103/880
第百三話 Part Ⅳ 薔薇に散りけり都の祈り-9
ーースイセサイドーー
スイセ
「なによ!!!これ!!」
その隙を見てガーベラは
走り出した。
スイセ
「ちょっ!!逃がさないわよぉお!!」
ーーダンデライサイドーー
ダンデライ
「この揺れ!!」
ダンデライは隊士達のいる部屋に
戻ろうと走ったが扉は開かなかった。
ダンデライ
「閉じ込められた???」
ーーレンゲイサイドーー
レンゲイ
「叫び声の正体はこの声でしたか………
おびき寄せる為に……やってたんですね!!」
各神殿に同時刻
何千もの魚人亡者が出現した。
魚人亡者
「フヴァァア!!!」
レンゲイ
「ここは祖先の霊を祀る神殿なのに
鞘は何を考えてるんでしょうか!!」
そういうと
レンゲイは自身の胸に手を当てて
口上を唱えた。
辺り一面には暖かな風と光が満ちて
海藻や花が生い茂りはじめたー
レンゲイ
『『天輪 •波濤
恵の鉤爪
芽吹 •花咲
枯り落つ 贄木
巡れ 生命よ 深淵に染まれ!!
『『散桜突刃•桜雌鹿』』
桜色の美しい刀身が
スッと輝き刃を
魚人亡者に向けた。
レンゲイ
『針葉蹂躙』
桜雌鹿から
無数の針の葉が飛び出し次々と魚人亡者を
貫いていった。
レンゲイ
「数が多いです……ね!」




