表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
千刃花〜帝国特務戦闘部隊〜 小説版  作者: REN'sJackson
番外編 Achillei's Side Story 【See you again】
PR
49/880

第四十九話 See you again-6

リナリア

「ったく!!兄さんったら!

はぁ。

もう、やっつけたみたいだし

一旦、帰ろうか。」


アキレイ

「待て。リナリア。

生き残ってる人がいるかもしれない。」


リナリア

「兄さん。私達も探した。

でもだめだった。

いなかったの。」


アキレイ

「いいや。まだいるかもしれん。

まだ西と南を捜索してないだろ。探すぞ!!

リナリアは南を頼む。

俺は一人で探せるから

全隊連れていけ。」


リナリア

「ふぅ……

そうね。探しましょう!!」


リナリアは隊士たちを連れて

アキレイの指示通りに

南の捜索へと向かった。


アキレイ

「やるぞ。紅大蛇クレナイオロチ

八頭蛇(ハットウオロチ)天ノ鬼霊蛇(アマノギレイダ)!!』


アキレイはそう叫ぶと紅大蛇クレナイオロチ

地面にさしツカヒタイを当てて

目を閉じた。

すると刀身から赤い蛇が西側全体へと

一気に広がった。


アキレイ(心の声)

((違う………いない……

もっと……奥だ……

全て……ムシに喰われてしまったのか……))


八頭蛇(ハットウオロチ)天ノ鬼霊蛇(アマノギレイダ)の熱探知により

広範囲の探索を可能にしたアキレイは

更に更にと奥深くに探索範囲を広げた。


アキレイ(心の声)

((どこだ…………何!?

見つけた……かろうじて息はありそうだ……))


アキレイ

「行くぞ!!紅大蛇クレナイオロチ!!」


アキレイは爆炎の勢いを利用して

空中へ飛んだ。


アキレイ

「そこか!!」


そこは蛇の像をマツる教会跡地だった。

ムシムシバまれた教会は

ほぼ跡形もなく、鉄で作られていたであろう蛇の像も

形を保ってはいなかった。

アキレイは着地すると教会跡地に駆け込んだ。


アキレイ

「はぁ……はぁ……生きてるか!!!

助けに来たぞ!!!!!

返事は出来るか!!!!」


八頭蛇(ハットウオロチ)天ノ鬼霊蛇(アマノギレイダ)で探知した場所へ

まっすぐ歩いていった。

そこは蛇の像があるヒツギの中だった。

アキレイはフタを開けると

中には少年が入っていた。


アキレイ

「大丈夫か!!!」


少年はまだ幼く

小刻みに震えながらアキレイを見た

その身体にはびっしりと

ムシが張り付いていた。



挿絵(By みてみん)



アキレイ

「待っていろ!!

少し熱いがそのムシを殺してやる!!」


アキレイは炎を指に灯すと

ゆっくりと丁寧に焼き払った。


アキレイ

「これ……は………」





少年の左腕と左足はもう無かった。





アキレイ(心の声)

((何故……声も……上げない……

痛みを……感じないのか!!))


アキレイ

「痛くないのか?」


アキレイ(心の声)

((そんなはずがない……))


少年はアキレイを見つめたまま動かなかった。


アキレイ

「今、照刃ショウハで治療してやるからな。」

照刃ショウハ四十四(シジュウシ)治癒音波(チユオンハ) 四汽連祷(•シキレントウ)


アキレイは指でピアノを奏でる様に指を動かすと

その一本一本から優しい波動が少年を包んだ。

空気が振動し、優しい音色が奏でられる。


アキレイ

『組曲 波穂(ハルト)

『組曲 蒼天滴(ソウテンキ)

『組曲 翠風光(リヒト)

『組曲 楓葉舞(カハーブ)


照刃ショウハ四十四(シジュウシ)治癒音波(チユオンハ) 四汽連祷(•シキレントウ)

照刃ショウハ刃術ジンジュツの中でも

珍しく四つの詠唱が必要な照刃ショウハである。

指の動きを少しでも間違えると組曲は失敗し

完全な治癒効果は見込めない。

更に時間を要し複雑な照刃ショウハの為

照刃ショウハの中でも滅多に使われない刃術ジンジュツである。

アキレイは少年を助けたい一心で

自身が使える最大 照刃ショウハを発動した。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