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臨界マジックヒストリー  作者: コラソン


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17/27

夢と現実は曖昧です。


「澪央!!ミオミオミオミオ!!」


「んーーーあぁ、颯太…わりぃ

眠たくて、居眠りしてた…」


颯太が、真顔で

「いや、寝てる。澪央も俺も。

今、夢の中に居るらしいよ。俺達」


うん?夢の中っすかぁーへぇー

…………………………!!


「夢の中ぁ?居るらしいぃぃ?」

俺は目が覚めた。寝てるけど?


「ほら澪央!しっかりして?

ミレアが、説明しましょう。」


さっきまで、一覧表にまとめた

魔法使いの呪文。


俺と颯太が、覚えてやる!!なんて

気合いを入れる事はなく、


っすね~まぁ、いずれ~みたいな雰囲気を

醸し出して、覚えていなかった。


ミレアとイグニがそんな俺達を

なんとかしてやろうと、


Somnium Intrare

(対象の夢の中へ入り込む)

…よくわからんけど?


俺も颯太も夢の中にいた。


寝かせろや。言わないけど

実際今日は身体の疲労が半端なくて、

寝てしまったくらい、だるいんだよー。


ミレアが、「澪央ってば、しょうもないなぁ

よし、寝てる間に魔法の特訓しちゃいましょ」と閃いた。


「なんでもアリかよ、ったく。」と颯太。

俺は、「だる。」しか言葉がでない。

疲れてるからね!!!


「さぁ、どんどん魔法を使って覚えよう!!」

イグニがはりきっている。


「じゃー、まず澪央と颯太は魔法陣だして」


「あぁ、これならわかるわ、

『ルクス·アルカーナ』」

ブゥン。足元に魔法陣が出た。

俺は1発で出してちょっと気分が良かった。


ポフン!!

なんか、雲みたいな雪だるまみたいなのがでてきた。


「なるほど。コイツを敵に見立てて

特訓するのか…呪文覚えねぇけど。」

颯太が、項垂れた。


『イグニス·スクートゥム』

『アクア·スクートゥム』

防御魔法!

この呪文を繰り返す。何度も。



『イグニス·サギッタ』

『アクア·サギッタ』

攻撃魔法!

同じく何度も繰り返す。


「そんな急がなくても、よくね?

さっきからずっと繰り返しじゃん!!」

颯太が息を切らしながら言う。


「だるいだるいだるい。飽きた。」

澪央は、とりあえず寝たい。



「急いで特訓しないといけないの。

澪央、来週キャンプいく予定でしょう?月の魔法使いに会えるかも。」


「はぁ?月の魔法使いって、人間なの?

それとも動物なの?

もう、これ以上珍獣みたいなの、やだよ!」

澪央が言うと


「鬼の子だけで充分ありがてぇよな、澪央」


「ありがたくねーよ!!おう、颯太。童丸

おまえにあげるよ、つれてけ。」


「やめとく。うち来たら毎日節分になりそうだし。」


「ちょっと!! 澪央 颯太も!話脱線させないで」

ミレアがプリプリ怒る。


「月の魔法使いは人間だよ。」

イグニの一言に


それはそれで

残念な気持ちしかない俺は

「普通の友達ほしいよ。」


颯太も

「うん。わかる。しかもカワイイ女子な」


俺は、頷く。

「同感。」


ああ、次じいじの家に行ったら

先祖の話、聞いてみるか…


まったく。先祖さん、いいかげんに

してくれよな


ああ。疲れた。



急に「ミオー!!」とオデコをぺしぺし

されて、本当の意味で目が覚めた。


部屋に来た童丸に起こされたのだ。


「オマエ、鬼だからしかたないけど

顔面いかついな。」と言ったら


ムッとした童丸に

めっちゃオデコをぺしぺしされた。


来週のキャンプかぁ、

ヒリヒリするオデコをさすりながら

ぼんやり考える


月の魔法使いかよ。

女子かなぁ。女子ならワンチャンある…な!!






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