第百話 Part Ⅳ 薔薇に散りけり都の祈り-6
ーー同時刻スイセサイドーー
ここは海底都市の北に位置する
【参神殿】
スイセ
「ギリちゃーん!
何よここ!!!」
トギリ
「知らねーよ。
急に飛ばされたと思ったら
ご立派な神殿が目の前にあったんだからよ。
部下とも はぐれちまったし
なんなんだこのダンジョン」
トギリとスイセは
どの神殿よりも豪華絢爛な
神殿の大きな扉の前にいた。
スイセ
「えーっとなになに?
参……神殿??
参るの?ねぇ?あたしたち今から参るの?」
トギリ
「鞘の意思だろ?
入るしかねーだろ。」
スイセ
「おっかなーい!!
ギリちゃん!あたしを守ってねん!」
トギリ
「どのガタイって言ってんだ。」
スイセ
「もうー!!つれないわね!!」
トギリ
「入るぞ。」
スイセ
「はぁぁい!!って。
開かないじゃナイー!!!」
スイセが扉に手をかけるも
扉はビクともしなかった。
スイセ
「ギリちゃん!重くて開かなーい!!
あ、け、て!!」
トギリ
「メンドクセェな。
ほら、どけよ。」
トギリが扉に触れると
スッと通り抜けてしまった。
スイセ
「えーー!!!!
嘘でしょ???
えーー!!
オカマはダメなの??
立ち入り禁止なの!!??
んなバカな!!!!
あたしもスッと入れるのよね?」
スイセは普通に歩くように
扉をすりぬけようとした。
スイセ
「イッタぁあ!!!
思いっきりぶつかったじゃない!!!
え?どういうこと!???
あたしは入れないの!?
ちょっと!!!!!!!!!!
あたし負けないんだからぁ!!!」
スイセは腰を沈めて
深く息を吐くと
拳を思いっきり扉に叩きつけた。
スイセ
「オンドリヤァ!!」
豪快な音と共に扉が破壊された。
スイセ
「もう!口ほどにも無いんだから!!
ギリちゃーん!!お待たせぇ
なんかねぇ、勝手に扉が開いたのぉ!!
ギリちゃーん!!
あれ?ギリちゃん?」
そこにはトギリの姿はなかった。




