北を目指して〜モンスターバトル2〜
アルファポリスにも投稿中の本作が、SFカテゴリー24hで2位となりましたΣ('◉⌓◉’)
現在は、HOTランキングでも一時的に、62位となりました((((;゜Д゜)))))))!?
いつまで持つか分かりませんが、頑張れせていただきますm(_ _)m
さてさて、今回も砂漠フィールドの話となります٩( 'ω' )و
俺達の進行方向に現れたのは、そう現実世界で言うところの『サボテン』である。
大きさは子供くらいの大きさがあるがな。
「サボテーン?」
名前を確認すると、まんまサボテンじゃないか!?
警戒しながら近付くが、何の動きも見せないサボテーン。
「コイツってモンスターじゃないのか?」
「どうだろうな? 名前の表示がこれだけ近付いても変わらないから、モンスターじゃ無いのかも知れないな。」
俺達は、サボテーンを前に考え込む。
「フン!」
「がぁ!?」
サボテーンに、背中を見せていたヴァンが突如吹き飛ばされる。
「ヴァン!?」
俺達は瞬時にサボテーンから距離を取り、吹き飛ばされたヴァンの下へ駆け寄る。
「クッソ!? やっぱモンスターだったのかよ。不意打ちとは卑怯な!」
悪態を吐くヴァンに、シャインがヒールを掛けてHPを回復させる。
「フッ!」
サボテーンは、俺達に背を向けて逃走した。
おいおい! ヒットアンドアウェイって言うより、完全に逃走してるじゃねぇかよ!
「あっ!? 逃げやがったな!」
ヴァンはサボテーンを追いかけようとするが、奴の逃げ足は速く、瞬く間にその姿は見えなくなっていた。
「今度会ったらタダじゃおかない! 先手必勝で決めてやれ! クラウド!」
「やるのは俺なのか?」
「俺の攻撃力の無さは、前回ので分かってるだろ?」
俺に丸投げかよ? まぁ、先手必勝には賛成だけどな。
サボテーンに逃げられた俺達は、次の獲物を探し始める。
「全然、スコーピオンもゴーレムも姿を見せないな。」
そろそろ遭遇してもいいんじゃないだろうか?
「いてえぇええーー!? な、なんだ!?」
ヴァンの足が尖ったものに、貫かれていた。
そして、ヴァンの踏んでいた砂が盛り上がり、小型犬くらいの大きさの蠍、『スコーピオン』が姿を現わす。
言葉にすると現実に起こるってのは、度々あるが、正に今がその時であったか。
現れたスコーピオンの数は、3体。
「ヴァン大丈夫か?」
「うぅ……何か、身体がフラつくな。」
ヴァンは、スコーピオンの尾に貫かれたことにより、毒状態に陥っていた。
「直ぐに回復します! 『キュア』!」
「助かったよ。シャインさん。」
シャインがすかさずヴァンの状態異常を回復する。
シャインがヴァンを回復中も、戦闘は行われていた。
それ程大きさの無いスコーピオンに対して、スノウは戦い難く、スノウはアイスロックで動きを封じてから、スコーピオンへ攻撃を繰り出していた。
シグレの矢は、スコーピオンが砂の下に隠れる為、中々敵に刺さらない。
「表に出て来い! 『ブルージェット』!」
俺は、足下の砂に剣を突き刺し、魔剣技であるブルージェットを発動する。
砂を巻き上げながら、青光する稲妻がスコーピオンを呑み込んで行く。
「一気に決めるぞ!」
ブルージェットにより、姿を晒したスコーピオンに、俺とスノウ、シグレでトドメを刺した。
「おっ!? 何か落ちてるぞ!」
スコーピオンの尻尾部が落ちていた。
「最初の遭遇でドロップ出来るとは、運が良いな。」
俺は落ちていたスコーピオンの尻尾二個を回収する。
後は、ゴーレムだな。
「クラウド。少し疲れたから休もうぜ。」
「休もうって、こんな砂漠のど真ん中で休むのか?」
「彼処に岩場が見えるから、彼処で休もう。」
こんな砂漠に岩場があるんだな。
俺達は、ヴァンが見つけた岩場を目標に移動を開始した。
「ほらヴァン! あとちょっとだからしっかり歩け!」
「へぇーーい。」
やっと岩場に着、い、た? 岩に目があるんだが?
