第1章 最強探索者達、配信者を助ける。12話
奈落 20階層
(吹雪視点)
探索協会の戦闘開始の合図を確認すると吹雪達も戦闘を開始した。
「予定通りやるよ皆!」
「りょーかい!やってやるぜ」
「わかったわ、このふうちゃんにお・ま・か・せ♪」
「足を引っ張るなよお前ら」
20階層のボスモンスターは背中に火山を背負っているリクガメみたいな見た目をした巨大な亀。マグマトータスは火山を噴火させ、周りにマグマと隕石が飛び散り、口から高温度の火を噴いて攻撃をしてくる特徴のモンスター。
「くるぞ!吹雪!!」
「ええ、分かってる。凍えて眠りなさい死氷」
マグマトータスの背中の火山が噴火し、隕石とマグマが吹雪達を襲うが吹雪の固有スキル 死氷によって出来た氷の幕がその攻撃を防ぎ、周りに氷で覆われた隕石とマグマが散乱する。防がれた事を理解したマグマトータスは憤怒した。
「1度攻撃が防がれたぐらいでそんなに怒んなよ。次はこっちから行かしてもらうぜ!」
「雷鳴!!」
「おうよ!雷神"雷神の鉄槌"」
雷鳴と呼ばれた男性が持つハンマーに雷が付与される。それを振り上げハンマーから放たれる雷の攻撃はまるで雷神が鉄槌を下したが如くであった。マグマトータスに雷鳴が轟くと麻痺が付与され、電気が空中に漂う。
「雷が通りにくくても麻痺は付与できるだぜ?風斬!」
「そのおなまえは可愛くないのでふぅちゃんって次から呼んでよね……。"風舞う時"」
マグマトータスの周りに漂っていた電気を風でかき集めマグマトータスを球体上に包み込む。
風が覆う中でマグマトータスは攻撃をしようとするが麻痺のデバフで動けずに藻掻く。
「最後よ、五月雨ちゃん」
「ちゃん付すんじゃねぇー!せめてくん付しろ!」
「五月雨早く!」
「急かすな……"水龍"」
水の龍を出現させ、電気が舞う風に突撃させる。
すると相性魔法が発動する。水によって電気が通りやすくなり、風によって勢いが増す、そして周りにある死氷の氷によって水の龍は凍結する。
「雷鳴!!砕け!!!!」
雷鳴のハンマーによって氷の像と化したマグマトータスは砕け散り、巨大な図体は大小様々な氷の欠片になり、生命の活動を終える。
「よし!10分以内達成!」
「ギリギリですけどね」
「1人で倒し切るようにならないいけないわね」
「1人なて果てしない先だろが」
4人の目の前に電子のモニターが表示される。
【特殊エリアの条件を達成しました】
【特殊エリアの入場を許可します】
【特殊エリアに入場しますか?】
【"はい"または"いいえ"を選択してください】
「ここ以外も皆、終わってるみたいですね」
「ここが最後だったりな」
「ありえるわね、ここだけでしょブラック探索者がいないのは」
「雪華の姐さんの言う通りにしたらここだけダイヤモンド探索者なんだよな、なぜか」
「まぁ、頼られてるって事でいいんじゃない?"はい"と選択して次に行きましょうか」
【"はい"の選択を確認しました】
【特殊エリアに入場する事を許可します】
【こちらの扉から入場してください】
特殊エリアに入るための扉をくぐったら、目の前にいたのはブラック探索者の八重と時雨の2人だった
「やっと来た。」
「お疲れ様でした。」
「雪華からの追加の指示で4人は2人ずつに別れていただき、私達と行動してもらいます」
「吹雪と五月雨は時雨と行動し、雷鳴と風斬は私、八重と行動するよう、お願いします」
了解という言葉と共にパーティを編成し直す。
言われた通りに吹雪と五月雨は時雨とパーティを組み、雷鳴と風斬は八重とパーティを組んだ。
「私達はこのエリアのモンスターの殲滅が目的。救助は夜桜さん達と雪華達がやる」
「ここのモンスターをできるだけ排除し、救助者の元にモンスターを近づけさせないようにする。理解したね、じゃあ行動開始」
6人は二手に別れて別々の方向に向かって行った。




