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現実にダンジョンが出現しました  作者: 東雲 夜卜
第1章 最強探索者達、配信者を助ける。
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第1章 最強探索者達、配信者を助ける。10話

 「利用規約に違反する行為をやろうとしてたりする?」


 『え?まずいんじゃない?』

 『やばいか?』

 『BANされちゃう?』


 『【先輩探索者】利用規約に違反する行為ではないし誰かに迷惑もかからない』

 『【先輩探索者】説明するより、やった方が早い。』


 『やります?』

 『ここでやれるの?』

 『まじで大丈夫なの』


 『【先輩探索者】音声入力を開始します』


 『?!?!!?』

 『コメントで音声入力できたのか』

 『そんな機能あったのか』


 「コメントで音声入力できるんだ……知らんかった」



 『ー緊急事態宣言を発令』



 ――――緊急事態宣言を承認します。



 『ー探索協会 探索者 秋雨の名において先輩探索者の探索者情報を開示する』



 ――――探索者情報の開示を承認します。



『たんさくしゃじょうほう???』

『探索者情報って個人情報では??』

『非常時以外行うなってそういう事』

『やばすぎw』



 ――――先輩探索者の探索者情報を掲示します。



 以下先輩探索者の情報になります。



 〇先輩探索者

 ブラック探索者 ランク6 男性 称号【秋雨(あきさめ)

 最高到達階層 奈落(攻略済み) 登録年数20年

 固有スキル 精密射撃

 過去に違反無し、救助経験あり、弟子複数名存在


 通常スキル多数あり

 1部スキルをピックアップします

 【状態異常無効化、精神異常無効化、鑑定、アイテムボックス、銃術、弓術、回復魔法】


 現在地 奈落最終階層

 パーティで行動してることを確認

 他パーティメンバーの情報を開示するか確認を要請



『ー他メンバーの情報を開示する事を承認する』



 ――――他パーティメンバーの情報を開示する事を承認しました。


 他パーティメンバーの情報を開示します。



 〇ブラック探索者 ランク6 女性 称号 【夜桜(よざくら)

 最高到達階層 奈落(攻略済み) 登録年数20年

 固有スキル 武器生成

 過去に違反無し、救助経験あり、弟子1人存在


 通常スキル多数あり

 1部スキルをピックアップします

【状態異常無効化、精神異常無効化、鑑定、アイテムボックス、オールマイティ、回復魔法、攻撃魔法】


 現在地 奈落最終階層

 パーティで行動してる事を確認


 〇ブラック探索者 ランク6 女性 称号 【九重(ここのえ)

 最高到達階層 奈落(攻略済み) 登録年数20年

 固有スキル 記録転移

 過去に違反無し、救助経験あり、弟子複数名存在


 通常スキル多数あり

 1部スキルをピックアップします

 【状態異常無効化、精神異常無効化、鑑定、アイテムボックス、無詠唱、回復魔法、攻撃魔法、支援魔法】


 現在地 奈落最終階層

 パーティで行動してる事を確認



 ――――以上。先輩探索者とパーティメンバーの情報開示を終了します。



『』

『』

『』

『』

『……まじか。』



「……え?」


 流れてきた情報に唖然とする。

 この先輩探索者が本当に探索者の方で、探索協会最高位の探索者であるブラック探索者であるという事実に……。


『【秋雨】音声入力を終了します』

『【秋雨】これで信用できたかな?信用出来なのならこちらの指示に従ってくれるとありがたいんだけど』

『【秋雨】情報開示をすると名前も変わってしまうのか…まぁいい』


『ぶ、ブラック探索者???』

『探索協会最高位の探索者と言われる?』

『初めて見たブラック探索者』

 

