第百四話 Part Ⅳ 薔薇に散りけり都の祈り-10
ーーダンデライサイドーー
ダンデライは壁際に追い込まれていた。
ダンデライ
『滅刃の一 •刀』
『滅刃の八 •爆連綴』
『形状変化……解放』
『鮮烈爆連………鎧無』
形状変化させた刃術の刀は
背丈の高いダンデライよりも長い|
長刀へと変化していた。
その刀身は沸々と赤く
マグマが煮え 滾るように煙が上がっていた。
ダンデライ
「臓物共に爆ぜるがいい」
『滅刃二十•土竜熔岩』
『鎧無•壱の型• 剥取臓子』
ダンデライは魚人亡者を
その長刀で五体の腹を一気に貫くと
その周辺にいた魚人亡者も
伝染するように内側から次々と爆破していった。
ーートギリサイドーー
魚人亡者は全て生き絶えていた。
トギリ
「メンドクセェ。
おい。充分、示したろ。
なんか知らねーけど
この短剣もらってくぜ。」
謎の声
((貴様……どっちだ。))
トギリ
「どっちだと?」
ーーレンゲイサイドーー
レンゲイも同じく全て片付けていた。
辺りには無数の魚人亡者の残骸が残っている。
レンゲイ
「このままだとこの神殿が穢れますね。」
『花棺• 大草!!』
巨大な花を召喚すると
魚人亡者の残骸を綺麗残らず
吸い取ってしまった。
レンゲイ
「祖先の魂にとんだ無礼を。
安心して下さい。
花棺 の一つ 大草は
血肉鉄を好む食虫植物です。
時間をゆっくりとかけて養分として吸収した後は
ここの新たな守護にもなってくれるでしょう。
魚人亡者という亡者に頼らなくても
大丈夫ですよ。」
そう言ってレンゲイは深々と頭を下げると
内ポケットから種を取り出し
墓標に向かってバラまいた。
レンゲイ
「芽吹け 桜雌鹿」
レンゲイはそういった瞬間
その種は鮮やかな色の花を無数に咲かせた。
レンゲイ
「示せましたかね。」




