゃんの話って聞いたことなかったなぁ。」


童丸の気持ちを考えたら

澪央は、

そういえば、俺が童丸の父ちゃんを

宇宙にぶっ飛ばしたのは自分達だ。


どうして、父親を奪った俺に懐いているのか。


そして、せめて童丸の母親を探してみようか。


気持ちが少しきゅうっとしていた。






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