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異世界好きの本気 ~俺はきっと異世界に行く~  作者: シラ猫
第三部:科学が開く異世界への扉

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閑話 暗躍する者たち

謎の組織の話です

 窓のない部屋。


 外の光が差し込むことのない室内は薄暗く、壁際に設置された複数のモニターだけが青白い光を放っていた。


 机の上には、何枚もの資料が置かれている。


 その中の一枚には、見慣れない波形が印刷されていた。


 一定の間隔で繰り返される、奇妙な信号。


 モニターの前に座る男は、その波形をじっと見つめていた。


 そこへ、一人の男が静かに入ってくる。


「例の信号に気付いた者がおります」


 モニターを見つめていた男が、ゆっくりと顔を上げた。


「なに? 本当か?」


「はい。不味い事にSNSで呟いていました」


「それはいかんな。その者を調べて誰かに監視させておけ」


「はい。分かりました」


 報告を終えた部下が一礼する。


 男は再びモニターへ視線を戻した。


 しばらく沈黙が続いた後、何かを思い出したように口を開く。


「そういえば、あやつも要注意人物がいると言っておったな。……これも監視させるか。全く難儀な事になってきたわい」


 男の口元に、わずかな笑みが浮かんだ。


 部屋には、機器のかすかな動作音だけが響いていた。


 モニターに映し出された波形は、今も一定の間隔で繰り返されている。


 まるで、何かを知らせようとしているかのように。

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