『【一般人】ほ、本当に』


『これ、かてる?』

『助かるの?』



「ブラック探索者……探索協会の最上位に位置している凄い実力の持ち主しかなる事が出来ないといわれている、……信じていいの?」



『【秋雨】信じていいよ。3人奈落にいるし何階層か分かれば九重の転移で飛べるから直ぐに救助しに行ける』

『【秋雨】それに奈落の上の階層にもブラック探索者とダイヤモンド探索者がいるからその人達も呼んだ』

『【秋雨】まず君がいる階層を調べようか』


『さっきのをすればいいんじゃないの?』

『でもさっきのってほぼ個人情報だぞあれ』

『個人情報出す勇気けっこういるんじゃね?』


『【秋雨】因みにさっきの開示はゴールド探索者以上じゃないと出来ないので周りの様子で階層を特定しないといけない』


『開示するにもあるんだ基準が』

『流石にか』

『全員が出来たら無法地帯か』



「やれたとしてもやる勇気ないかな…ッ!!またあのお、音が聞こえる何かにぶつかる音が」



『やばいやばい』

『どうしよう』

『なにか情報になるものないの』

『さがせさがせ』


『【秋雨】音が消えたら周りを少し見えるように動いて欲しいかな』

『【秋雨】上の階層にいる子達は奈落に行くよう指示した』

『【夜桜】ここでいいのかな?要救助者と連絡取れるところは』

『【秋雨】あってます。夜桜姐さん』


『新しい人きたぞ』

『お?』

『情報開示されてた人だ』

『よるさくらさん?』

『よざくらじゃね?』

『よるさくら?』

『姐さんよびか……良い!!』

『癖に刺さってる方1名』



「……ふぅ。音が遠ざかった少しだけ見てみるわ」



『気をつけてね』

『少しカメラを向けるだけでいいぞ』

『がんばれ!』

『大丈夫』


『【秋雨】姐さんの読み方はよざくらだね』

『【夜桜】この称号に関しては探索協会に苦情をしてね』

『【九重】協会が勝手にきめてます』

『【九重】センスはなしよりではある』


『草』

『草』

『草』

『協会が勝手に決めてるんだ』

『えぐっ』

『最後の3人目の人だ』


 アルくんが動き出したのか周りの風景の映像が流れ出す。

 周りを見てみるが、岩壁と木だけしか映らない……。


『お?』

『岩壁か?』

『岩壁と木々ばっかじゃね?』

『うーん』

『みてもわからん』

『なんか探さないと』

『左にカメラ向けて』



「……左?向けても何も無いよ木が沢山生えてるだけで」



『微かに水の音が聞こえる』

『水の音?』

『聞こえるか?』

『聞こえなくね?』

『幻聴』



「気のせいじゃないかな俺もきこえないぞ?」



『【夜桜】水の音が聞こえる子スキルで聞こえてる感じかなそれは』


『そうです。私の固有スキル猫の耳です』

『動物の猫と同じく人間には聞き取れない音も聞き取れます』

『猫の耳……名前安直やん』

『ステータスさん…』

『安直な名前おおいよな』

『もう少しかっこいい名前にして』


『【夜桜】その他になにか聞こえるかな?』

『【九重】コメント流れても見やすいように名前を設定できる?』


『出来ます。』

『【菖蒲(あやめ)】これで設定できてますか?』


『できてるよー!』

『できてる』

『これはあやめかな?それともしょうぶ?』


『【菖蒲】よみはあやめで合ってます。えっと、ゴールド探索者です名前は称号から取りました』

『【九重】菖蒲さんね』

『【菖蒲】水の音は結構遠いと思います。他の音は何かがどこかに当たる音でこれは一定の間隔があります』


『一定の間隔…』

『ここから絞れるのか?』

『きついな他にないのかな』



「スキルって凄いんだな…俺のは状態異常、精神異常無効化だからな」



『【夜桜】状態異常、精神異常無効化はかなり当たりのスキルだよ』

『【九重】そうですね。取得条件が結構きびしいよ』

『【秋雨】奈落階層はそれがないと生きていけない場所だ、君のスキルは凄いスキルだ』



「……へぇそうなんだ」


 戦闘で役に立つか微妙なスキルだなと思ってたけども今この場で生きることが出来ているのはこのスキルのおかげだったようだ。


『【菖蒲】あとはそうですねモンスターの声が微かにですかね』

『【秋雨】……。』

『【秋雨】それってもしかして木にぶつかる音だったりする?』

『【菖蒲】えっと…少し待ってください聞き取って見ます』



「こっちの音量上げてみようか?設定から出来るはずこのカメラの性能の1つなんだよねこれ…こんな感じで役に立つとは」



『高性能カメラくん…すげぇ』

『PRしててよかった』

『してなかったら詰んでたか?』

『案件持ってきた企業を褒めるのか責めるのか微妙やな』

『まぁ案件がなければこんな事にはならなかったかな?』

『でもランダム転移に遭遇したのが不運だな』

『ランダム転移は本当にランダムな場所にあるからね』

『そしてランダムな所に転移する』


『【九重】ランダム転移の中に奈落に転移するのは未発見ですがね』

『【夜桜】登録して20年探索者としているけども聞いた事ないし、見たことない』

『【秋雨】姐さんが遭遇した事ないなら本当にないんだなきっと』

『【秋雨】姐さんは古参も古参、最古参と呼ばれる人だし』


『最古参?』

『最古参ってなんだ?』


『【秋雨】探索協会が出来たのは20年前だけど、まだ制度曖昧な時に個人で潜ってる人いたんだよ。その人たちの事を最古参って言ってる。』

『【九重】個人で潜る事は死んだとしても自己責任』

『【九重】探索協会が出来てからは自分の身に危険が迫ってきたらSOSを出せる仕組みになってるからまだいいけど最古参の人達は基本ソロで潜ってたから危険が迫ってもSOSを送る事が出来ない』


