第十九話 マーベラス突入作戦 中編-7
ーー四分隊サイドーー
キキョウ
「全体止まれ!
KARE8を確認
身をかがめて機を伺う」
KARE8
「ギギギギッギギギギッ」
キキョウ
「ざっと20機………四分隊!!
土灼水複合刃術構え!!」
『滅刃の二十•土竜熔岩』
キキョウ
「撃てぇえ!!!
撃ち方やめ!!!
四分隊!!二重詠唱 刃術構え!!」
『滅刃三十八•水鮫咬牙』
土灼水複合刃術とは
熔岩したたる炎熱系刃術と
水流系刃術の
二重詠唱をするという意味である。
キキョウはここで言葉にすることにより
急造の分隊への攻撃指示を出したのである。
キキョウ
「さすが八刃花隊隊士がいると
こんなにも簡単に複合刃術を
合わせてくれるなんて。
使える刃術が多いと
勘も鋭いですわ!!四分隊!!
KARE8の半分は
熔岩で固まって動かない!!
そしてその影響で壁も出来た!!
今のうちに負傷者は照刃で
治療!!残りはもう半分をたおっーー」
KARE8
「ギギギギッギギガーーー!」
キキョウ
「グッッ!!!何!?
足をやられたか……くっ!!四分隊!!!
爆炎複合刃術構え!!」
『滅刃二十四•熱鱗粉』
キキョウ
「放てぇえ!!!!!
続いて二重詠唱 刃術構え!!」
『滅刃三十五•火竜激賊!!!!』
「伏せなさい!!!!」
四分隊全員が放った無数の小さな赤い蝶が舞うところに
燃え上がるトカゲの形をした火炎が触れた瞬間
大爆発が起きた。
キキョウ
「やった??!!!」
KARE8
「ギギギギッギギギギッ!!」
キキョウ
「嘘でしょ………
たった20機もまともに倒せないなんて。
対鞘花戦闘魔進は硬すぎる!!
ただの戦闘魔進よりも
遥かに強い……
これが……KARE8...」
KARE8
「ギギギギッギギガーーー!!!」
キキョウ
「KARE8の様子がおかしい………」
KARE8
「ギッガガガギッガガガギ」
キキョウ
「目が赤く……まさか!!!自爆!?
四分隊!!各々の最大防御 刃術構え!」
KARE8
「キーーーーッ」
キキョウ
『剋刃三十九•照盾楼壁』
キキョウ
「ァァア!!」
とてつもない爆発が起き
辺り一帯が焼け野原と化してしまった。
女は自身最大の
剋刃刃術をもって身を守ったが
他の隊士を庇ったせいで
ダメージを負ってしまった。
キキョウ
「……うっ……四…分…隊……
大丈夫です……か?
照刃でみんなを……
治療しな、キャ……どうし……たの…?
しず……か……まさ、か……
ばく……はつ、で……耳が……きこえ……
身体も……動かな、い……
……え?」
視界が霞んでいるのは
土煙かそれとも爆発の影響か
耳が聞こえないのは
どの傷のせいか。
女は極限の状態の中
目の端で、影をとらえた。
キキョウ
「隊…長………」
サフィニア
「やっほー。
殺しにきたよ。」
千刃花〜帝国特務戦闘部隊〜
移動要塞マーベラス
突入作戦 中編 (完)




