第1章 最強探索者達、配信者を助ける。11話
各階層にて開始の合図を待っている時の各視点。
奈落10階層
(琥珀視点)
「……ここのボスは攻撃特化の狼型モンスター ウルフキングですか。」
ボス部屋前にて琥珀という名の男は開始時間になるその時を待っている。
特殊エリアに、入るために今現在呼べるブラック探索者達とダイヤモンド探索者達が奈落階層の各ボス部屋前に集結していた。
「雪華さんの言う通り奈落階層のボス部屋近くに居て良かったわそうじゃなきゃこんなに早くに集まれませんって……本当に予知系統のスキルは怖いですね。」
ブラック探索者の1人である雪華に各担当するボス部屋近くの階層に人数を割り振られていた。
「……配信で開始のタイミングを測るなって世の中便利になりましたね……お、90階層まで配置できましたか」
配信を見るとコメントで探索協会 公式が各員配置完了をしたのでこれより合図を出しますというアナウンスが入っていた。
「さて、頑張らせて頂きますよっと」
開始の合図と共に走り出し、ボス部屋に侵入するとボスである、ウルフキングがいた。
ウルフキングは琥珀を認識すると雄叫びを上げ、配下のモンスターを呼び出す。
「いくら配下を呼んでも僕には攻撃は入りませんよ……結晶防壁」
琥珀とウルフキング達との間に巨大な結晶の防壁が立ち塞がった。ウルフキング達は結晶を壊そうと攻撃するがビクともしない。
「この防壁は魔力を込めるほど防御力を増すんです。ですのであなた達の力では壊すことはできませんよ」
結晶の防壁を作るだけでこちらに攻撃してこないと思ったウルフキング達は私をみて嘲笑った。
「防壁を作るだけのスキルだと思いましたね……浅はかですよ。このスキルは魔力を込めれば込めるほど防御力が上昇します。そして、作る形は私自身で決められるんです、どんな形でも作り上げられますよ?」
手を上にあげ思い通りの形を形成し、ウルフキング達の上に作り上げた。それは傍から見たら防壁の作りをしていないなぜならその形は数多くの結晶の槍だったからだ。
「あなた達は攻撃特化のモンスター防御力は低い、僕の結晶防壁は変形自在の防御特化のスキル。どんな形であれ、最終的に僕が防壁だと認識すればそれは防壁なのです……」
微力な人間だとただの弱者だと嘲笑っていたウルフキング達は槍の存在に気づいた目の前にいるのは弱者ではなく自分たちより圧倒的に強い強者だと結晶の槍に貫かれ、今から死ぬ運命にあると。
ウルフキング達は結晶の防壁に映る自分たちの目には怯えて震える哀れな弱者が映り込む。
「お前達は強者ではなくただの弱者ではなくあると理解しない、僕を弱者だと思い嘲笑ったことを後悔しなさい。死んで詫びろ。」
「結晶防壁 "千華一槍"」
手を振り下ろし、1000をも超える槍がウルフキング達に突き刺さる。出来上がるのは半円状になるように交差する槍の山、それは槍を作られた防壁であるようにそこに存在している。
「戦闘終了っと。10分以内で終えられましたね」
目標の10分以内で戦闘を終了すると目の前に電子のモニターが表示される。
【特殊エリアの条件を達成しました】
【特殊エリアの入場を許可します】
【特殊エリアに入場しますか?】
【"はい"または"いいえ"を選択してください】
「……相変わらずこのモニターは不気味ですね、もちろん"はい"です」
【"はい"の選択を確認しました】
【特殊エリアに入場する事を許可します】
【こちらの扉から入場してください】
"はい"と選択すると目の前に扉が現れた。
その扉を越えると特殊エリアに入場することが出来る。この扉からでしか特殊エリアには入ることは出来ず。また特殊エリアをクリアしないと出ることも出来ない、一方通行な道への扉。
「入場したら近場にいる探索者と合流しますか……。メール……雪華さんからね。近くにいるのは白鷺とダイヤモンド探索者2人ですかこのふたりは白鷺の弟子の彼方さんと黄泉さんでしたね、この3人と合流するのが1番良い道ですか。相変わらずの力ですね」
雪華さんの言われた通りにこの3人と合流するのがいいのだろうと思い。
この3人を探した後に救助者の元へ向かう為、扉を越える。