「やっと座って休めるぜーー!」
ヴァンは、岩目掛けて走り出す。
「はっ!? 待てヴァン!」
「ぐぇ!?」
俺は、ヴァンの後ろ襟を掴んで引き止めた。
「何すんだよクラウド!?」
「前を見てみろ。」
地面に尻餅をついたまま、俺を見上げるヴァンにそう告げる。
「げえ!?」
ヴァンが目にしたのは、岩が勝手に動き出し、手足が生える姿だった。
そう、岩場だと思っていたものは、ゴーレムだったのだ。
「……助かっぜクラウド。」
「ああ。それより、先手必勝だ!」
俺達は、直ぐに戦闘を開始する。
「行くぜ! 『サンダーブレット』!」
「貫け! 『ライトレーザー』!」
「『アクアスロー』!」
「『アイススラッシュ』!」
「なら俺も! 『シールドブーメラン』!」
俺達の一斉攻撃をゴーレムに放つ。
だから、何でタンクのヴァンが盾を投げるんだよ!?
「ムム? 」
ゴーレムは、殆どダメージを受けていない様子だ。
今の攻撃で、一番効いてそうだったのは、シャインのライトレーザーか?
「どんだけ防御力が高いんだよ!?」
「こっちの最大攻撃力で、ゴーレムの防御を上回る必要があるみたいね。」
「だな。シャイン頼む!」
俺がシャインへ声を掛けると、シャインは直ぐに『アタックアップ』を、俺とスノウ、シグレに施す。
「敵、ハイジョ、スル。」
ゴーレムは、拳を振り上げてクラウドに狙いを付ける。
ゴーレムの強烈な一撃が、砂を巻き上げ、衝撃で地面を揺らす。
「あっぶねぇ!? 攻撃力もかなりのもんだな!」
「『スピードアップ』! 『アイススラッシュ』!」
ゴーレムの攻撃直後を狙って、スノウが高速移動で近付き魔剣技を繰り出す。
「ジャマ!」
スノウの攻撃がヒットしているのだが、ゴーレムはそれを気にすることなく、腕を振るってスノウを攻撃する。
「ちょっと掠っちゃった。全然ダメージが入らない。」
ダメージを受けたスノウに、シャインがすかさず
ヒールを発動して回復した。
「俺が行く! 『サンダーバースト』! からの『サンダースラーーッシュ!』」
俺は身体に雷を纒い、ステータスを上昇させ、更に剣にも雷を纒って、ゴーレムの身体を斬り裂く。
「キケン。」
ゴーレムに始めて、まともなダメージを与えることが出来た。
「う〜ん、ここまでやって、これだけのダメージしか通らないのか。」
俺の最大の攻撃力は、恐らく現時点のプレイヤーの中でも上位に入る筈だ。
その攻撃力を持ってしても、これしかダメージを受けないと言うことは、何か弱点があるんじゃないだろうか?
「ゴーレムの何処かに弱点があると思うんだが、どう思う?」
「口の中とか?」
ヴァンの返事を聞いてから、ゴーレムの口を確認する。
「ダメだな。アイツの口の中も岩っぽいぞ。」
試してみる価値はあるがな。
俺はシグレへと目配せし、シグレも直ぐに察して弓を構える。
「コレでも食べてなさい! 『シャワーアロー』!」
シグレは空へと向けて矢を放ち、大量の矢がゴーレムへと降り注ぐ。
ゴーレムは、上を見上げて口をポカンと開けており、太陽の光が眩しかったのか、左腕で目を覆う。
顔や肩、口の中にも矢が当たったが、全くダメージを受けている様子は無い。
「口の中も頑丈なのね。」
シグレは悔しそうに、ゴーレムを見つめる。
口もダメか。
後は何処も彼処も、岩のボディーだからな。
「ねぇ、クラウド。ゴーレムの目はどうかな?」
シャインは、ずっとゴーレムを観察し、口の中以外で狙えそうな場所は、目であると判断したのだ。
「目か。アリだな! シグレもう一度だ。」
さっきゴーレムが目を隠したのは、眩しかったからだと思ったが、もしかしたら、弱点を守ったのかも知れない!
