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詩集「黄昏に思う」  作者: 荊
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心、つながる、痛みも、つながる

今日も、世界のどこかで誰かが悲しんでいる。

その分、誰かが助けようとしている。


毎日、毎日。


人は心で繋がろうとしている。


僕にはできない。


とても怖いことだから。




2歳児のイヤイヤ期に悩まされている母親は、

家庭の諸々に理解のない夫から、

よくDVを受けている。


そんな会話が聞こえてきた。


喫茶店の隅のテーブルで、

若い女性が、相談にのっているようだ。




彼女は夫と別れるのだろうか。


きっと別れるのだろう。

僕はそう思うけど、


きっと別れないのだろう。




今日も、世界のどこかで家族が壊れ、

新しい形の家族が生まれる。


これは妄想。

でも現実に近いところに、きっとある。



相談された君は、

演技っぽい悲しい顔で、

彼女の話を聞いている。



君はただただ同意して、

そして共感して、

彼女の心を優しく撫でているのかな?




僕にはできない。

そう言う慰め方なのかもね。


すごいなぁ。


どうしてそんなに、

一緒に悲しんだり、

傷ついたり、

人に優しくできるんだろう。




君は愛を持ってるの?




僕は多分、もう持っていない。

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