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オズ  作者: 紗パカルギ
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新崎霧②

あいだがすごく空きました・・でも読んで下さるとうれしいです!

「ごめんって拓人~」

そう言って新崎は先ほどからすごい怒りのオーラをはなっている海藤に向かって誤り続けている。

真はそんなふたりの後ろからひっそりとついていく。三人は今職員室に向かっている途中だった。

「さっきはちょっとやりすぎたけどさ~」

「鳥」

海藤はポツリと呟く。そして立ち止まり窓の外を見る。

真と新崎は二人とも「え?」と言って海藤と同じ方向を見る。

「あ、スズメ?」

真は思わず呟く。

「あ、さっきの子たちの仲間だ!拓斗もお礼言っ」

「焼き鳥にする」

「えぇ!?」

そう言った海藤の声のトーンはマジだった。

そしておもむろに手のひらから炎がボワリと出てきている。

「や、やめろよ!?拓斗!そんなことしたら」

「黒こげにしてやる」

「ちょ、待て待て!落ち着け」

「もちろんお前もな?」

「ひぃ!?」

新崎は固まっている。


やだ、この人めっさ怖い!!と真は内心で激しく思ったが口にはしなかった。


確かに新崎はいたずらにしてはやりすぎ?だったのかもしれないがまさか怒りの矛先が鳥たちに向けられるとは・・・・

そんなことを真が思っていると何故か新崎がこちらを見てきた。

え?なんでこっち見てるの?


「おっ、奥橋!ヘルプ!!」


「えぇ!?む、無理、です」


「お願い!頼む!」


うぅ、そんな子犬のような目で私を見ないでくれませんか?

ってか、そんな私はオズを持っていない(設定にしてる)のにどう対処しろと!?


真の答えを聞く暇もなく新崎は真の後ろに回りこんで肩に両手を置いてきた。


「え!?ちょ、」


「奥橋バリア~!」


「はいぃぃぃぃ!?」


この人精神年齢幼稚園児以下ですか!?と真は内心でツッコミながらも目の前を見る。

そこには殺のオーラを身にまとっている海藤が立っていた。


真は心臓が握りつぶされるかと思うほどの威圧感を感じた。

や、やばい。殺される。無意識にそう思った。


「おい」

「は、はい」

「そこ、後ろのやつ、渡せ」

「奥橋!見捨てないでくれ!」

「どけ」

「奥橋っ!」


なにこの状況!?イケメンに挟まれてこんなに恐怖になる経験したことないよ?いや、そもそもイケメンとこんな話したこともなかったけども。真は固まりながらそう思った。


「おい、もう一度だけ言う。そこをどけ」

「・・・・あ、えっと・・・・」


自然に真は手を横に広げてとりあえず新崎を守る。何か言おうと口を開くがパクパクと動くだけで何も言葉が思いつかない。

すると後ろに隠れていた新崎がくすっと笑って呟く。

「守ってくれてありがとう」

「へ?」


パチン!と新崎が指を鳴らす。すると何かどこからかドドドド・・・と迫ってきている音がする。

真は嫌な予感がした。なので新崎におそるおそる尋ねる。


「あ、あの、新崎君?この音は・・・・?」

「ん?まぁ、拓斗に対抗するための仲間たちを集めてきただけだ」

キラキラの笑顔でそんなことを言われる真。


あれ?冷や汗が止まらない。


そして海藤を見ると真と同じように少し額に汗のマークがついているように見えた。

どんどん近づいてくる不吉な音。

そして真は思わず「あ」と声を漏らす。

海藤のすぐ後ろに猫の大群が迫っていた。


海藤も真の声につられて後ろを振り向く。

見渡す限り猫、猫、猫。海藤はピシャリと動かなくなっている。

そんな海藤の周りを猫が取り囲んでいく。


「さて、今のうちに行こう!」

そう言って新崎は真の腕を掴み引っ張って走っていく。

「え、でも、海藤君は?」

「拓斗には大遅刻して怒られてもらおう!」

「えぇぇぇぇ!?」

まったく意味がわからなかったが真は新崎に引っ張られるままについて行く。


新崎霧。やっぱりイタズラが大好きなんだろうな、真は激しくそう感じた。



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