「行くわよ! 『シャワーアロー』!」
シグレが、再び空へ向けて矢を放つ。
同じ様に、ゴーレムは左腕で目を覆うとするのだが。
「させないよ! 『ライトレーザー』!」
「足下がお留守だぜ! 『シールドアタック』!」
シャインが目を隠そうとする上半身を攻撃し、空に集中していたゴーレムの下半身を狙って、ヴァンのシールドアタックが炸裂する。
ゴーレムは反撃することなく、身を丸くして防御に徹する。
「ハイジョ、スル!」
ゴーレムが目の前に構えていた腕を下げた瞬間。
「前はちゃんと見ないとな! 『サンダースラッシュ』!」
「前方にご注意下さい! 『アイススラッシュ』!」
俺がゴーレムの右眼、スノウがゴーレムの左眼を魔剣技で斬り付ける。
その瞬間、巨大なエフェクトを発生させてゴーレムは消滅した。
プルクラが持久戦になると言ったのは、この弱点を知らなけば、持久戦は免れないからであった。
クラウド達は、初戦でゴーレムの弱点を発見し、撃破したが、ゴーレムの弱点を見つけても、鉄壁の守りを切り崩すのは至難の技であり、他のプレイヤーがこのやり方で倒せるとは限らない。
そして、クラウド達は知らないが、ネクストからバトルシティに向かった者達は、ゴーレムの姿に気付いたなら、近づく様な自殺行為は絶対にしない。
ゴーレムは、近付かなければ危険はないのである。
「ドロップしたぞ!」
俺の目線の先には、茶色いレンガ風の石が落ちており、拾い上げると『ゴーレムストーン』と記されていた。
「今日は運がいいみたいだな。こんなにドロップするなんて。」
運がいい時ほど、気をつけなければならないことがある。
俺は、そのことを身を以て理解することとなるのだった。
今回のおまけ
番匠;え〜、それでは、この時期恒例の「飲み会」が近付いて参りました。
空;そ、そうだね。どこで飲み会しようか?
日影;お洒落なところがいいよ!
大野;個室がいいよね?
番匠;あ〜、もう予約しちゃったよ?
空;え?
日影;どこにしたの?
大野;決めてくれたんだね。
番匠;焼き肉屋『辛次郎』だ!
空;あれ? ま、前にやらなかったですか?
日影;全然お洒落じゃない!
大野;で、でもお肉美味しかったよね。
日影;え〜、そう? お酒も安い酒って感じだし。
空;た、確かに、お酒を全部ジョッキで持ってこられた時は、驚いたよね。
日影;そうだよ! 烏龍茶もビールも梅酒もコーラも、何でもかんでもジョッキで出してくるじゃん!
大野;飲みきれないから勿体ないよね。
番匠;だが、あそこなら3,000円で、飲み放題食べ放題なんだぞ!
空;やっぱり安いよね。
日影;安いだけじゃん!
大野;お財布に優しいよね。送別会の飲み会終わって、数日後には歓迎会をやるから、出費が嵩むし。
番匠;だろぉ?
空;店を予約って、係長達にOKをもらってますか?
日影;もらってるに決まってるでしょ?
大野;もらってますよね番匠さん?
番匠;……しまった。勢いで予約しちゃった。
日影:はあっ!? だって出席の確認しないと、人数分からないでしょ!
番匠;全員参加で予約した。
大野;毎回参加されない方がいますよね?
空;か、確認しないと!?
番匠;やっべぇ〜。
番匠達は、係長への店の報告と、出席の有無を確かめる為に、走り出す。
大野;……私は、締めにケーキたーべよっと!
大野だけは、呑気にケーキのことだけを考えていたのだった。
作者;という訳で、今日は何の日? 肉の日ですね。
神;ちょっと待て!? 肉の日は、毎月29日じゃないか!
作者;そうだが?
神;2月9日は、何の日なんだよ!?
作者;知らん!
神;くっ!? なら、俺がみんなに教えよう! 今日は、『漫画の日』、『服の日』、福の日』、『風の日』だ!
作者;何で漫画の日なんだ?
神;手塚治虫の命日だからだよ!
作者;そ、そうだったのか!? 因みに小説の日は無いのか?
神;小説の日は知らんが、11月3日も、漫画の日だぞ!
作者;へ? 何でもう1日あるんだ?
神;手塚治虫の誕生日だからだ。
作者;成る程。誰か小説の日がいつなのか教えてくれ! ないなら、作ってくれ!
神;ミステリーの日はあるようだが、そうすると、ファンタジーの日やSFの日、ホラーの日も欲しくなるな。 っと、話を戻すが、飲み会を企画したなら、ちゃんと上司に報告して、了解を得てから人数確認の後に、予約してくれよな!




