第1章 最強探索者達、配信者を助ける。19話
奈落90階層
(夜桜視点)
「雪華の予知は怖いね」
「分岐点の1つですけどね」
「準備が出来次第開始だそうだ」
奈落90階層のボス部屋の前で夜桜達は喋っていた。
緊張した様子は無くゆったりとした雰囲気で開始の合図を待っている3人。
「……開始」
「了解」
開始の合図と共に3人はボス部屋に入る。
部屋で待っていたのは冥神と呼ばれるフロアボスが居た。
「ここのボスはほぼ無効化よりの物理耐性を持っていましたね……私がやりましょうか?」
九重が杖を構えて夜桜を見る。
「いや、もう終わったから大丈夫」
左手が鞘を添えられている姿をしている夜桜が答える。
「あぁ……終わったんですか、姐さんにかかれば物理耐性なんて意味のなさい物になるか。」
【特殊エリアの条件を達成しました】
【特殊エリアの入場を許可します】
【エラー】
【他の条件が達成されてないため許可できませんでした】
【達成率01/09】
ブラック探索者であっても夜桜の剣戟を見切れる者は極わずかしかおらず、夜桜の弟子が剣をしまう音を聞き取れる程、夜桜の剣戟は見えないし聞こえない。
そんな剣戟で倒されたことを認識していない冥神は夜桜達に攻撃をしようと動くが、冥神から夜桜達を見る視界がズレる。自分が崩れ落ちる事に理解ができぬまま、冥神は消滅する。
「哀れですね。己がまだ倒されてることに認識出来てないとは」
「まぁ、姐さんの攻撃を認識出来るやつなんてそういねえだろ」
「スキルを使いながらなら認識出来るやつはいるぞ」
「それは会長さんだろ。スキル無しで完璧に見切れるのは戦華と睡蓮で、納刀する音だけだと姐さんの弟子の八雲だけ」
「結構長い付き合いになる俺達でも認識する事は難しい」
【他エリアでの条件達成を確認しました】
【特殊エリアへの入場を許可します】
【特殊エリアに入場しますか?】
【"はい"または"いいえ"を選択してください】
「どうやら他が終わったようですよ。姉様」
「じゃあ行こうか」
【"はい"の選択を確認しました】
【特殊エリアに入場する事を許可します】
【こちらの扉から入場してください】
「探索協会からの連絡を確認した、要救助者がいる近くに何かの気配を感知したそうだ」
「狙ってるね……周りにいるモンスターは他に任せばいい。速攻で向かおう、邪魔なものは私が切り捨てる」
「「了解」」




