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現実にダンジョンが出現しました  作者: 東雲 夜卜
第1章 最強探索者達、配信者を助ける。
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第1章 最強探索者達、配信者を助ける。7話

今週も2回投稿します。

(秋雨視点)


 雪華さんの指示があるまで依頼をこなしていた3人は奈落階層のなかでもより深い位置まで来ていた。


「歌姫の雫、天使の薬品、龍王の眼、狂気のカケラ、煉獄の心臓、奈落草……これで全部ですか?」


「うんそうだね。それで全部集まったよ」


「なかなかに面倒臭い品物達ばかりでしたね」


 依頼されていた品物はデバフや倒し方によって取れる物ばかりで普通に倒すと手に入らない。

 品物をアイテムボックスにしまっている時に秋雨の電話がなる。


「さてと……どうすればいい雪華さん」


『秋雨は配信先で配信者の子を誘導してあげて、最初は多分怪しまれると思うから、緊急事態宣言きんきゅうじたいせんげんしてでも信頼を獲得して』


「分かった」


 別端末でその配信者の配信先を検索し、配信を見るとランダム転移した瞬間を確認する。


『夜桜さんと九重は秋雨が動けるまで待機』


 姐さんと九重にも指示をしてる所を見ながら配信者を安全な所まで移動するように指示をする。


「君が見てる視点だと何処まで把握出来てるのかな?」


『……今回のは5割です。最善策が狂う可能性の方が高いですね』


 最善策と言いつつも不安そうな声色を聞き、より一層気を引き締め救助に当たるよう心掛ける。


「半分で可能性あり、ね。全力を尽くすよ」


「気をつけますね」


 雪華さんとの通話を終え、配信先を覗いていると一般人で探索者の本を持っている人のおかげで配信者を安全な所まで誘導ができたようだ。


「一般人くんのお陰で一旦安全な場所まで移動出来た。さてそこが奈落の何処かを把握するにはどうするべきか」


「見せて」


 姐さんに言われて、画面を見せる。


「奈落の100ぐらいの階層の魔力量に似ているね」


「画面越しでも魔力量はかれるんですか?姉様」


「探索者専用配信アプリと探索者専用配信機材だならなせる技かな。ダンジョンから取れた素材を使った機材のおかげで魔力量を測る事が出来、それを専用の配信アプリを使うことによって映し出せる……まぁ無理やりだけどね。」


「そうなんですね。」


「100階層の魔力量に似てるならそこら辺へ跳ぶか?でもそんなに簡単に得られる情報なら雪華さんにそこへ跳ぶように指定されてるだろうし」


 姐さんが見た魔力量ならそこに跳べば1番良いだろうが、そんなに簡単なら雪華さんに言われた指示が意味をなさ無くなってしまうから100階層辺りではないのだろうと考えられる。


「まぁ考えても無駄に近いか」


「さて、助けるためにも探索者としてこの一般人くんの援護しますかね」


 この配信者くんを助けるために真実を述べていた一般人の援護としてのアドバイスを打ち込むが、如何せん探索者かどうかを怪しまれてしまった。


「こんな極限状態だと何が真実か判断できない、か。流石に」


 配信先でコメントを打ち込んでいたら、他のコメントから本当に探索者なのか?と疑問を言われ、配信者にも疑惑を持たれてしまった。


「こうなることが予想できたから、緊急事態宣言をしてでも……ね。なら手っ取り早い方法を使いますか」


「2人とも、今から緊急事態宣言を執行します。その際に2人の情報も開示を聞かれると思いますが許可してくれますよね?」


 緊急事態宣言を音声からコメントですると情報開示がされ、探索者情報がコメントに流れる仕組みとなっている。ただし、これは探索者専用配信アプリだからできる芸当でありゴールド以上じゃないと出来ない使用である。


「いいぞそれで信用を勝ち取れるなら許可をする」


「私も許可します」


「ありがとう、緊急事態宣言を執行します!!」

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