『危険すぎでは??』

『え?協会ができる前から潜ってる人いたの?』

『夜桜さんではなくて様だなこれは』

『夜桜様!!』

『夜桜様!!』


『【夜桜】良きにはからえ(こう言えばいいって聞いた)』

『【秋雨】(誰から聞きましたか???)』

『【夜桜】(白鷺)』

『【九重】(シラサギコロチュ)』


『草』

『草』

『草』

『[悲報]白鷺殺害宣言される』

『草』



「ふふっ。コメントでコントやめてねでも少し気が楽になったありがと」



『よかった』

『油断しないでね』

『緊張すぎも良くないよ』

『リラックスしよ』


『【菖蒲】聞き取れました。重たい物が木にぶつかる音です』

『【秋雨】うわぁ最悪、特殊エリアだそれ』

『【夜桜】あそこか』

『【九重】転移では飛べませんねこれは』


『特殊エリア?』

『転移できないの…やばくね???』

『特殊エリアってランダム転移の対象なんだ』

『ランダム転移で跳べる報告は聞いたことないぞ』


『【探索協会 公式】本当に特殊エリアならば初確認です。対処出来るダイヤモンド探索者とブラック探索者全員に通達しました』



「!?た、探索協会公式?本当に」


 特殊エリアだという情報に驚いていると、コメントに探索協会公式と名乗るアカウントが登場した。


『こ、公式だー!!』

『捕まえろ!!』

『逃がすなー!!』

『囲め囲め!!』


『【秋雨】通達来ました。九重の転移で特殊エリアの1つ上の階層に飛びました』

『【秋雨】これから攻略しに行きます』

『【秋雨】特殊エリアは特殊ルートからでしか行けないし転移系統のスキルでは跳べない…はずなんだがランダム転移で跳べるのは初めて知った』

『【夜桜】人が持つスキルではないから跳べるとか?』

『【九重】姉様の意見に賛成します。私の固有スキル 転移は1度いった場所なら何処にでも跳べると鑑定結果で分かってますがただしがつくんです。』

『【九重】ただし、特殊エリアには跳べないと明記されてますので今から特殊ルートに向かいます』

『【夜桜】特殊な倒し方をしないといけないので時間が掛かるかもしれない』


『じ、時間かかるの???』

『やばいのか』

『ブラック探索者でも時間かかるのか』

『やばすぎ』

『奈落って所激ヤバなんでしょ』

『なんでだよ』


『【探索協会 公式】特殊エリアがある場所は』

『【探索協会 公式】奈落の100階層にあります』

『【探索協会 公式】ここに向かうには10階層ごとにいるボスモンスターを全員同時に開始し10分以内に倒さなければ行けません』

『【探索協会 公式】各階層にブラック探索者並びにダイヤモンド探索者を配置し、全員同時に開始し10分以内に倒す為に準備が要するのです』


『はぁ?』

『10分以内???』

『それも同時に開始して10分以内……』

『きつくねそれ』

『やばすぎ』

『なにその理不尽の極みは』

『エグすぎ』

『キモすぎる』



「無理ゲー過ぎるだろそれ…今どきのゲームでもそんな設定の鬼畜仕様ないぞそれ」



『【探索協会 公式】ですので予定が空いている者へ全員に招集をかけました』

『【探索協会 公式】各階層代表の方にここの配信先を共有し、私どもで開始時間を宣言します』

