第1章 最強探索者達、配信者を助ける。24話
(夜桜視点)
要救助者が白鷺の手によって前線から撤退したのを見届けるとその場にいた探索者達は周りの被害を気にせず討伐を開始する。
「……武器生成"王殺しの神剣"」
夜桜が固有スキルで王と関す者の特攻の神剣を作り上げる。
「付与魔法 対象指定《王殺しの神剣》 "攻撃力up" "切断率up" "加速up" "敵防御力down"」
巨人殺しの神剣に九重が付与魔法で能力を付与させる。
これにより切られた相手は硬い装甲をしてる巨王の防御力をdownさせて、切断率が上がると切れやすくなり、武器を使用していると加速が上がり、攻撃力も上がるようになる。
だが、付与魔法を使用していると巨王は待っていてはくれず巨王は巨大な魔法陣を展開する。
全てを焼き払う為の広範囲の魔法、黒炎の厄災を発動しようとしていた。
「させるかよ!!」
秋雨がアイテムボックスから破壊の銃撃砲を取り出す。この武器は夜桜が作り出した北海道ダンジョンから取れる奈落階層の武器と同じものだ。
「精密射撃!狙いは魔法陣"破壊一撃"!!壊れろ」
破壊の銃撃砲によって魔法陣は1部破壊され、上手く魔法が発動せず暴発する。
暴発によって巨王にダメージが入るが周りにも黒炎が飛び散る。
爆風が収まるとケロイドだらけの見た目になっている巨王を見ながら夜桜は神剣を振り下ろす。
だが、手ごたえがなく怪しむ。
「…………切った感触がない。」
確かに切り裂いたはずなのに切った感触が無い、だが目の前にいる敵は死体になっている。死体からは血が流れ出しているのを確認出来るため死んだフリをしてる訳ではなさそうだ。
辺りを見渡していると通信機が鳴り響く。
相手はこの答えを持ち合わせていそうな雪華だった。
「雪華……これは」
『どうやらこの特殊個体、魂を本体から切り離すことが出来るようです。いま、また分岐点が動き始めました。魂の方が彼の元に向かっています。』
「なるほど……ならあの子が危ないままか……九重」
「はい姉様」
「印は誰に付いている」
「白鷺に付いていますよ」
「ならここにいる全員を白鷺の所に跳ばしてくれ」
「了解しました。記録転移 対象指定"白鷺" 転移魔法陣展開」
「ここにいる全員魔法陣の上に移動して」
「「「はい!(了解です)」」」
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(アル視点)
止まっているように感じる視界を見ること数十秒、白鷺さんから声を掛けられる。
「よし、ここまで来れば大丈夫だな」
「ふっうぇ?え、え、え?」
「俺の固有スキルで一気に前線から離れたからかなりの距離が開いたからな」
「はわ、えっ。まっマジっすか」
辺りを見回すとさっきまでいた場所とは別の場所だとわかる。
「すげぇ……。あ、そういえば配信カメラは」
追従モードがあったとしても流石にスキルには追いつかないかぁと思っていると白鷺さんの後ろにカメラを見つける
「あっ、あった!白鷺さんに運ばれていても追従しているんですね」
カメラに手を伸ばそうとすると白鷺さんからストップが入る。
「はぁ?なんで着いてこれてるだ、俺の固有スキルは誰にも追いつけない脚力だぞ……どうなってる」
「え……でもこのカメラ追従性能あります、よ?」
「例え、ダンジョンから取れる素材だとしても固有スキルには敵わないはずだぞ」
カメラから離れるように少しずつ後ろに下がる。
「ギュイーン……gagaga、ガコン。ピィーピィー」
様子を伺っているといきなり謎の音が聴こえ出す。
「……下がれ」
白鷺さんの言葉を聞き後ろに下がった時。
「………………ミィーツケタ」
カメラ?らしきものから謎の衝撃波が起こり後ろにふきとばさへてしまう2人。
「ウグッ……ガハッ。」
謎の衝撃によって白鷺が吹き飛ばされ後ろの木に叩きつけられる。
「白鷺さん!!」
吹き飛ばされた方向みて駆け寄ると。
「はぁ……はぁ、後ろ!!」
辛うじて聞き取れた白鷺さんの言葉で後ろを振り向く。
振り向いた先に見えたのは撮影用ドローンからどす黒いヘドロのような液体が溢れ出て、先程見た姿の形状を液体にしたような物がいた。
それを認識した瞬間、死を予感した。
目を逸らすことを許さずその物の攻撃を逐一見逃す事は出来ず振り下ろされる大きな鎌のような物で死を宣告されてるかのように振り下ろされる。
これが来る痛みに恐怖で目を瞑ると来たのは痛みではなくまたあの声だった。
―――能力 殺意ある攻撃の無効化を発動。
―――攻撃を無効化します。
―――無意識下でスキルの発動を確認、パッシブスキルに登録をします。
―――発動の切り替えはステータスから行えます。
「パッシブスキル?」
目を開けると盾のような透明な何かによって攻撃を跳ね返している光景だった。
「ーッ!?あれはもしかして……固有スキルの覚醒か。アル!!」
白鷺さんに呼ばれて振り向くと。
「それは固有スキルが覚醒すると覚える能力だ!固有スキルの名前と能力を言うと効力が上がる!!スキルを使え。」
「ど、ど、どうやって???」
「えっとさっき聴こえた声のやつを言えばいいのか?」
先程聴こえてきた声を口で言う。
「む、無効化"殺意なる攻撃の無効化"!!」
スキル使用により透明だった盾が金色の盾となり、目に見えるように可視化される。するとアルと白鷺を包むように光の半円が現われて、魂を狩りし巨王からの無限に続く攻撃から護られる。
意味を発しているか分からない言葉を叫んでいる巨王をみながらどうするかを考えていると、アル達の足元に魔法陣が現れる。
「え?え!?今度は何??」
「こ……これは、九重のスキルか」
するとそこかろ現れたのは夜桜達、救助隊だった。
「これはなんだ?」
「夜桜さん、それはこの子の覚醒スキルです。土壇場でどうやらスキルが覚醒したようです。」
「確か、状態異常・精神異常を無効化するスキルだったか?。潜りたては熟練度が上がりやすいといわれている状態で、奈落階層で生き延びたことによって熟練度が一定数あげたのか。」
「ならここが1番安全か。アルくん、君はここで待機してなさい。この死に損ないは私達が対応する。」
各人が武器を構えて目の前の敵を見据える。
「これで終わりだよ。」




