第1章 最強探索者達、配信者を助ける。5話
今週と来週は二回投稿の予定でいます。
(雪華視点)
奈落階層にて真剣な表情をしている男、柳と目を瞑っている女、雪華の二人がいた。
目を瞑っていた雪華は目を開き、柳を見る。
「分岐点が動いた……柳、動くよ」
「了解です雪華さん」
分岐点が動いたのを確認し、既に配置できてる人達をより良い最善策の為に動いてもらうため順番に指示をしていく。
雪華は秋雨に連絡を入れ、柳は探索協会に連絡をしていく。
「……秋雨」
『どうすればいい雪華さん』
「秋雨は配信先で配信者の子を誘導してあげて、最初は多分怪しまれると思うから、緊急事態宣言してでも信頼を獲得して」
『分かった』
「夜桜さんと九重は秋雨が動けるまで待機」
『君が見てる視点だと何処まで把握出来てるのかな?』
「……今回のは5割です。最善策が狂う可能性の方が高いですね」
『半分で可能性ありね。全力を尽くすよ』
『気をつけますね』
秋雨達との会話を終えると柳の方を向く、すると柳も何処かに通信を終えたらしくこちらを向く。
「雪華さん、探索協会には連絡を入れました。時が来るまで待機をという事も伝えました」
「ありがとう。奈落にランダム転移するまでは分かったが、それがどの場所なのかはまだ把握出来てないのが難点だね」
分岐点の1つを見る事が出来るスキルだが数分の映像を除くことが出来るという感じなのであまり背景を見る事が出来ず何処の場所かまでは把握できないのが難点なスキルである。
「何時でも対応出来るように予定が空いてるブラック探索者とダイヤモンド探索者に連絡を入れるそうです。」
少し暗い雰囲気の雪華を見ながら柳は探索協会からの回答を伝える。
「秋雨さん達がいたのは運が良かった。ただもう少し贅沢を言うならば、【戦華】さんと【睡蓮】さんあと、【八雲】さんにも来て欲しかったですが、この3人は今、海外遠征に出て日本に居ない。」
「それでも戦力は充分にあると思いますが?」
「充分ではだめだよ、狂いが生じた場合、最善策を再構築しないといけなくなり助ける事が困難になってしまう。」
最善策の狂いが生じるのはよくある事だ。だから狂いが生じた時に過剰なぐらいが1番いいが、今回はそれが出来そうにない。
「だから過剰であっても戦力は多い方がいい。でもないなら仕方ない、今ある戦力でより良い結果を導き出すだけ。」
今見えた分岐点を確認しながら、次の行動の最善策を導き出しながら雪華は考え、行動を開始する。