『【探索協会 公式】各階層の代表者は1度ここで発言をしとくようお願いします』


『【琥珀】了解した。ブラック探索者 ランク6の琥珀(こはく)というよろしく。奈落10階層を担当するものだ』

『【吹雪】こちら現着しました。ダイヤモンド探索者 ランク5の吹雪(ふぶき)です。ダイヤモンド探索者4名で奈落20階層を担当します』

『【白鷺】ブラック探索者 ランク6 白鷺(しらさぎ)。ダイヤモンド探索者2名と奈落30階層を担当する。よろしく』

『【白鷺】上のコントに関してはおれのせいではない』

『【九重】後でコロチュ』

『【白鷺】俺は悪くない』

『【八重】ブラック探索者 ランク6 八重(やえ)着きました。奈落40階層を担当します!』


『すげぇ…着々と報告がくる』

『全員くるのかここにブラック探索者達が』

『ダイヤモンド探索者も結構いるのか』

『やばすぎ』

『伝説の配信になるのかこれ』

『アーカイブは残らんだろなこれ』

『まぁ個人情報のってるしな』

『さすがに残らんか』



「残したいけども個人情報が載ってるから非公開かなこれは……」



『【夜桜】残したままでもいいぞ』

『【秋雨】個人情報だけ見えなくして残せるぞたしか』

『【探索協会 公式】個人情報だけ見えなくして残せますよ。今見えなくしときますね』

『【探索協会 公式】後、このアーカイブは公開したままで大丈夫です』


『見えなくできるんだ』

『今、遡ってみたら見えなくなってた』

『なんか黒いペンで塗りつぶしたような感じだった』

『▅▅▅▅こんな感じで塗りつぶされてたな』

『今から来る人はなんじゃこりゃ問題か』

『すげぇw』



「公開したままでいいんですか……?」



『【探索協会 公式】はい。過去にこんなことがあったとかの資料として探索者配信アプリに残しておきたいので』

『【時雨】奈落50階層到着。ブラック探索者 ランク6 時雨(しぐれ)

『【春夏】とうちゃーく!!ダイヤモンド探索者 ランク5春夏(しゅんか)です!!奈落60階層を師匠と担当します!師匠はブラック探索者です!!』

『【雪華】奈落70階層着いた。ブラック探索者 ランク6 雪華(せっか)とダイヤモンド探索者2人で担当します。より善い道は示されてます。』

『【金木犀】ブラック探索者 ランク6 金木犀(きんもくせい)、ブラック探索者 ランク6 銀木犀(ぎんもくせい)と共に奈落80階層を担当します。』

『【秋雨】奈落90階層は秋雨、夜桜、九重の3人が担当する。よろしく頼む』



「こんなに沢山のブラック探索者とダイヤモンド探索者の皆さんが参加するんですね……ありがとうございます」


 沢山の人達が自分の救助の為に尽くしてくれる事に涙が溢れてきて声を上げて泣きたくなったが、声を殺して泣く。


『アルくん……』

『泣かないで』

『涙は助けられてからにしな』

『まだだよ』

『助かるまでだよ』

『がんばれ』

『応援してるよ』


『【探索協会 公式】この作戦に参加してくれた方々に感謝致します。準備が完了した次第、開始を始めますが皆さん準備はよろしいですか?』






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